ハーブ農家が教える、ローズマリーに少し手間を加えるだけで優雅な気分になれる方法

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先日、庭のローズマリーがわんさか茂っていたので、ハーブティー用に剪定しました。

 
 
 
 
 
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ちょうど昨夜、いい感じにドライになったローズマリーの瓶詰作業をしましたので、早速今日からハーブティーにブレンドしようと思っています。

以前、ローズマリーの料理・デザートレシピを取り上げた記事を紹介(以下)したことがありますが、今日は、とてもシンプルにローズマリーで優雅な気持ちを感じることのできる活用法について取り上げたいと思います。

【過去記事:常緑だからこそ役立つ! ローズマリーを活用した簡単料理・デザートレシピ18選】(2020年12月21日)

身近なハーブ「ローズマリー」を使ってみよう|ハーブ農家のハーブ生活

ご自宅にあるローズマリーでちょっと優雅な時間を楽しんでみませんか? フレッシュなローズマリーから入浴剤や洗顔水をつくってみましょう。心地よい爽快感で気分がリフレッシュできますよ。本記事では、ハーブ農家の小川さんに、ローズマリーを手軽に楽しむ方法を教えていただきました。

ロマンチックなローズマリーで優雅な気分に

画像: ロマンチックなローズマリーで優雅な気分に

「若返りのハーブ」、「永遠の愛の象徴」、「海の雫」ともいわれ、ロマンチックなイメージが多いローズマリー。

[ 関連記事を読む – ハーブ農家のハーブ生活 ]

枯れにくい、育てやすい、使い勝手があるという、手軽なガーデニンング要素もあって、多くの方に育てられているハーブの一つです。

ローズマリーの使い方は、自身もよく相談を受けます。

よく育つ植物で、大きく成長しやすいので、剪定※(せんてい)の際に大量に余ってしまい、捨てるのが忍びないという相談です。※樹木の余分な枝の除去作業のこと

たくさん収穫した際は、「リースやスワッグにしたり、乾燥させて保存したり、オイルにつけて保存するとよいよ」とお伝えしています。

でも、もし毎日1本ずつローズマリーを使えたら、剪定の作業も省けますし、一石二鳥ですよね。

そこで、ローズマリーに少し手間を加えるだけで、優雅な気分になれる方法をご紹介したいと思います

ローズマリーの浸出液をつくりましょう

「浸出液」という言葉を聞くと、何か難しそうと感じてしまうかもしれません。

いやいや大丈夫。実はお湯を注ぐだけなんです。

その「簡単に作れる浸出液で、こんな楽しみ方ができるよ」というお話をしようと思います。

では、まずは浸出液の作り方です。

画像: ローズマリーの浸出液をつくりましょう

 

準備するもの

◎ よく洗ったローズマリー 10〜15cmくらいの茎1本
◎ 熱湯 適量
◎ マグカップ

つくり方

 マグカップにローズマリーを入れて、ローズマリーが浸るまで熱湯を注ぐ
 5分ほど待つ
 完成

ローズマリーの浸出液を使ってみましょう

画像1: ローズマリーの浸出液を使ってみましょう

さて、浸出液ができたところで、使い方のご提案。

ローズマリーの成分をうつした浸出液は、

・入浴剤としてお風呂に入れる 

・手桶で適温に薄めて手浴/足浴する 

・1〜2Lの水で薄めて飲用に利用する

などの利用が可能です。

冬の間はお風呂での利用がよいでしょう。ローズマリーは血行促進に役立つそうで、身体を温めてくれます。

手浴や足浴は、自宅での気分転換におすすめ。

2020年の緊急事態宣言による自粛の際は、外出を控えてストレスを抱えてしまった方々に、手軽にローズマリーの香りを楽しみながら、体と気持ちをほぐすことができる手浴や足浴がとても人気でした。

画像2: ローズマリーの浸出液を使ってみましょう

 

ローズマリー水は、夏の間の水分補給に利用すると、心地よい爽快感を楽しめます。

以前、カフェをやっていた際に、お水の代わりこのローズマリーウォーターを提供したところ好評でした。

さらに、カットした果物を入れたら、デトックスウォーターの完成です。

ポイントは、香りが残るか残らないかくらいまで薄めること薄めの風味が飲み心地を誘いますよ。

画像3: ローズマリーの浸出液を使ってみましょう

ローズマリーで貴族のような目覚めを

じっくり時間をかければ、水出しでも浸出液は作れます。

基本的にハーブの成分を水出しで抽出する目安は7〜8時間。タンニンの抽出が抑えられるので、風味や香りがまろやかな浸出液となります。

使い方の例としては、夜寝る前に手桶にローズマリーの茎を1本入れておいて、朝そのローズマリーウォーターで顔を洗うのがおすすめです。

画像1: ローズマリーで貴族のような目覚めを

ローズマリーは脳の活性化や肌を引き締めるのに役立つといわれていて、朝のリフレッシュに最適。

ローズマリー香る、さわやかな目覚めは「神話時代の貴族の朝支度」を彷彿させ、ちょっと優雅な気分を体験できます。

香りが物足りなく感じる方は、少しずつローズマリーの本数を増やしてみて下さい。

ただ、香りに慣れる前に大量のローズマリーで香りづけしてしまうと、逆に不快に感じてしまう可能性があるので注意して下さいね。

その他にも、ローズマリーの茎1本あれば、

・ペットボトルのお水に茎をそのまま一本入れる

・シャンパンやお酒のマドラーに使う

など、使い勝手が豊富なので、是非一度お試し下さい。

画像2: ローズマリーで貴族のような目覚めを

ハーブを浸す(infusion)

さて、これまでに「浸出液」という言葉をたくさん使ってきました。

これは、ハーブの成分を“浸す(infusion)”という手法を利用したハーブの楽しみ方です。

ハーブティーに代表されるように、お湯などに浸してハーブの成分を抽出する方法で、1番手軽なハーブの使い方です。

ハーブは加熱する事で香りがでるので、お湯での浸出がオススメですが、まろやかに仕上げたい時は水出しでお試し下さい。

「時間をそんなにかけたくないけど、ハーブでなんかできたらいいな」という方は、まずこのやり方がおすすめです。

画像1: ハーブを浸す(infusion)

ちなみに入浴剤やハーブウォーター、洗顔水は他のハーブでも代用可能です。

個人的にはローズマリーが適度な爽快感と香りで好きですが、ミント系のハーブ(コモンセージ)やレモン系のハーブ(タイム等)でも応用できるので、手元にこれらのハーブがある方は是非やってみて下さいね。

画像2: ハーブを浸す(infusion)

 

小川 穣
AGRU代表・NPO日本コミュニティーガーデニング協会会長。
ハーブ・果実の生産及び収穫や加工品の販売を行いながら、暮らしに役立つグリーン・食関連の地域プロジェクトや農やハーブに関する講座の講師として活動している。

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※天然生活の2021年3月11日の記事(https://tennenseikatsu.jp/_ct/17435531)より抜粋

この記事を見て、フレッシュな爽快なローズマリーを全然活用しきれていないことを反省しました。

今回の知恵を紹介している小川さんは、以前、カモミールプリンの作り方も紹介頂いており、ハーブ活用のセンスが素晴らしい方だと個人的に感じています。

【過去記事:シェフも絶賛!ハーブ農家が教えるカモミールプリンの作り方】(2021年4月22日)

庭のローズマリーの1~2本の枝を剪定し、そのフレッシュな香りを日々の生活に取り入れていく感覚を大切にしていきたいと思います。

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