薬膳師がオススメする2通りの乾燥対策。「旬」と「血」がキーワードのようです。

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あと2日で12月突入ということもあり、朝と晩の冷え込みは本格的になってきました。

私はこの時期になってくると、今年1年の過ごし方の詳細を見直し、来年1年間に向けての生活ルーチンをより効率的にできるようアップデートをかけるようにしています。1例を挙げると、私自身は読書量が多めの為、毎回紙の書籍を購入し続けることで部屋の中での保管に困り始めていました。そこで、電子書籍も本格的に活用するタイミングが来ていることを感じ始めていたのですが、最近のAmazon Kindleの機能がすごいことがわかり、即購入しました。

人生の1日は全人類に24時間が平等に与えられているのですが、その中で、自分の実現したいことを確実に達成するためには、時間を効率的、且つ、有効に使うこと、及び、様々な情報を浴び、正しい情報を選別できる目を養っていくことが大切だと思います。

こんな感じで、気温が冷えていくということは、自分にとっては人生を俯瞰するための良い時期なので充実した日々を送っています。ただ、気温が冷えてくると、肌や喉の乾燥が気になってくるのですが、今日は薬膳師が推奨する2通りの乾燥対策が紹介された記事を取り上げます。

↓は、1つ目の乾燥対策。

乾燥が気になりはじめたら、「秋の美肌」は食から作れます|坂井美穂のおいしい薬箱vol.1 

はじめまして。薬膳師の坂井美穂です。

麻布十番でフレンチ薬膳料理教室を主宰しながら、商品開発や講師業など食に関わる仕事をしています。20代のころから始めたモデルの仕事も、たまにですが楽しみながら続けています。

我が家はステップファミリーです。夫(46歳)、息子(9歳)、娘(0歳)の4人家族。今年の春、40歳で娘を出産しました

 

仕事、子育て、家庭。

ちょっとつまずくこともあります。そんな時、どんなに落ち込んでいたとしても、おいしく愛情のこもった料理は沈んだ心を優しく持ち上げてくれます。

―私が経験している40代のリアルな日常の中で、薬膳師として皆様にお伝えできること…

カラダだけでなくココロも支えることができる食材の選び方や組み合わせなど、家にある薬箱をあけるように、自宅キッチンから発信する《おいしい薬箱》をお伝えしてきたいと思います。


 

◇ 第一回目のおいしい薬箱は、「秋の乾燥対策」です

いよいよ本格的に秋になりました。乾燥が気になる季節です。

私もこの季節は必ず少し肌が乾燥気味になってくるので、うるおい効果の高い食材をとりいれはじめました。

肌に直接化粧水などをしっかり浸透させることも大切ですが、食べ物を消化吸収して必要な水分を生み出し、細胞の中からうるおすことで内側からみずみずしい肌を保つことができるのです。

乾燥は実は肌だけではなく、主に肺へのダメージをももたらします。喉のイガイガも、空咳も免疫力低下も乾燥が原因。

私たちは生きている以上、オートマチックに呼吸しています。吸い込んだ空気は直接肺へ送られるので、肺は秋の乾燥した空気に24時間毎日さらされている訳です。

肺は、呼吸機能に加え、免疫力、喉、気管支、水分代謝、皮膚、大腸などと関係しているので、肺の乾燥は肺だけでなく他の器官にも影響してきてしまいます。肺が乾燥により弱ってしまうと、喉や気管支が弱くなり免疫力が低下、水分代謝もうまくいかず、皮膚も乾燥し、大腸も乾いて乾燥性の便秘に・・・など、様々な不具合が現れてしまいます

