スパイス料理初心者にもハードルが低い!一肉一菜の【スパイス弁当】のコンセプトは素晴らしいと思いました。

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メディアですでに有名なスパイス料理研究家の「印度カリー子」さんは、”如何に人々の生活にスパイスを取り入れやすくするか”という視点で活動をしている人なので、非常に参考になるアイデアを発信してくれている専門家のひとりという感想を持っています。

以前、印度カリー子さんの著書である「スパイスのまほう」という書籍を購入したのですが、クミン・コリアンダー・スターアニス・ターメリック・ナツメグ・シナモンの6種のスパイスに絞り、且つ、原則”使うスパイスは1料理に一種”というルールで様々なおつまみレシピを紹介している内容を見て衝撃を受けました。

スパイスというと常に”足し算”の発想ですが、彼女の”引き算”的な発想には目から鱗でした。

今日は、その「印度カリー子」さんが新たに【スパイス弁当】というコンセプト打ち出していたことを知り、素晴らしい内容だと思ったので取り上げたいと思います。

焼くだけ和えるだけ!一肉一菜で簡単おいしい「スパイス弁当」とは

自分で作るにせよ外で買うにせよ、お弁当のおかずがマンネリ化して飽きてしまったことはありませんか? そんな時にお勧めしたいのがスパイス弁当。スパイス料理研究家・印度カリー子さんの『一肉一菜スパイス弁当 毎日食べたいおかずと、冷めてもおいしいカレー』には、さまざまなスパイスを使ったアイデア弁当のレシピが詰まっています。

本書で紹介されるおかずの多くは、スーパーやコンビニではなかなかお目にかかれないものばかり。新鮮味という点では申し分なしですが、作り方も意外と簡単で、スパイス類を含め手に入れやすい材料を使っているので、スパイス料理初心者でもハードルが低く感じられるでしょう。しかも、作りおきができて盛り付けも簡単なので時間の節約にもなるとか。そんなスパイス弁当の魅力を、レシピをピックアップしつつご紹介します!

 

スパイス弁当のいいところは?

冷めてもおいしい!
スパイスを複数使ったおかずは時間がたつと調和が生まれて熟成したようなおいしさに!小麦粉なしのスパイスカレーは冷めてもめちゃウマ♡

健康にいい!
食べる漢方ともいわれるスパイス。代謝が上がってダイエット&美容にも体調がイマイチな時にも◎。心も体も元気に!

抗菌・抗酸化作用で持ちがいい!
スパイスの殺菌効果で保存性がぐんとアップ。常夏のインドでもお弁当文化がありその効能の高さがわかります。

とっても簡単!
フライパンひとつで炒める、和えるだけのシンプルレシピが中心。複雑な作業がないから無理なく続けられる!

新しい味わいで楽しい!
いつもの食べ慣れたお弁当も新しい味や香りをプラスすることで味わいの満足度もアップ!

スパイス弁当を作る時のルール

 

一肉一菜が基本!
スパイス弁当は、たくさんのおかずを詰める必要はありません。
「1つのメインおかず(肉or魚介)」
「1つの副菜おかず(野菜or豆or卵)」を組み合わせれば十分。
本書では、スパイスカレー以外にも、職場や学校に持っていきやすいスパイスのおかずを充実させました。本当に満足できる2品に絞ることで、スパイス初心者でも挑戦しやすく、栄養バランスも考えやすくなります。

週末に作りおきする
新しい味にチャレンジしやすいよう、本書ではすべて「作りおき」を提案しています。時間のある週末や、食材が安いときなどにまとめて作って冷蔵・冷凍保存しておけば、平日の朝は楽ちん。いろいろ作っておけば、一肉一菜のバリエーションも豊富に! どれも身近な食材で、安心して保存できるおかずレシピなのでおうちごはんにも活用できます。

朝は詰めるだけ!
毎日お弁当が欠かせない私が編み出したのが「朝はおかずを詰めるだけ!」という方法。これを決めると肩の力が抜けて、余裕のない日でもお弁当づくりを続けることができています。忙しいけどおいしいものを食べたい人、スパイス料理が好きすぎて学校や職場にも持っていきたい人もこれならできそうな気がしませんか? おかずもたったの2品なので、詰めるのも簡単です。

冷蔵・冷凍保存のコツ
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ネパールの伝統的家庭料理を使った「鶏もも肉のスパイス和え弁当」

ネパールでは「チキンチョイラ(=辛いチキンの意)」という名の伝統的な家庭料理。クミンで炒めたブロッコリーとの組み合わせも抜群です。

 

【鶏もも肉のスパイス和え】

ごま油×スパイスで香りづけしたチキンは、毎日食べたい絶品おかず。“味が物足りないな”と思ったときは塩で調整して。

 材料(2人分)
鶏もも肉(一口大に切る)……250g
おろしにんにく……1かけ分
おろししょうが……1かけ分
ごま油……小さじ1
塩……小さじ1/2
<スパイス>
クミンパウダー……小さじ2
ターメリック……小さじ1/2
チリペッパー……小さじ1/4

 作り方 
① フライパンに鶏肉と塩を入れ中火で6分ほど炒める。(焦げ目をつけるように!)
② 残りの材料をすべて加え、よく混ぜ合わせる。(ごま油は香りづけとして入れる)

■保存と解凍について
お弁当には、凍ったまま盛りつけて自然解凍可。おうちごはんのときは、電子レンジで解凍する。

 

