ハーブスープをかける「ルイ茶 Lei Cha」等、様々なマレーシア家庭料理を堪能できる「マサマサ」(東京・九段下)

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今からちょうど2年前、マレーシア・ペナン島へ行った時のことは忘れられない記憶として残っており、今でも鮮明な思い出として振り返ることがあります。

【過去記事:マレーシア・ペナン島で「ナツメグ」に対するイメージが激変。ナツメグの生活への浸透度合いに驚きました。】(2019年4月20日)

※上の記事をスタートとして「次のぺージ」でめくっていくと一連のレポートを確認いただけます。

マレーシア・ペナン島の様々な国の文化・宗教が入り混じる独特の雰囲気は、イギリスの東インド会社の進出をきっかけに形作られ、且つ、スパイス利権をめぐる戦いも繰り広げられた場所でもあるので、ハーブ・スパイス好きにとって本当に楽しい場所でした。

【ペナンの歴史】(Wikipedia)

ペナン島の有名な街「ジョージタウン」を歩いていても、何かしらスパイスの香りが漂ってくるというのはたまらなかったです。

ただ、2年前の旅では、時間が限られていたこともあり極一部の情報しか得られなかったこともあるので、マレーシアは改めてゆっくりと周遊したいと考えています。

今日は、そのマレーシアに関連した魅力的な情報を取り上げたいと思います。

ハーブスープをかける“ベジ茶漬け”!絶品マレーシア家庭料理を九段下で

ハーブスープをご飯に注いでサラサラッと

レイチャ 1,000円(ランチ)、1,200円(ディナー)。提供期間:2021年4月30日(金)まで。数量限定なので前日予約をおすすめ。持ち帰り対応可。

 マレーシアやシンガポールで食べられているヘルシーごはん、“ベジ茶漬け”こと「ルイ茶 Lei Cha」。

 青菜、インゲン、豆腐などをご飯にのせ、バジルやミントで作るハーブスープをたっぷりとかけ、お茶漬けのようにサラサラといただきます。

 在マレーシア時代にしょっちゅう食べていたお気に入りで、日本でも食べたくて、料理教室で習って作ったりもしたのですが、これが手間がかかりすぎてなかなか……。

 このご時世、ほぼ幻の料理と化していたルイ茶が、東京・九段下にある、2020年4月にオープンしたマレーシア料理店「マサマサ」に登場! と聞きつけ、さっそく行ってきました!

 運ばれてきたルイ茶(店のメニュー名はレイチャ)は、ひゃ~美しい! 小松菜、厚揚げ、キャベツ、ピーナッツ、インゲン、干し大根の6種の具が、ご飯をカラフルにとり囲み、ティーポットには若草色のハーブスープが入っています。

スープをご飯に注ぐ。ポットの底に擂りつぶしたハーブが溜まっているので、よく混ぜてからご飯にかけよう。

 ではさっそく、スープ、ご飯、具をぜんぶ混ぜていただきます。鼻にぬけるハーブの贅沢な香りに、口いっぱいに広がる野菜のやさしい甘み。

 かめば、干し大根の塩気、ピーナッツのカリカリ感といったさまざまな味覚が弾けます。まさに、この味! 幻のごはんが現実になりました!

 特にスープが絶品で、店主のジェイソンさんに伺うと「スイートバジル、ペパーミント、コリアンダーの3種のハーブが入っています。それにピーナッツ、隠し味でアンチョビも」。

 一般的にスープのベースは緑茶ですが、マサマサでは抹茶を使用。「苦みが少なく、うま味が濃いので、おいしく仕上がります」とのこと。

「準備に2~3時間はかかりますね。でも、だんだん慣れてきたかな」と笑顔のジェイソンさん。

 この凝ったスープが、多種の野菜とご飯を一体化させ、見事なハーモニーをうみだし、心にも体にもおいしい料理になっています。

ナシレマッなど定番のマレーシア料理も人気

 さて、店主のジェイソンさんはマレーシアのジョホール出身。「マサマサ」では、ジェイソンさんが幼いころ食べていた家庭料理を提供。

 つけダレやサンバルなど調味料からすべて手作りで、どれも辛すぎず、日本人にとってもどこか懐かしい味わいです。

ナシレマッ 900円(ランチ)、1,100円(ディナー)。米はあえて日本米を使い、ココナッツミルクの香りをもっちりとした食感に合わせる。チキンカレーは健康を意識してココナッツミルクひかえめ。かわりにかぼちゃで甘みをプラス。

ホワイトトースト 390円(15:00~18:30L.O.)。自家製のカヤジャムとバターをたっぷりはさんだカリカリに焼かれたトースト。温泉卵2個付き。全粒粉入りトースト 450円も人気。どちらもコーヒーとの相性が抜群。

 そして、看板メニューがこちら。現地で「ティフィン」とよぶホーローのお弁当箱につめたおかず類。

ティフィンランチ 900円(日替わり2品とご飯)、1品 700円(ディナー)。ティフィンで提供している料理は、マレーシアの中国系料理。中国料理をベースに、ココナッツミルク、唐辛子といった東南アジアならではのスパイスや辛みが効いている。

 現在ティフィンで提供しているのは、「揚げ春巻き」「しょう油ソースの茹で野菜」「手羽先の塩卵唐揚げ」「カレー付き揚げ万頭」など。どれもご飯がぐんぐんすすむ味で、とくに発酵豆腐の南乳に漬け込んだ「南乳豚唐揚げ」は絶品です。

厨房で腕をふるうのは、ジェイソンさん(右)と台湾人の奥さまセイギさん。辛いのが苦手なセイギさんのために、あえて辛さはひかえめで提供。おいしい料理に加えて、ふたりが作り出すあったかくてセンスのいい空間も素敵!

 多民族・多文化が共存するマレーシアの料理は、バラエティ豊か。そのなかでヘルシーNo.1の人気料理「ルイ茶」をこの機会にぜひ!

マサマサ(MASAK MASAK)

所在地 東京都千代田区九段南3丁目5-5 グレース和平 1F
電話番号 03-6261-4147
営業時間 ランチ 11:00~15:00、アフタヌーンティー 15:00~19:00、ディナー 18:00~22:00(予約制) ※最新の営業時間はお店のウェブサイトで確認を
定休日 日曜・祝日、第1・第3月曜
https://masakmasakjp.com/

マレーシアごはんの会
古川 音(ふるかわ おと)

「マレーシアごはんの会」にて、マレーシア料理店とコラボしたイベント、マレーシア人シェフに習う料理教室を企画・開催。クアラルンプールに4年滞在した経験をもつ。近著は『マレーシア 地元で愛される名物食堂』(ダイヤモンド社)。
オフィシャルサイト http://malaysianfood.org/

文=古川 音(マレーシアごはんの会)
写真提供=MASAK MASAK

※CREAの2021年3月17日の記事(https://crea.bunshun.jp/articles/-/30140)より抜粋

提供されているメニューを見ていると2年前のマレーシアの記憶がぐんぐん蘇ってきます。

マサマサは必ず行ってきます。

あと「マレーシアごはんの会」というコミュニティの存在を初めて知ったことも収穫!非常に有益な情報が詰まっているポータルサイトです。

マレーシア料理店「マサマサ」の情報

マレーシアごはんの会

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