日本のサフラン農家は激減しているようですが、国内のサフラン栽培市場は長期的に明るくなっていくのでは?と感じています。

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昨年10月に、大分県産のサフランをお店で買った時に、日本国内のサフランの栽培事情について知りました。

【過去の参考記事:サフラン生産量日本一は「大分県竹田市」であることを偶然知り、国内のサフラン事情について調べてみました。

日本での栽培は1886年(明治19年)からはじめられ、1903年(明治36年)には、大分県竹田市に伝わり、大々的に栽培が開始。

大分県以外では熊本県、岡山県、鳥取県、和歌山県などでも栽培され、最盛期には1,000㎏近い量が生産されていたらしいのですが、2011年度における国内生産は、竹田市で生産されるものだけとなり、生産量は激減しているそうです。

大分県竹田市の生産のピークは1970年ごろで、生産農家数は約360戸、生産量は約500kgはあったそうですが、その後、農家の高齢化等の事情により、現在竹田市内にサフラン生産農家は70~80軒で、竹田市全体での生産量は30kgに満たないのが現状とのことです。

因みに、サフランの生産量世界一は「イラン」です。

【過去の参考記事:ハーブたっぷりの「イランの朝食」をはじめて食べてきました。

つい先日、熊本県のサフラン農家の情報が入ってきたのですが、やはり、国内のサフラン栽培は衰退の一途を辿っていることが伺えました。(以下)

サフラン収穫”香りほのか” 最盛期、慎重にめしべえり分け 熊本県水俣市

サフランの花を摘み取る丸田廣さん(左)と啓二さん=水俣市

熊本県水俣市で唯一サフランを育てている石坂川地区の農家、丸田啓二さん(70)の栽培小屋で収穫が最盛期。約1万個の球根を敷き詰めた栽培用箱が並ぶ小屋は、華やかな香りに包まれている。

サフランはアヤメ科の多年草。薄紫色の花の中にある3本の赤いめしべを乾燥させたものが、主に食品の調味料や黄色の着色料に使われる。染料や香料、生薬にもなる。

新水俣市史によると、水俣でのサフラン栽培は1974年に大分県竹田市から球根を取り寄せて始まった。寒冷地に適しているとされ、石坂川のような山間地域農家の経営安定策の一つだったが、現在は丸田さんだけが栽培。兄の廣さん(72)を中心に、姉の廣田聖子さん(80)が一緒に収穫作業を続けている。

気温が下がり始めた11月上旬に花が開き始めたという。11日は、廣さんと啓二さんが花びらを摘み、聖子さんが花からめしべをえり分けた。廣さんは「ここ1週間が収穫のピークだろう」、啓二さんは「黄色い花粉が付くと価値が下がるので神経を使います」と話した。

摘み取ったサフランの花からめしべをえり分ける廣田聖子さん

主に、水俣市の観光施設「福田農場」に出荷する。(山本遼)

(2019年11月14日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

この記事に出てくる「福田農場」のHPを見てみると、レストランや、イベントでパエリアが作られていることがわかりますので、丸田さんのところのサフランが使用されているのだろうと思います。

今まで取り上げた内容だけを見ると、日本国内のサフラン栽培はお先真っ暗と感じてしまうかもしれませんが、私自身は、今後逆に国内のサフラン栽培が活性化していくのではないか?とひそかに期待を寄せている部分があります。

最近、インスタグラムを眺めている中で、明らかに自宅でサフランを育てている人が増えているように感じています。

スーパーで買うと高価なサフランを自宅で採取したいという目的が一番強いように感じるのですが、観賞用としてもサフランの花は非常に美しく、育てやすそうなことも後押ししているように思います。

因みにインスタグラムで、「サフラン」のハッシュタグの件数は2万8千件あるのですが、自宅で育てている写真がいっぱい出てきます。

私自身も、今年育てることができなかったので、来年は必ず栽培をしたいと思っています。

「サフラン=高級でなかなか手の届かないもの」という一昔前のイメージから、「サフラン=自宅で意外と気軽に育てられる」というイメージへの転換が起こっているように感じます。

この流れが起こってくれば、若者の中でサフラン農家をやってみたいという人がポツポツ出てくるように思うのです。

上記の理由により、サフランの国内栽培については今後あまり悲観的な感覚を持っていません。

国内の高品質なサフランの需要というのは高いと思いますので、国内におけるサフラン栽培の競争が起こってきたら、個人的にはワクワクします。

 
 
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