『ブラックアロマ』プロダクトとして発展させたい!養老渓谷に自生するクロモジで商品開発。

私自身がはじめて、クロモジのハーブティーを飲んだのは2018年9月ですが、クロモジのもつ素晴らしい香りに衝撃を受けたことは今も記憶に新しいです。

【過去記事:代表的和ハーブの「クロモジ」のお茶をはじめて飲みました。香り高く美味しかったです。】(2018年9月30日)

その後、養命酒製造がクロモジに注目した製品(のど飴、クラフトジン)を市場にリリースして以降、クロモジの認知度が右肩上がりになっているように思います。その流れを受け、「クロモジで地域おこし」をするニュースが徐々に増えています。

【過去記事:伐採期以外の林業の「副業」として、福井県池田町の夫婦が「クロモジ」を使用したハーブティーを開発・商品化。】(2020年3月21日)

【過去記事:「クロモジのソーダ」で山林を救う? 石川県白山市の循環型プロジェクトについて】(2021年8月27日)

今日は、千葉県のクロモジによる地域おこしのニュースを取り上げたいと思います。

自生植物クロモジで地域おこし 協力隊員が商品開発 千葉・市原

オーガニッククロモジティーとクロモジアロマスプレーを開発した掘さん=千葉県市原市で2021年12月7日、浅見茂晴撮影

 千葉県市原市の地域おこし協力隊員として市南部に暮らす掘恵宮琳(えみい)さん(41)が、地元に自生する植物のクロモジを使った、香りを楽しむアロマスプレーと、お茶を開発し、「YA―SOUJU~野奏樹(やそうじゅ)~」のブランド名で販売を始めた。【浅見茂晴】

手を使わずに傘を差せます 84歳、自身の経験バネにグッズ開発

 掘さんは市川市生まれ。協力隊に採用後、2019年7月に東京都内から養老渓谷に移住した。クロモジはクスノキ科の落葉低木で、君津市の「雨情楊枝(ようじ)」など高級ようじの材料として知られる。枝葉から「リナロール」という心が落ち着く香りがするのが特徴だ。リナロールはアロマテラピーでも人気で、「和製ハーブ」として注目されている。

 協力隊員として赴任後、近所のお年寄りが食事や農作業、山仕事で休憩の際、クロモジ茶を飲んでいると知り、試飲したところ味もよく、アロマテラピーに応用できると考えた。クロモジは成木でも幹の断面が500円硬貨ほどの太さで、高さも2メートル前後と簡単に採取できるという。

 掘さんは20年11月ごろ、開発に着手。近所のお年寄りの意見も聞きながら試行錯誤を重ね、21年5月に幹と枝から作ったティーバッグ「オーガニッククロモジティー」を完成させた。同年11月には、手摘みした葉や実を使った「クロモジアロマスプレー」を発表。里山の再生にもつなげたいと、ブランド名は、野生や自然が奏でる美しさという意味を込め「野奏樹」と命名した。両商品ともオンラインで販売している。

 ヨガ教室、耕作放棄地での小学生の農業体験も企画するなどし、地域にかかわってきた掘さんは「養老渓谷は温泉の黒湯やクロモジ、炭など『黒』に関係するものが多い。『ブラックアロマ』プロダクトとして発展させていきたい」と意気込んでいる。

※毎日新聞の2022年1月15日の記事(https://mainichi.jp/articles/20220115/k00/00m/040/084000c?fm=newspass)より抜粋

”『ブラックアロマ』プロダクトとして”というのは、インパクトがあります。今後の広がりが楽しみでなりません。

クロモジは古くから楊枝として使われてきたことは有名ですが、抜粋記事中にある「雨城楊枝」は初耳です。以下に雨城楊枝の説明を貼ります。

雨城楊枝(うじょうようじ)

掲載日:2020年4月28日更新

 久留里城(くるりじょう)には、城ができたあとに「3日に一度、雨がふった」という、いい伝えがあります。そのため、雨城(うじょう)という別名がついています。

 その「雨城」の名前をつけたものに、「雨城楊枝」があります。大きめの楊枝に、いろいろな模様(もよう)がついていて、細工楊枝(さいくようじ)とよばれています。楊枝という名前ですが、和菓子(わがし)などを食べるときに、フォークのように使います。

 ざいりょうにするのはクロモジという木で、いいにおいがします。千葉県のまんなかの久留里(くるり)のあたりは、良いクロモジがそだつ場所(ばしょ)で、むかしはそれを使ってたくさんの楊枝が作られていました。

 もともとは、フォークというよりは、口の中をきれいにするための小さなつまようじや、「ふさようじ」という種類(しゅるい)のものが作られていたのです。150年くらい前に「明治(めいじ)」という時代になると、作られる楊枝の数がふえ、100年くらい前には、久留里の近くでは500けん位の家が、楊枝づくりをしていたようです。

 君津市青柳(あおやぎ)の森啓蔵(もり・けいぞう)という人は、楊枝をあつめて、東京の楊枝やさんに売る「仲買(なかがい)」という仕事をはじめました。その子の森安蔵(もり・やすぞう)という人は、着物(きもの)を着るときにつける帯留(おびどめ)というかざりの形をヒントに、いろいろな模様をつけた楊枝を作りました。森さんの家では、今も、その技(わざ)を受けついで、楊枝をつくりつづけています。今は森隆夫(もり・たかお)さんが楊枝をつくっていて、その技(わざ)は「千葉県指定伝統的工芸品(ちばけんしていでんとうこうげいひん)」に選ばれています。

 さて、写真は久留里城址資料館(くるりじょうししりょうかん)に展示(てんじ)してある雨城揚枝のセットの一部分です。のし、松、鉄砲(てっぽう)、うなぎなど、美しい模様がつけられています。そして左下の「総ようじ(ふさようじ)」とは何でしょう?昔はたくさん作られていた事を、この文章のはじめの方でも紹介(しょうかい)しました。ふしぎな形で、フォークとしては使いません。何につかうものか、あててみてください。みなさんも毎日使いますよ! (答えは下に)

文 :久留里城址資料館(くるりじょうししりょうかん)

写真:「雨城楊枝(うじょうようじ)」森光慶(もりみつよし)作 ※久留里城址資料館があいているときは、展示してあります。

答え:歯みがきにつかうハブラシです!

雨城楊枝(うじょうようじ) 森光慶(もりみつよし) 作

※君津市公式ホームページ(https://www.city.kimitsu.lg.jp/site/kyoiku/28527.html)より抜粋

クロモジの楊枝の詳細な歴史を知ることができラッキーです。久留里エリアをじっくりと散策したくなってきました。。

YA―SOUJU~野奏樹(やそうじゅ)~のHP

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