特に新型コロナウイルスに続き、これからインフルエンザも流行する時期なので、何としても冬になる前に秋の乾燥に負けたくありませんね。

食での乾燥対策には秋の旬のものを積極的に召し上がってください

梨、いちじく、柿、ゆり根、蓮根など、乾燥から肺を守りうるおいを補う食材は秋に多く出回ります。

自然は必ずその時私たちに必要なものを与えてくれます。旬のものというのはただおいしいからだけではなく、体に必要だからその時期に実ってくれるのです。

他に、蜂蜜や豆腐、ヨーグルトやチーズ、白ごま、白きくらげなども、肺や大腸をはじめ、乾燥した状態をうるおしてくれる食材なのでおすすめです。


ということで、
今日のおいしい薬箱レシピは、《梨》
梨のコンポートをご紹介します。

フレッシュ感があるのに味が染みている、そんなコンポートです。

梨は、乾燥した肺を潤し、体に必要な水分を生み出します。さらに、乾燥肌を潤し、肌表面の再生を促す力もありますので、乾燥対策と美容対策の両方兼ね備えた食材です

『フルーツコンポ―トは、コトコトしたらすぐに火を止めて自然に冷めるまでそのまま休ませる』

数年前、松濤にあるフレンチレストラン「シェ松尾」の松尾シェフが教えてくださいました。以来、ずっとコンポートは必要以上に火を入れないで作っています。

我が家流は美容効果を上げる為に一緒にすだちとサフランをひとつまみ。サフランは血をキレイに流してくれるので、シミやくすみ対策にもばっちりです。

もし手に入れば、貧血が気になる方はナツメを一緒に煮るのもおすすめです。血が満ちていれば冷えも改善し頬や唇の血色がよくなります。

もちろんサフランやナツメ、洋酒がなくても美味しくできるので気軽に試していただきたいレシピです。煮汁はソーダや白ワインと割ったりしておいしく飲めるので、色々アレンジして楽しんでいただけたらうれしいです。

〜梨とナツメのコンポート サフラン風味〜

(作りやすい分量)
・梨 1個
・棗(ナツメ) 大きいもの3~4個
・サフラン ひとつまみ
・白ワイン 大1
・ラム酒 小1
・砂糖 30g
・サフラン ひとつまみ
・水 70cc
・レモン果汁 小1

(トッピング)
・ミント
・すだち
・クリームチーズ
・蜂蜜

(作り方)

1.梨は皮を剥き大きめのサイコロ状に切る。ナツメは種を除いて食べやすい大きさに切る。

2.レモン果汁以外すべて小鍋に入れ火にかける。

3.ふつふつしてきたら火からおろし、レモン果汁を入れ冷めるまで置いておく。

4.お好みでクリームチーズに蜂蜜などで甘さをつける。

5.3のコンポートが冷めたら、梨、ナツメと4のクリームチーズとを交互にお皿に盛り付けて、輪切りにしたすだちやミントを添えて完成。

【therapy point】
…乾燥した肌と肺を潤す 皮膚を作り出す
棗(ナツメ)…気と血を補う 消化力を上げる 血が不足して起こる心神不安の状態を安定させる
サフラン…滞った血を流し、血を綺麗にする 解鬱
すだち…気の巡りを良くする 消化力を上げる 肺を潤す
 
坂井美穂
FROM坂井美穂
国際中医薬膳師。モデルとして日本とパリでショーを中心に活動後、現在は麻布十番でフレンチ薬膳を提案しながら美と健康を追求した様々なサービスを展開。料理教室・セミナー・レストランイベント・商品開発に携わる。薬膳の資格講座、フレンチ薬膳シーズンアドバイザーの育成にも力を注いでいる。最新刊『“きれい”に効く インナークレンジング食事術』(A&F出版)が好評発売中。ほか「血めぐり薬膳」(A&F出版)「かんたんフレンチ薬膳」(主婦と生活社)公式サイト http://www.french-yakuzen.com/
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※StoryWebの2020年11月3日の記事(https://storyweb.jp/lifestyle/136056/)より抜粋

↓が、二つ目の乾燥対策。

乾燥の原因は水分不足だけじゃない。「血」も補って本気の保湿ケアを!|坂井美穂のキッチンの薬箱 vol.2

秋も深まってきて、窓の外の紅葉がきれいな季節になりましたね。

この季節になると気になってくるのが肌の乾燥。化粧水をいつもよりたくさん使わないと肌に充分な潤いが行き届かない感じがしてきました。

お気に入り化粧水の減り具合が気になりつつも、乾燥はいろんな肌トラブルを引き起こしてしまうので保湿をいつもより丁寧にしているこの頃です。夜よりも朝にシートパックをする方が効果を感じられるので、最近は朝ごはんを作るあいだ白い顔の人になっています(笑)。

乾燥肌対策には前回ご紹介した保湿食材で体の内側から潤すことも大切なのですが、乾燥は水分量だけ気にすればいいという事でもないんです。実は「血」の状態も大いに関係しています

血は肌へ潤いや栄養を届ける役割をしているので、秋冬の乾燥する時期に血が足りない状態だと余計に乾燥肌が進んでしまうのです。

<秋になると爪が割れやすい、目が乾く、喉がすぐ乾燥してしまう・・・>

こんな症状に思い当たる方は、体を潤すことの他に血を補うことで乾燥肌を改善できるはず!


