琉球王国の時代の交易を通じて、沖縄に入ってきたハーブ・スパイスにはどんなものがあるのか。とても興味が沸いてきました。

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私自身が、琉球王国の歴史にしっかりと触れたのは、5年以上前に、沖縄の首里城(しゅりじょう)へ行った時です。

沖縄の観光名所としては有名なところですが、「琉球王国」はいつ頃、どのくらいの間存在したのか、どんなところと交易をしていたのかという情報を当時知ったときに、とても驚いたことを記憶しています。

以下に、琉球王国の概要についてWikipediaより引用します。

琉球王国(りゅうきゅうおうこく・琉球國:りゅうきゅうこく)は、1429年(宣徳4年・正長2年、永享元年)から1879年(光緒4年・明治12年)の450年間、琉球諸島を中心に存在した王国。

当時、正式には琉球國(りゅうきゅうこく、沖縄方言: ルーチュークク)であり、「琉球王国」というネーミングは琉球政府唯一の公選行政主席、ならびに初代沖縄県知事であった屋良朝苗が本土復帰運動と観光誘致のために普及させた俗称である。

(概要)

最盛期には奄美群島と沖縄諸島及び先島諸島までを征服した。この範囲の島々の総称として、琉球列島(琉球弧)ともいう。

王家の紋章は左三巴紋で「左御紋(ひだりごもん、沖縄方言:フィジャイグムン)」と呼ばれた。 世界中で見られる巴文様であるが、紋としての使用は日本文化圏のみである。

勢力圏は小さな離島の集合で、総人口17万に満たない小さな王国ではあったが、日本の鎖国政策や隣接する大国明・清の海禁の間にあって、東シナ海の地の利を生かした中継貿易で大きな役割を果たした。その交易範囲は東南アジアまで広がり、特にマラッカ王国との深い結び付きが知られる。

琉球國は明及びその領土を継承した清の冊封下に組み込まれていたが、1609年に日本の薩摩藩の侵攻以後は、薩摩藩と清への両属という体制を取りながらも、独立した王国として存在し、日本や中国の文化の影響を受けつつ、交易で流入する南方文化の影響も受けた独自の文化を築き上げた。

室町時代に建国されて、明治時代までの450年間存在していたことを想像するだけで、かなりの大きな勢力を持っていたことが伝わります。

且つ、中国や、東南アジアとの中継貿易で大きな役割を果たしていたことは、中学生時代の歴史で習っていたとは思うのですが興味自体が無かったので、全く記憶に残っていなかったため、、琉球王国の果たしていた役割を知ったときに大きな衝撃を受けました。

この琉球王国に因み、先日、沖縄のブレンド薬草茶を飲んでいた時に、あることが気になりました。

飲んだのは、この「琉球草木根皮茶」です。
41種の薬草が入っています。人生でこれだけの種類が入ったブレンド茶ははじめて飲みました。
とてもコクがありすごく美味しいお茶です。

これらの写真の中で私が注目したのは、以下の部分です。

琉球王国の交易のことについて触れられています。

この記述を見たときに、「クミスクチン」が目に飛び込んできたのですが、理由は、今年4月に行ったマレーシア・ペナン島で、この「クミスクチン」と出会っていたからです。

【過去の関連記事①:トロピカル・スパイス・ガーデン(マレーシア・ペナン島)の植物たち【スパイステラス編】

【過去の関連記事②:ジャワティー(JAVA TEA)の正体を知って少し嬉しくなったというお話。

マレーシア・ペナン島へ行ったことで、「クミスクチン」というのはマレー語だったことを認識し、インドネシアなど東南アジアでは広く活用されているハーブ(東南アジアの熱帯地域原産)であることを知りました。

沖縄ではこの「クミスクチン」が広く民間薬として普及していることは、2年ほど前にはじめて知ったのですのが、この沖縄と東南アジアの繋がりは、まさしく、琉球王国の交易に起因するものではないか?ということを想像しました。

上記の41種のハーブの中で、交易を通じて沖縄に入ってきたものは複数あると思いますので、少しずつ調べていきたいと思います。

沖縄のハーブのことについては、いわゆる「島ハーブ」としてその地域に昔から自生していたものと、琉球王国時代の交易を通じて、東南アジアや中国から入ってきたものの大きく2つの系統があるということも、仮説としてイメージしました。

今後、沖縄のハーブのことを深く探求していきたい気持ちが強いので、今回自分の中で気づいたことは大きな意味を持つと思いました。

※以下に、沖縄関連の過去記事を貼ります。

【過去の関連記事:沖縄・鹿児島の奄美地方で古くから、血の薬、不老長寿の薬として知られるハーブ『ハンダマ』について

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