トロピカル・スパイス・ガーデン(マレーシア・ペナン島)の植物たち【スパイステラス編】

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昨日は、『トロピカル・スパイス・ガーデン(マレーシア・ペナン島)の植物たち【ウォーターガーデン~熱帯雨林 編】』(前編)の中で、トロピカルスパイスガーデンを構成する以下の7つのテーマのうち、①②についてレポートしました。

本日は、③のスパイステラスをメインでレポート(後編)します。④のスパイス戦争については書籍を参照しながら現在勉強中ですので、記事にできるタイミングで別途ご報告します。

①ウォーターガーデン
②熱帯雨林(Heart of the Garden)
③スパイステラス
④スパイス戦争の歴史についての情報展示
⑤バンブーガーデン
⑥毒草庭園
⑦コーヒー・紅茶・ココアの情報展示

では、早速レポートいたします。

熱帯雨林エリアを見終えると、スパイステラスを示す看板が見えました。
導かれるまま歩いていくと、スパイステラスの入り口が見えてきました。
石のアーチをくぐると様々なハーブ・スパイスたちが見えて参りましたので、ご紹介していきます。こちらはインディアンボリジ(Plectranthus amboinicus)。ネット上でこの学名のものをアロマティカスとして紹介しているものがありますが誤りですね。私自身アロマティカスを育てていますので、全く違うことが認識できます。
こちらは、オオバコエンドロ(別名:ノコギリコリアンダー)(学名:Eryngium foetidum)。コリアンダーの風味が強烈でした。東南アジア料理ではよく使われるようです。
セイヨウオオバコ(学名:Plantago major)。奥のピカピカの葉の方ではなく、下方の萎びた葉のものがセイヨウオオバコです。
こちらは、パチュリ(学名:Pogostemon cablin)。今年育ててみようと思っているハーブの一つです。
こちらがオールスパイス(学名:Pimenta dioica)の木です。実は確認できませんでした。商用の栽培は南米のみで、東南アジアでは成功していないという情報もあります。ジャマイカンペッパーとも呼ばれるこのスパイスは、シナモン・クローブ・ナツメグの香味を全て兼ね備えていることから「All Spice」と呼ばれています。
ワイルドコスモス(学名:Cosmos caudatus)。このハーブについての日本語の情報が見当たらないですが、南米原産ハーブの王様と呼ばれており、マレーシアやインドネシアではサンバルという調味料と一緒にサラダとして食されているそうです。血液の浄化と循環、骨の強化に使われるとの記載が看板にありました。ちなみにヨーロッパでは、バジルが「ハーブの王様」と呼ばれていると聞いたことがあります。
ハマヨモギ(学名:Artemisia scoparia)。精油はカンファ―が豊富で、口内バクテリアの抑制に効果があると考えられているようです。黄疸や肺炎、胆石、高コレステロールに用いられるという記載が看板にありました。
手前がレモングラスで、奥がシトロネラ。同じイネ科で見た目では区別するのは難しいです。シトロネラの香りをようやく直接嗅ぐことができましたが、レモングラスと似てるようで結構香りが違います。昨年のタイでの経験も併せてみると、東南アジアでは、シトロネラはアロマ用途、虫除けのみに使われていて、レモングラスはアロマ系よりは、ドリンクや食事メインという印象です。シトロネラ精油は「筋肉や関節の痛みを緩和してくれる」という情報を以前アロマセラピストの方からInstagram経由で教えて頂きました。
ラクサリーフ(学名:Polygonum minus)。マレーシア・シンガポールで有名なラクサなどに欠かせないハーブとのこと。ラクサリーフの存在をはじめて知ることができ感動しました。
こちらは、日本でも有名なホーリーバジル(学名:Ocimum tenuiflorum)です。
タイバジル(学名:ocimum basilicum var. thyrsiflora)。スターアニスとクローブが合わさった香りを持ち、ベトナム料理やカンボジア料理、タイカレーや麺のスープに広く使われているようです。
ドクダミ(学名:Houttuynia cordata)。英語名がFishwortと呼ばれていて「魚のような臭い」がするハーブとして認識されているのが非常に新鮮でした。
日本でも有名なステビア(学名:Stevia rebaudiana)。ゼロカロリーでありながら、甘さが砂糖の100-300倍のハーブ。
パンダンリーフ(学名:pandanus amaryllifolius)。東洋のバニラと称されるハーブで昨日の記事にも登場しています。
オウシュウヨモギ(学名:Artemisia vulgaris)。