 

◇ 第二回目のおいしい薬箱は、「血」も補って本気の保湿ケア です

私は約7か月前に出産し、血をたくさん消耗したばかり。しかも母乳は血から作られるので、授乳はまさに生き血を吸われているようなもの。

41歳。ただでさえ血だけじゃなく潤いもエネルギーも20代の頃に比べて足りないものが多くなっているので、本気で血も潤いも補わないとかなり老けてしまいます。

なので、出産してから特に血を補うことを意識していたら肌の乾燥も良くなってきました。ついでに腸の調子も良くなって、やっぱり血は大切だと実感。

女性は特に貧血気味の方が多いので、ぜひ乾燥対策に血へ意識を向けてみてはいかがでしょうか。

<血を補う効果の高い食材>べリー類 プルーン 赤身の肉 赤身の魚 ほうれん草 モロヘイヤ なつめ しめじ 赤貝 鶏卵 など

今回の薬箱レシピは、血を補うベリー類をたくさん使用した血めぐりホットスープです。

冷凍ベリーミックスで簡単にできて、密封容器に入れて5日くらい持ちます。シナモンで体を温める効果もあるので寒い朝にぴったりです。子供にも飲みやすく、我が家の10歳の息子も気に入って最近は朝の一杯の習慣になりつつあります。

〜ミックスベリーのホットスープ〜

 

(約6杯分)
・冷凍ミックスベリー 400g
・プルーン 3個
・水 400cc
・赤ワイン 100cc
・ラム酒 大1
・砂糖 大4
・シナモン 少々
・レモン果汁 小1~お好みで調整

(水溶き片栗粉)
・片栗粉 小2
・水 小2

(トッピング)
・みかん
・ハーブ お好みで

(作り方)

1.冷凍ベリーミックスを解凍して、半分の200gをミキサーまたはブレンダーにかける。

2.プルーンは食べやすい大きさに切る。

3.レモン果汁と水溶き片栗粉以外の材料をすべて鍋に入れ中火で温めアルコールを完全に飛ばす。

4.火を止めレモン果汁と水溶き片栗粉を入れ、とろみがつくまでかき混ぜたらスープの完成。

5.トッピング用のみかんを輪切りにして、フライパンでオイルはひかずに焼き色がつくまで焼く。

6.器にスープをよそい、5のみかんとお好みでハーブを添える。

※お子様用には、アルコールなしで、その分水の分量を増やして作っていただいても美味しくできます。

【therapy point】
ブルーベリー・・・血の巡りを良くする 血の生成や貯蔵に関わる肝蔵と腎臓を補強する
クランベリー・・・血の滞りを解消し、血の巡りを良くする
プルーン・・・血を補う 血の巡りを良くする

赤い食材は血を補う力を持つものが多いので、食材を覚えなくても赤色を意識してみるだけでもいいと思います。目指せ赤ちゃん肌!!

坂井美穂
FROM坂井美穂
国際中医薬膳師。モデルとして日本とパリでショーを中心に活動後、現在は麻布十番でフレンチ薬膳を提案しながら美と健康を追求した様々なサービスを展開。料理教室・セミナー・レストランイベント・商品開発に携わる。薬膳の資格講座、フレンチ薬膳シーズンアドバイザーの育成にも力を注いでいる。最新刊『“きれい”に効く インナークレンジング食事術』(A&F出版)が好評発売中。ほか「血めぐり薬膳」(A&F出版)「かんたんフレンチ薬膳」(主婦と生活社)公式サイト http://www.french-yakuzen.com/
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※StoryWebの2020年11月19日の記事(https://storyweb.jp/lifestyle/139097/)より抜粋

参考になる情報が多いです。

乾燥しやすい時期は、ベリー系の摂取を意識していきたいと感じました。

人体の機能についてまだまだ理解が足りないことを、この記事を見て実感したのですが、薬膳の知識を得ていくことは、人体の仕組みを理解する上でかなり有効であることも再認識しました。

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