糖度が砂糖の300~400倍だけどカロリーゼロ。中国から”生”での持ち出しが禁じられている「羅漢果(らかんか)」を煮出してみました。

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先日、息子と街を歩いていると、干物がたくさん売られているお店で、見慣れないものを見かけました。(以下)

こちらです。

「羅漢果(らかんか)」と値札には書かれていたのですが、初めて聞く名前だったので、活用法についてお店のひとに確認すると、

「煮出すると甘みが出てくるんだけど、結構エグミも出てくるよ」

と早口でおっしゃっていただいたのですが、情報量が少なかったため、とりあえず購入して、羅漢果とは何か?や、活用法等を調査することにしました。

砂糖代わりにも使える羅漢果~中国清王朝時代から伝わる果実。甘味は砂糖の300-400倍!~
2017/08/23 ヴィ―ガン子育て編集部

砂糖の代用として使える食品をご紹介するシリーズ。最後は抗酸化ビタミンを含んだスーパー果実、羅漢果をご紹介します。

羅漢果は、ウリ科の多年草つる性植物です。中国の清王朝時代にヤオ族の羅漢という僧侶が薬効成分を発見し、王の咳を治したことから、この果実をこの僧侶の名にちなみ羅漢果と呼ぶようになったと言われています。
果実は国王が外部への持ち出しを永年禁じていたため、中国内でも一部の特定地域でしか流通していなかったようです。
そして現在も、中国政府により国家保護植物に指定されており、生のままで国外に持ち出すことは出来ません。 
日本国内で販売されているのは全て乾燥した羅漢果です。 色は茶褐色で直径5センチ前後の丸いボールのような形をしています。

羅漢果の果実は砂糖の300〜400倍の甘み

羅漢果(ラカンカ)の甘さは黒砂糖に似て少し独特で、後味はすっきりとした、さわやかな甘さです。

羅漢果の甘み成分はテンペングルコシド配糖体という成分で水溶性の食物繊維なので、体内では吸収されにくいため0キロカロリーです。羅漢果1個の実には砂糖に換算すると50~80gに相当する甘味があります。これだけの砂糖を継続的に摂ったら肥満や身体の酸性化などから生じるさまざまな病気を心配しなければならないでしょう。
でも、羅漢果ならわずかな量で甘味を感じることができ、摂取後は排泄されるため、身体に与える影響は少ないと考えられますね。

羅漢果の使い方―そのまま水に入れて加熱すればOK

砂糖と同じように使用できます。
加熱料理やお菓子作りに使う場合はお水から羅漢果を入れて加熱すると甘味が引き出せます。
煮物の場合は煮崩れしないので良いですね。

ビタミンEと鉄分が豊富!羅漢果は糖尿病、抗酸化作用、整腸作用にも期待

羅漢果は最近では砂糖に変わる代替甘味料として注目を集め、糖尿病の食事療法や妊娠糖尿病の予防、抗酸化作用や咳止め、整腸作用にも期待されています。

羅漢果(ラカンカ)は、中国の江西省桂林でしか育ちません。
土壌や濃霧が多く日照時間が少ない気候と亜熱帯の山岳地帯のため紫外線がかなり強いため、植物にとっても大きなストレスになります。でも、この非常に厳しい環境で育つことによって「抗酸化ビタミン」を多く持つようになったのではないかと考えられないでしょうか。

羅漢果はビタミンE(トコフェロール)、鉄、リン、マグネシウム、カルシウムなど、現代人に不足しがちなミネラル分を豊富に含んでいます。
特に「ビタミンE」と「鉄分」の含有量が多い事が特徴です。

※主婦と生活社「羅漢果の凄い薬効」/(財)日本食品分析センター試験成績書より

VEGAN子育て編集部おすすめの羅漢果はこちら♪

市販の羅漢果は甘味料が混ぜられていることがほとんどです。
パッケージを良く確認して羅漢果の割合がどの位なのかをチェックしてみると良いですね!

※VEGAN KOSODATE(https://vegan-kosodate.jp/foods/rakanka)より抜粋

買った直後に、妻に羅漢果について聞いたところ、「糖尿病の人が摂取しても問題ない羅漢果糖でしょ?」と言っていて、以前砂糖代わりで買ってみようかと検討したことがあったようです。

糖分が高いにも関わらず、体内に糖分が吸収されにくく、且つ、抗酸化作用が高いというのは確かに注目される要素が高いと思います。

実際に殻を割ってみると、こんな感じになっていて中身の部分を少しつまみ食いすると甘いです。

早速煮出してみました。

鍋に水を入れて加熱し、殻の中身を突っ込みました。するとすぐに水の色が変色してきました。
中身がほどけてきました。
深いブラウン色になってきました。
煮出し終了です。

早速味見をしてみましたが、スッキリした甘みで、且つ、リコリス(甘草)のようなクセが無く、黒糖っぽい味で飲みやすいです。というか美味しい!

今回特に、煮出し方を調べないで煮出したのですが、以下のページに『煮出し方のレシピとメモ』が書かれた丁寧な記事を見つけましたので貼ります。

また、羅漢果の『効能詳細・様々な活用法』については、以下のページで、過去の研究結果の情報と共に説明されています。

今回、実験的に煮出した羅漢果の味を知ったことで、今度は羅漢果糖として売られている商品を買い、活用してみたいと思います。

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