日本独自の”香りを芸道として楽しむ”『香道』とは。一度体験することで新しい世界観が開けそうです。

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自宅の庭でハーブを育てるようになって、先日、自分自身のある行動パターンが確立されていることに気付きました。それは以下です。

①まずハーブの葉や花の香りを直接嗅ぐ
②次に、手で擦って、手の香りを嗅ぐ
③さらに、葉に関しては1枚ちぎって改めてその香りを嗅ぐ
④ちぎった葉は庭に蒔く

 

そのハーブの持つ特性を、「香り」の観点においてできるだけ詳細に把握したいという想いが強いため、自然にこのような行動パターンが確立されたのだと思います。

その行動パターンの中で、先日興味深いことを発見しました。

庭で育てている「レモンユーカリ」なのですが、苗を買った当初は葉から細い針状の突起がたくさん出ていたにも関わらず、いつの間にかその葉の表面がツルツルになっていました。

手で擦ると、手に付着する葉の香りは弱いのですが、葉をちぎって葉を直接嗅いでみるとレモンユーカリ本来の香りがしっかりと香ってきました。

そして、私が剪定したレモンユーカリを妻が玄関に吊るしていたのですが、ドライになってくるとレモンユーカリの芳香はより一層引き立つことがわかりました。

その事は、昨日のInstagramでもアップいたしました。

 

 
 
 
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本来は小さな針状の突起があるレモンユーカリですが、去年あたりから葉の表面がつるつるになり、表面をさすっても芳香が弱くなりました。でも、ちぎるとしっかりと香りがします。 2日前に剪定したレモンユーカリを玄関に吊るし、それが徐々にドライになってきているのですが、予想以上に香りが強く出ています🌿✨ レモンユーカリのつるつる現象については、ネットでも散見できますが、何故そうなるかについては自分の体験を基に検証していきたいと思います。 #ハーブアロマの専門家の集合サイト #placeauxherbes #プラースオウエルブス #enjoyherballife #エンジョイハーバルライフ #ハーブのある暮らし #香りのある暮らし #スパイスのある暮らし #アロマ #ハーブ #herb #aroma #spice #アロマテラピー #ハーバリスト #ハーバルセラピスト #ハーブティー #メディカルハーブ #スパイス #レモンユーカリ

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ハーブと日々触れ合う中で、香りとの関わりは密接となっているので、今回のレモンユーカリのような「香りについての発見」はよくあります。

その体験の積み重ねによって、”香りの世界”への好奇心も日に日に強くなってきているのですが、その好奇心を掻き立てる情報に触れましたのでご紹介します。

香水やアロマと違う!日本ならではの香道を嗜みたい カルチャー体験vol.2

高尚に思える伝統芸能や教養の世界を知るにはどうしたらいい?それなら「体験」にお金をかけるのもその一歩です!


Q) 香道ではどんなことをするの?

A) 「組香」という香りを当てるゲームがあります。

 

香道へのアプローチ

1. まずはゲームのように遊んでみる。
2. 感覚を研ぎ澄まし香りそのものを楽しむ。
3. 和歌の世界に親しむ。

日本の香の歴史は、仏教伝来とともに始まりました。神仏に供える香を平安時代の人々が生活文化の中に取り入れて、のちに室町時代には日本独自の「香道」として成立しました。世界中に香水やアロマの文化はあれど、香りを芸道として楽しむのは日本だけなのです。

香道では、香りを「嗅ぐ」とは言わずに「聞く」と表現し、「聞香」と言います。香炉の中の灰に火をつけた小さな炭団を埋め、灰山の頂点に銀葉という雲母板をのせ、その上に香木を置いて炭団の熱で温め、香りを立ち上らせます。香木には沈香と白檀があり、香道では「六国」と呼ばれる6種類の香に分類されています。炭団の火を調整し灰の形を整えるのは初心者には難しいでしょうから、最初は電気で温める電子香炉を使ってみるのもいいかもしれません。

香道の楽しみのひとつに「組香」があります。数種類の香を聞き分けて、その主題や趣向を味わう遊びです。まず香元となる人が数種類の香木を順不同でひとつずつたいて香炉を客に回します。客はそのつど香を聞いて覚え、最終的にどの香がどういう順番で回ったかを回答用紙にそれぞれ記録し、最後に全員で答え合わせをします。組香では昔のさまざまな歌集からとった一首を「証歌」つまりテーマとする場合もあり、歌の中に出てくる言葉が香木の名前になります。たとえば春の組香「桜香」の一例では、〈桜散る木の下風は寒からで 空に知られぬ雪ぞ降りける〉という紀貫之の歌を証歌とし、「桜」「風」「雪」という名前を当てはめた3種の香を聞き分けます。『和漢朗詠集』『古今和歌集』『伊勢物語』などはいい歌がたくさん収められていますから、香道により親しむためにも、日頃から好きなところだけ拾い読みしてなじんでおくといいでしょう。それから回答用紙に回答を筆でしたためますので、書の腕前も必要になってきます。香道は、和歌と書の素養も一体となって香の世界を味わう知的な遊びでもあるのです。

 

お稽古を始める前にできること

体験ワークショップに参加する

香道 調香調香コース

「香十 銀座本店」でほぼ毎日、予約制で開設されている単発の体験コース。「調香コース」は、ベースの香りとなる白檀、丁子、桂皮、大茴香など9種の香木チップから数種を自分の好みで選び、中間ノートとなる沈香、サクラ、薔薇などの精油、トップノートとなる竜脳やバニリンを好みに応じて加え混ぜ合わせ、好きな柄の袋に詰めてオリジナルの「香り袋」を作る。1回 ¥3,000、所要約1時間。煎茶サービス付き。スケジュールは香十HPで要確認。

香道 聞香聞香コース

「聞香コース」は、通常は灰と炭団を用いる香炉の代わりに、電気の熱で温めるカジュアルな電子香炉を使って3種の香を聞く体験コース。季節に応じた和歌一首をテーマとする3種の香木が用意され、専用のピンセットを使って香炉にのせ、神経を研ぎ澄ませて香りを聞く。香道と密接に関わる和歌の世界も同時に楽しめる。使った香木は包み紙とともに持ち帰ることができる。1回 ¥3,000、所要約45分。煎茶サービス付き。HPでスケジュール要確認。

香道 香十1香道 香十2

2月にオープンしたばかりの「香十 銀座本店」の店内、5席のカウンターで香のワークショップを開催。HP上のスケジュール表を確認の上、要予約。
住: 東京都中央区銀座4-9-1 B1
Tel: 03-6264-2450
HPwww.koju.co.jp

 
 ※GINZAの2019年5月25日の記事(https://ginzamag.com/culture/taiken-2/)より抜粋

 

日本の中で室町時代からこんな文化が確立されていたということに衝撃を受けました。

知的な遊びなので、この「香道」を極めていくには長い修業が必要になっていくのだと思います。

「香十 銀座本店」での”調香コース”と”聞香コース”は、香道の入り口を理解する上で最適だと思いますので、まずは体験してみます。

「日本人と香りの関わり」については、非常に面白そうなテーマだと思いますので、今後知見を深めていきたいと思います。




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