【ブロッコリーのクミン炒め】

クミンとバターの風味は子どもから大人まで好きな味。

 材料 
ブロッコリー(小房に分ける)……1株(200g)
バター……10g
塩……小さじ1/4
<スパイス>
クミンシード……小さじ1/2

 作り方 
① フライパンにバターをひいてクミンシードを弱火で熱する。
② クミンシードが泡立って浮いてきたらブロッコリーを加えて混ぜ合わせ、弱火でふたをして5分ほど蒸す。塩で味をととのえる。

スパイスの芳香漂う、本格的な「キーママタール弁当」

 

“キーマ”はひき肉、“マタール”はグリーンピースの意味。スパイスの芳香漂う、本格的なドライキーマをぜひお弁当でも堪能して。

 

【キーママタール】

玉ねぎをしっかり炒めることが、おいしさへの分かれ道。ホールスパイスとのダブル使いで、より奥深くリッチに変化。

 材料(4人分)
合いびき肉……300g
グリーンピース……50g
玉ねぎ(みじん切り)……1個
トマト(ざく切り)……1/2個
にんにく(みじん切り)……1かけ
しょうが(みじん切り)……1かけ
レモン汁……大さじ1
サラダ油……大さじ1
塩……小さじ1
<スパイス>
クミンパウダー……小さじ2
コリアンダー……小さじ2
ターメリック……小さじ1/2
チリペッパー ……小さじ1/2
ブラックペッパー……小さじ1/4
<ホールスパイス>(パウダーでも可)
カルダモン……5粒
シナモン……5cm

 作り方 
① フライパンにサラダ油を入れ、ホールスパイスを弱火で熱する。パウダーの場合は、各小さじ1/4を④で加える。(フライパンを傾けてスパイスがサラダ油に浸るようにするとよい)
② カルダモンが膨らんだら、にんにく、しょうが、玉ねぎを加え、焦げ茶色になるまで中〜強火で10分ほど炒める。(水気がなくなるまで炒める)
③ トマトを加えてつぶしながらペースト状にする。
④ 弱火にしてスパイス、塩を加えて、炒め合わせる。
⑤ 合いびき肉とグリーンピースを加えて3分ほど炒めたら、レモン汁を加え、塩(分量外)で味をととのえる。(ホールスパイスは食べるときに取り除く)

■保存と解凍について
お弁当には、凍ったまま盛りつけて自然解凍可。おうちごはんのときは、電子レンジで解凍する。 ※フリーザーバッグに入れるときは、薄く広げて入れると解凍しやすい。

■カリー子MEMO
グリーンピース以外に、じゃがいも(角切り)、コーン、ひよこ豆などもおすすめ! トマト1/2個はトマト缶100gで代用できます(余ったトマト缶は小分けして冷凍保存可能)。

【にんじんのシナモンソテー】

ほんのり甘いシナモン風味は、肉おかずと相性抜群。

 材料 
にんじん(乱切り)……3本(300g)
塩……小さじ1/4
砂糖……大さじ1
サラダ油……大さじ1
<スパイス>
シナモンパウダー……小さじ1/4

 作り方 
① フライパンにサラダ油をひいてにんじんと塩を入れて混ぜ、ふたをして弱火で10分ほど蒸し焼きにする。
② にんじんが柔らかくなったら砂糖とシナモンパウダーを全体にまぶし合わせる。

スパイス弁当には「食べる」以外の楽しみもいっぱい

 

私はお弁当が本当に好きです。

お弁当を食べている時間だけではなく、1週間を乗り切るために、いろんな食材を使って料理する週末。お弁当を詰めている時のわくわく感に満ちた朝。お昼を楽しみにして頑張る午前中。最高が詰まったお弁当を開けて食べるランチタイム。スパイスの幸せで元気がみなぎる午後。そして、たくさん作っておいたおかずが少しずつ減って、なくなったときの金曜夜の不思議な達成感…(笑)。すべてが愛しい時間です。

今はお金を出せばいろんな料理が買える時代になりましたが、自分が一番食べたいものは自分が一番知っています。また、自分のために作って食べるということは、単なる栄養摂取ではなく、自分をいたわり愛する方法のひとつにもなりえます。

スパイスのおかずには、いつも想像を超えた新しい発見とおいしさがあって、それがマンネリ化したお弁当や食卓に新しい風を吹かせてくれるものだと確信しています。

魅力にあふれたスパイスで、あなたの毎日も幸せに包まれたものになりますように。

※本ページの文章は本書「おわりに」より抜粋しました

 

 

『一肉一菜スパイス弁当 毎日食べたいおかずと、冷めてもおいしいカレー』
著者:印度カリー子 世界文化社 1540円(税込)

人気のスパイス料理研究家・印度カリー子さんが手がけた初のお弁当本。「肉のおかず」「魚のおかず」「野菜・豆・卵のおかず」とメイン食材別にお弁当用おかずの簡単レシピを紹介しつつ、マフィンやおにぎりなどのクイックランチも提案しています。さらに、スパイスの基礎知識やおかずの保存法も紹介。料理初心者でも安心して本格スパイス料理に挑戦できる、至れり尽くせりの一冊です。

撮影/武蔵俊介(世界文化ホールディングス)
スタイリング/宇藤えみ
構成/さくま健太
※mi-mollet(ミモレ)の2021年3月21日の記事(https://mi-mollet.com/articles/-/28504?per_page=1)より抜粋
 
スパイスが好きで、且つ、毎日自分で弁当を作っている人にとってありがたい情報だと思いますし、私みたいに普段弁当を作らないスパイス好きな人間にとっても、家族のイベント時に腕を振るってみたくなる内容です。
 
別にお弁当ではなくでも、「ブロッコリー&クミン」の発想なんかは普段のおつまみでも活用したいと思えます。
 
今後のハーバルライフにおいて、有益な情報が詰まっていると感じるので、先程Amazonで購入しました。
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