100種以上の薬草をブレンドして作られるチベットのお香(カーラチャクラ香)の伝統製法が興味深いです。どんな香りなのかも気になります。

※VRINDAAM社アーユルヴェーダ・アロマフレグランス日本初上陸!バナーをクリック

今年6月に開催された「全国ハーブサミット」へ参加するために訪れた兵庫県・淡路島では、『香り』に関する様々な情報を知ることができました。

【過去の関連記事:はじめて『全国ハーブサミット』へ参加してみて感じたこと

実は、この全国ハーブサミットに参加するまで、淡路島が日本のお線香の約7割を製造しているということを知らなかったのですが、実際に、淡路島へ行ってみると香りにまつわる歴史が深く根付いており、非常に刺激的な時間を過ごすことができました。

なかでも、『パルシェ 香りの館』で見た展示においては、淡路島がお線香の一大製造地になっていくまでの変遷だけではなく、日本、及び、世界における、香りと人々との関わりの歴史に関連する展示があり、とても参考になりました。

【過去の関連記事:「香りの文化」が根付く淡路島にて、お線香の原料など、様々な香りにまつわる展示に出会いました。

※香りに関する展示については、神戸市にある「神戸布引ハーブ園」の”香りの資料館”の展示が非常に充実していましたので、参考までに以下の過去記事を貼ります。

【過去の関連記事:神戸布引ハーブ園の初訪問レポート【香りの資料館編】

香りと人々との関わりの歴史を学んでいく中で、室町時代に確立された日本独自の香りを芸道として楽しむ「香道」にも興味が沸いてきており、今年中に東京・銀座で体験をしようと思っているところです。。

【過去の関連記事:日本独自の”香りを芸道として楽しむ”『香道』とは。一度体験することで新しい世界観が開けそうです

香りのことについて少しずつ学びを深めていくにつれて、自分の中で『世界の人々が、香りとどんな関わりを持ってきたのか』というのが、一大テーマとして育ってきました。

そんな中、本日、チベットのお香の伝統製法に関するニュースが入ってきたのですが、興味深い内容だったので取り上げたいと思います。

100種以上の薬草をブレンド 受け継がれるチベット香の伝統製法

©新華社

100種以上の薬草をブレンド 受け継がれるチベット香の伝統製法

10日、壌塘県にあるカーラチャクラ香技術伝習センターで、村民が手作りしたチベット香。(壌塘=新華社記者/張超群)

 【新華社壌塘8月13日】青海チベット高原の東南の縁に位置する中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州壌塘(じょうとう)県では、カーラチャクラ香(チベット香の一種)の昔ながらの製法が受け継がれている。カーラチャクラ香の伝承人、馬角瑪(ば・かくば)さんは、地方政府の支持のもとで2010年にカーラチャクラ香の技術伝習センターを創設し、その製法を地元の村民に無料で教えている。現在、チベット香の理論と製法のトレーニングを受けている人は200人余り、熟練した技術を持つ人は数十人で、その伝統的な技法を若者たちが受け継いでいる。

100種以上の薬草をブレンド 受け継がれるチベット香の伝統製法

10日、壌塘県にあるカーラチャクラ香技術伝習センターの乾燥室で、チベット香の原料となる薬草を選ぶ村民たち。(壌塘=新華社記者/張超群)

 カーラチャクラ香は100種以上のチベット薬草を調合して作られ、原料の採集、粉砕、配合、撹拌、形作りから乾燥、貯蔵、包装まで、すべて昔ながらの方法で加工、製造されている。

100種以上の薬草をブレンド 受け継がれるチベット香の伝統製法

10日、壌塘県にあるカーラチャクラ香技術伝習センターの乾燥室で、若い村民にチベット薬草の選び方を教える馬角瑪さん(左から2人目)。(壌塘=新華社記者/張超群)

100種以上の薬草をブレンド 受け継がれるチベット香の伝統製法

10日、壌塘県にあるカーラチャクラ香技術伝習センターで、チベット香の原料となる薬草を挽いて細かくする村民。(壌塘=新華社記者/張超群)

100種以上の薬草をブレンド 受け継がれるチベット香の伝統製法

10日、壌塘県にあるカーラチャクラ香技術伝習センターで、挽いたチベット薬草をふるいにかける村民。(壌塘=新華社記者/張超群)

100種以上の薬草をブレンド 受け継がれるチベット香の伝統製法

10日、壌塘県にあるカーラチャクラ香技術伝習センターで、村民がチベット香づくりに励んでいる。(壌塘=新華社記者/張超群)

100種以上の薬草をブレンド 受け継がれるチベット香の伝統製法

10日、壌塘県にあるカーラチャクラ香技術伝習センターで、手作りしたチベット香を乾燥させる村民たち。(壌塘=新華社記者/張超群)

新華社通信の2019年8月13日の記事(https://this.kiji.is/533894207452496993)より抜粋

 

この内容を読んで、『なぜ100種類以上の薬草をブレンドする必要があるのか?』という疑問が真っ先に浮かびました。

カーラチャクラ香の伝承人、馬角瑪(ば・かくば)さんは、このチベット香の理論と製法について伝えているという記述があるので、この方の話を聞くことで、なぜ100種類以上の薬草をブレンドするのか、ということについての理由を確認できるのではないかと思っています。

先程、このカーラチャクラ香の香りが確認したいと思ったので、以下のサイトから購入してみました。

以下のサイトでも購入できるようです。

 

また、『カーラチャクラ』というのは、チベット仏教の用語で『時の輪』を意味するようです。以下のサイトに難しい説明が書いてありますが、今後参照する機会があるかもしれませんので、念のためリンクを貼っておきます。

まずは、カーラチャクラ香の香りを確認してみるところから、チベット香の世界観に関わってみようと思います。

Like! Provence – プロヴァンスが大好きな、貴方へ。(バナーをクリック!)

2件のコメントがあります

  1. 全国ハーブサミット、初めて参加しました。パルシェ香りの舘で、お香、石鹸作りも体験しました。また、ゆっくり行きたいと思いました。神戸の布引ハーブ園行ってみたいです♪

    1. Rosemary6107

      つかむら様

      コメントありがとうございます。

      わたしも今回初めてハーブサミットへ参加しました。パルシェでのお香・石鹸づくりは次回行った際に体験したいと思っています。

      神戸布引ハーブ園は本当に素晴らしい場所でした。ここも、次回近くを通ることがあれば改めて行きたいと思っております♪

名前 (必須)メールアドレス (必須)サイト

コメントを残す