ブルガリアのカザンラクへ行ったら「エッセンシャルオイル博物館」と「ローズ博物館」は絶対に外せないと思いました。

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ハーブ・アロマのことに関わっていく中で、過去数千年の人類の歩みに対する興味が大きく高まったことは、(学生時代歴史嫌いだった)自分にとって非常に大きな財産になりました。

人類とハーブ・香りとの関わりに関する記録の始まりは、紀元前2000年~3000年くらいに遡るので、今、関わりを持っているハーブ・香りがその当時にどのように活用されていたか、どのように認識されていたかなどとても興味深くなります。

昨年訪れた兵庫県・淡路島へ訪れた際、「香り」に関する歴史の展示を見たときの興奮というのは今でもはっきり覚えています。

【過去の関連記事:神戸布引ハーブ園の初訪問レポート【香りの資料館編】】(2019年6月5日)

【過去の関連記事:「香りの文化」が根付く淡路島にて、お線香の原料など、様々な香りにまつわる展示に出会いました。】(2019年6月10日)

また、以前ご紹介した、大分県と静岡県にある”香りの博物館”はいち早く行きたいと思っている場所の一つです。(静岡県のほうは今年行きたい!)

【過去の関連記事:大分県と静岡県にある『香りの博物館』を、比較しながらどんなところなのかを確認してみた件】(2018年5月14日)

今日は、とても興味深い、ブルガリアにある”エッセンシャルオイル博物館”についての情報をご紹介します。

世界で唯一?!カザンラクのアロマオイル博物館

先日カザンラクを訪れた際、バラ祭りは中止でしたがそのぶん行ってみたかった博物館を訪れることができました。
私はブルガリアに渡航する前にメディカルアロマの勉強をしてアロマセラピーの資格を取得。
ヨーロッパでは民間療法として親しまれているアロマセラピーを生活に取り入れています。

そんなわけでもともとアロマにはかなり興味があったので、カザンラクにあるMuseum of Essential Oilsというところに行ってきました!
エッセンシャルオイルとはアロマ精油(いわゆるアロマオイル)のこと。
公式ウェブサイトを見てみると”the world’s only ‘Museum of Essential oils'”(世界で唯一のエッセンシャルオイル博物館)と書かれています
本当に世界で唯一なのかどうかは定かではありませんが、アロマセラピーに興味がある方には自信を持っておすすめできる場所でした♪

Museum of Essential Oilsとは?

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Museum of Essential Oilsは、カザンラク中心部から車で10分程度の場所にある小さな博物館。
2018年に博物館としてオープンしましたが、もとはこの博物館のある敷地はアロマオイルの研究施設として昔から使われていて、現在は博物館エリアと研究所エリアに分けられています。

博物館の建物自体が1907年に建てられたもので歴史の重みを感じます。
建物は外観からして3階建ての建物のようですが、実際博物館として見学できる内部施設は地下のみです。

Museum of Essential Oilsの見学ツアー

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博物館に到着したものの、門には鍵はかかっていないけれど半分くらい閉まっていて、入っていいのか悩んでしまいました。
ただ、門から覗き込んでいたら写真右奥に見えるログハウスのような場所(受付)から女性が招き入れてくれたので、無事に入館!
受付の方が見学ツアーをしてくれるとのことなので、案内してもらいました。
入場料は大人6Lev(日本円で約400円程度)、6歳以下の子供は無料です。

受付の方は英語は苦手とのことでしたが、とてもわかりやすい説明でわが家の子供たちにも優しく笑顔で接してくれたこともあり、ゆったりした気分で見学をすることができました。

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ツアーの最初は庭と建物の外観の説明から入ります。
博物館の入口を入るとすぐ左手に小さな庭が広がっていてそこには庭にはラベンダー、カモミール、ヘリクリサムなどアロマオイルの原料となる植物が植えられていました。

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庭にはローズオイルの原料となるダマスクローズ・アルバローズもあり、その場では花を摘み取って、ひとつずつプレゼントしてくれました。
ピンク色がダマスクローズ、白がアルバローズです。
このローズはドライフラワーにしても香りがしっかり残るほど!
わが家では今でもリビングにほんのりバラのいい香りがしています♪

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そのあと少し進むと、伝統的なローズオイル抽出の器材やブルガリアの伝統衣装などが展示してありました。

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建物の裏をぐるっと回って、地下へと降りる階段へ。
地下1階はワンフロアすべてが博物館用の施設となっています。
館内はアロマオイルの抽出方法、各植物の説明、そして実際のアロマオイルの色と香りを体感するコーナーに分かれています。
ブルガリア語だけでなく英語の説明もあり、実際のドライフラワーとアロマオイルが展示されているので言葉がわからなくても十分に香りや見た目で楽しむことができました。

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最後にはお土産物コーナーがあり、アロマオイル(エッセンシャルオイル)はもちろん、バラジャムやバラ蜂蜜、バラの紅茶やスキンケア商品も各種取り揃えてあります。

Museum of Essential Oilsのおすすめ時期&アクセス

この博物館は、内部の展示自体はあまり大きくありませんが、最大の魅力は
・アロマオイルのもととなる植物&その植物を乾かした状態を見ることができる
・実際に生成されたアロマオイルの色を見たり、匂いを嗅いだりできる
といった体験ができる点。

そのため、庭に植物が咲き誇る時期に行くことを強くおすすめします!
具体的には5月中旬〜6月中旬頃がベストシーズンです。

ただ実際の植物が咲いているところは見られなかったとしても、内部展示も十分魅力的なのでもしカザンラクに行かれる際にはぜひ訪れてみてください♪

■Museum of Essential Oils(エッセンシャルオイル博物館)

・所在地: Blvd.Osvobozhdenie49, Kazanlak 6100,Bulgaria

・アクセス: カザンラク中心部より車orタクシーで10分

・営業時間: 9:00~19:00

・休館日: なし

・電話番号: +359897008808

・URL: https://eomuseum.com/index-en.html

※地球の歩き方「特派員ブログ」の2020年6月15日の記事(https://tokuhain.arukikata.co.jp/sofia/2020/06/post_123.html)

ブルガリアのカザンラクへ行ったら、この場所は絶対に外せない場所だと思います。

あと、以下の「バラ博物館」もですね。

過去数回、ブルガリアに関する情報を取り上げているのですが、ブルガリアの文化は魅力を感じるものばかりです。

【過去の関連記事:パプリカを焼いて作るブルガリアの保存食『リュテニツァ』が、とても美味しそうです。】(2019年10月27日)

【過去の関連記事:ハーブ大国ブルガリアの”料理をしないで料理を楽しむ日常の知恵”。ハニーガーリックと呼ばれるハーブ「サマルダラ」の味が気になります。】(2019年10月21日)

【過去の関連記事:ブルガリアの「シャレナソル(sharena sol)」という国民的万能調味料について】(2018年12月27日)

【過去の関連記事:ブルガリアの高山ハーブ『ムルサルスキー』が届いたので早速ハーブティーを飲んでみました。】(2018年9月20日)

ブルガリアのハーブ・アロマ巡りは必ず実現させたいです。

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