NHK「猫のしっぽ カエルの手」の小豆島特集で、国内で初めてオリーブの有機栽培を成功させた山田典章さんが紹介されました

昨日(2017年8月26日)、楽しみにしていた「猫のしっぽ カエルの手」の小豆島特集の1回目を見ました。

ハーブをメインに取り上げる番組だけあって、今回の小豆島特集(1回目)は私にとって満足のいく内容でした。

またいつか再放送されると思うのですが、番組内容の概要説明、及び、コメントを書かせていただきたいと思います。

番組の前半は、「べニシア流バーニャカウダの作り方」と「京うちわの凄さ」の2つがメインでした。

そのあとにべニシアさんの夏休み旅行という位置づけで、電車やフェリーを乗り継いで約3時間かけて香川県小豆島に到着したところから、番組後半(小豆島特集)がスタートしました。

まずは、香川県の醤油が取り上げられました。

香川県の醤油生産量は日本第五位で、香川県内の醤油生産のほとんどが小豆島で行なわれているそうです。

取材された醤油製造所では、醤油を作っている「木の樽(杉)」が数百年使用されていて、年々樽に付着して増えていく麹菌等の菌類が、醤油製造の肝というのがわかる内容でした。

この杉の樽は150年くらい前から使われていて、麹菌等の菌が堆積しています。

びっくりしたのは、同じ大豆から作られる納豆に付着する納豆菌が入り込むと麹菌が負けてしまうということで、「醤油にとって納豆菌は敵」という主旨の説明がされていたところです。

また、日本の醤油生産者の中で、木の樽で醤油を作っているのは全体の1%以下ということで、それに危機感を抱き、その醤油製造所では、自ら木の樽づくりを始めたそうです。

作られた杉の木の樽です。竹で周りを固定しています。

とても興味深い内容でした。

余談ですが、こちらの記事「醤油とオリーブの町!香川県・小豆島町へ行ったら食べたい!絶品のおすすめラーメン店厳選4選」に、小豆島の醤油とオリーブオイルを使ったラーメン屋が紹介されています。小豆島に行ったらぜひラーメンは食べてみたいです。

次に、小豆島のそうめんが取り上げられました。製造の過程で使われるオイルは、オリーブオイルではなく、ごま油でした。。

製造過程について、少し面白かったので写真を3枚だけ貼っておきます。

お待たせ致しました。最後に取り上げられたのは、小豆島のオリーブです。私が一番期待していた部分です。

すぐに登場してきたのは、オリーブ農家の山田典章さんという方でした。山田さんは、日本国内で農薬を一切使わない「オリーブの有機栽培」を始めて成功させたそうです。

国内で初めて、オリーブの有機栽培を成功させた山田典章さん

20年間サラリーマン生活をしたあとオリーブ農家に転身されたとのこと。

ベネッセコーポレーションでサラリーマンをされていた頃

転身のきっかけは、体調を崩した時に、奥さんの実家のある小豆島に療養を兼ねて行ったときに、奥さんの知り合いから、「畑が、竹とかたくさん生えていて荒れているから切ってくれないか」と依頼され、それを1週間くらいかけて手伝っていたそうです。

そのときに、「体を動かして、草を切ったりすることなら、飽きないし、いくらでも続けられる」と思ったそうです。

何かこれを仕事にできないかと、小豆島の役所に相談に行った際、竹とかを切ったあとにオリーブを植えてみたらどうか、という提案を受け、その時にはじめてオリーブを育てることで収入を得られることを知ったのがきっかけだった、とご本人が話されていました。

山田さんがオリーブ農家に転身し、オリーブを植えたときの写真

オリーブの有機栽培を実現するには、毎日700本のオリーブの木のパトロールが欠かせない日課になっていて、害虫の幼虫、成虫を発見したらすぐに取り払っているとのことです。

毎日、700本のオリーブをパトロールする山田さんの後ろ姿

害虫の中でも、最強の害虫は「オリーブアナアキゾウムシ」。このゾウムシを取り払うことに一番の気を使っているとのことです。

オリーブアナアキゾウムシ。山田さんはこの虫の生態の研究を継続し、効率的な有機栽培の道を日夜探っています
これが、実際にオリーブの木の根元にいたオリーブアナアキゾウムシの幼虫。わかりにくい写真ですね。。

このオリーブアナアキゾウムシですが、昨年(2016年)、ネット上で話題になっていたようです。こちらの記事”「オリーブアナアキゾウムシ」が謎すぎると話題に。日本固有種なのに…” をご覧ください。

下記に一部抜粋します。

オリーブといえば、地中海地方が原産地だが、日本では江戸末期に初めて移入された。明治41年から香川県の小豆島で大規模な栽培が始まったが、原因不明のままオリーブが枯れてしまう事態が相次いだ。

実はこれ、体長1.5cm程の小さな虫「オリーブアナアキゾウムシ」の仕業だった。海外には存在しない日本固有種で、オリーブの根元に卵を産みつける、孵化した幼虫は幹の周りをぐるりと食害し最悪の場合、木が枯れてしまうという。

しかし、オリーブは外来種だ。明治以前は、オリーブアナアキゾウムシは何を食べていたのだろうか。疑問に思う声がネットにあふれ出た。

オリーブは他の生き物に食べられるのを避けるために、オレウロペインという、昆虫や動物が嫌がる成分を持っている。オリーブの実が渋くて生では食べられないのは、このためだが、オリーブアナアキゾウムシに限っては例外的にオレウロペインに対して食欲がそそられるという。

それまでは別の木を食害していたのが、たまたま海外から持ち込まれたオリーブが大好物になってしまったというのが実態だったようだ。


確かに、日本の固有種が、外来種のオリーブを主食にし、
「オリーブアナアキゾウムシ」という名前が付けられたというのは面白い話です。

このような努力を積み重ね、山田さんのオリーブ畑には12種類のオリーブが育っており、その中で2種類が紹介されていました。

一種類目がルッカ。この品種は甘くてフルーティーな味で日本人の口に合うようです。

こちらがルッカ。

二種類目がミッション。この品種はピリッとする味で、日本で一番この品種のオリーブが消費されているようです。肉料理に合うと山田さんは言っていました。

こちらがミッション

これらのオリーブで、ハーブティーも販売しているとのこと。

オリーブリーフをドライ中。。

番組の最後のほうでは、山田さん夫妻がべニシアさんに自慢の食材を振舞っていました。

1品目は、シラスご飯。小豆島産の醤油をさっとかけて、オリーブオイルはかなりドバっといってました。これは旨そうなので、家で早速トライしてみます。

山田さんの農園のオリーブから採れたオリーブオイルをたっぷりかけたシラスご飯。

2品目は、オリーブのシロップ漬け。メープルシロップで味付けされたものと、ワインに漬けたものもありました。ワインに漬けるとオリーブが非常に柔らかくなるようです。

オリーブのシロップ漬け。メープルシロップで付けたものだけでなくワインで漬けたものも紹介されていました

べネシアさんは今回の小豆島旅行で、子供の頃の思い出が沸きあがってきたようです。

番組の終了間近です。。

テレビ番組の特集って、だいたいが自分の期待とはずれて不完全燃焼に終わるケースが多いのですが、今回の内容は非常に満足しました。べニシアさん、及び、NHKの撮影スタッフに感謝です。

お蔭さまで、来年、小豆島旅行を実現したい気持ちが強くなってきました。。。

NHK「猫のしっぽ カエルの手」の2回目の小豆島特集は、2017年9月10日 18:00~です。こちらも見逃せません。

 
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