ウコギ属の仲間(学名:eleutherococcus trifoliatus)。
途中、このような展示も。この石臼欲しいです。。
Fame flower(学名:Talinum paniculata)。花はフラワーアレンジメントとして重宝されており、葉と根は、母乳の出を良くしたり、産後の子宮修復にも使われるとのことです。
こちらはターメリック(秋ウコン)。
こちらはジンジャー。
こちらはトーチジンジャー(学名:Etlingera elatior)の大きな葉です。
トーチジンジャーについてはこのようにしっかりと説明がされていました。(今後の参照用にそのまま貼っておきます)
Ali’s Umbrella(学名:Eurycoma longifolia)という植物。逆光で見にくいです。
Ali’s Umbrellaについてもしっかりと説明されていました。(今後の参照用にそのまま貼っておきます)
Leaf of God(学名:Gynura segetum)。抗ガン性に注目されているようです。この学名でググると抗腫瘍性についての研究が行われていることがわかります。
セイロンシナモン。
セイロンシナモンの説明の看板もありましたので貼っておきます。
スターオブベツレヘム(学名:Hippodrome longiflora)。こちらはバッチ博士のフラワーレメディに用いられるハーブで、日本でも認知されていますね。白い花が綺麗なので見てみたかったのですが、残念ながら咲いていませんでした。
インドネシアンレッドジンジャー(学名:zingiber officinale var rubrum)。”レッドジンジャー”と日本語で検索すると違う学名のものがヒットしてしまいます。
髪染めやタトゥーにつかわれるヘナ(学名: lawsonia inermis)。世界で最も古い化粧品の一つといわれています。
マンゴジンジャー(学名:Curcuma amada)。メタボ対策として期待されているアーユルベーダハーブのようです。
こちらはウォータージャスミン(学名:wrightia religiosa)。ペナン島の街のあちこちで見ることができました。盆栽用に使われたり、インドの寺院で植えられているようです。根は皮膚病に使われているという記載があります。
タマリンド(学名:Tamarindus indica)の木です。
ドワーフイランイラン(学名:Desmos chinensis)。”CHANEL”(シャネル)の香水の原料に使われることで有名なバンレイシ科イランイランノキ属のイランイラン(学名:Cananga odorata)の近縁種。
花は咲いていませんでしたが、アラビアンジャスミンもありました。
ワイルドトランペットツリー(学名:Pajanelia longifolia)。アーユルヴェーダで、リュウマチに用いられるハーブとの記載がありました。
こちらはクローブ(学名:Eubenia aromatica)の木。初めてみることができ感動しました。
クローブの説明の記載です。
アメダマノキ(学名:Phyllanthus acidus)。英名はMalay Gooseberry。
バーズアイチリ(キダチ唐辛子の一種)[学名:capsicum frutescens]。非常に辛い唐辛子のようです。
カラマンシー(学名:citrus microcarpa)と呼ばれるマレーシアでは最も万能なライムの品種。逆光で見にくいですが、左上に実が成っています。
シュガーパームです。こりゃまた逆光で見にくいです。。
シュガーパーム(学名:Arenga pinnata)についての説明です。
スパイステラスを一旦抜けて歩いていくと、バンブーガーデンというところがあり、そこでハーブティーが無料で飲むことができました。
飲んだのはクミスクチン(猫のひげ)のハーブティーでした。非常においしく疲れが癒されました。
こちらはバニラの木。非常に大きく驚きました。
英名:Giant Cola【学名:Cola gigantea】です。
クズウコン(英名:Arrowroot)。
こちらは代表的な香木である沈香(じんこう)。別名:アロエウッド。
最後はナツメグです。左上に実が成っています。
拡大してみました。
ナツメグの説明です。
最後は売店でたくさんハーブ&スパイスを買いました。見たことの無い商品が多く非常に充実した買い物タイムでした。

今回、トロピカル・スパイス・ガーデンへ行ったことで、様々な新たな情報に触れることができましたので、今後の研究材料としていきたいと思います。

トロピカル・スパイス・ガーデン(Tropical Spice Garden)

URL: https://tropicalspicegarden.com/

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