“日本酒用の専用スパイスミックス”が今月発売というニュースを見て

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今日、興味深いニュースを見ましたので早速ご紹介します。

日本酒に浸し 風味の変化楽しんで 笹祝酒造 専用スパイス15日発売

笹祝酒造(新潟市西蒲区)は、日本酒に浸して使うティーバッグ入りの専用スパイスミックスを15日に発売する。和・洋・中華の各料理をイメージした3種類を1セットとし、風味の変化が楽しめる。

 日本酒を敬遠する若い世代など、より多くの人に日本酒の魅力を知ってもらおうと企画。正月の縁起ものとされ、薬草などを浸して作るお屠蘇(とそ)をイメージして開発した。

 商品名は、「SAKETO 3spices mix(サケト スリースパイシーズ ミックス)」。スパイスは、三条市の「三条スパイス研究所」の監修で調合。消費者の意見も取り入れ、和洋中の各料理と合うように仕上げた。

ワイン向けの専用スパイスミックスは既に販売されているが、日本酒向けは珍しいという。笹祝酒造は「日本酒の新たな楽しみ方を提案し、需要の拡大につなげたい」としている。

 希望小売価格は、税別で1セット600円。同社の180ミリリットル入りのカップ酒3本とセットで2200円の商品も用意した。問い合わせは同社、0256(72)3982。

※新潟日報の2020年7月8日の記事(https://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/20200708554309.html)より抜粋

確かに日本酒は、「オヤジ」が飲むイメージが強いので、スパイスと掛け合わせると飲んでみたいという若者は出てくるかもしれないですね。

私も日本酒は年始に飲むぐらいで、それ以外のタイミングで飲むのはかなり稀なのですが、今回のニュースを読んで、日本酒とミックスさせて飲んでみたいという気持ちになりました。

個人的に、今回調合を監修した「三条スパイス研究所」という名前が非常に気になったのでHPを調べてみたのですが、面白い取り組みをされていることがわかりました。以下に、「三条スパイス研究所とは」から抜粋した記載を貼ります。

「にほんのくらしにスパイスを」
長く広い新潟の、ちょうどまん中にある三条市。 この場所で、小さな食堂を拠点とした取り組み、 「三条スパイス研究所」がはじまりました。

東京押上にあるスパイス料理店「スパイスカフェ」のオーナーシェフ 伊藤一城を中心に、異分野で活躍する三条市内外のクリエイター達が集い、 食をはじめ地域の様々な資源を出会わせることで、「にほんのくらし」を 再編集しながら発信していく取り組みです。

「スパイス」という考え方
研究所のテーマに据えた「スパイス」とは、 異なるものをミックスして新しい何かを生み出していくこと。 伊藤シェフは、世界のスパイス料理を求め旅する中で、「スパイス」の在り方に、 単なる味付けの香辛料としてではなく、気候風土との関わり、 そこに暮らす人々が積み重ねてきた歴史や知恵の厚みを感じてきました

スパイスの本質は「文化のミクスチャー」
文化がミックスされることで、新しい香りや味わいが生まれていくことだと考えています。

「くらしの調合」という手法
この地域の山や森にも、あなたのまちと同じように、まだ少しだけ、様々な風味と機能を持つ天然食材があり、山間部に暮らす高齢者は、日々変化する天候や体調に合わせ、旬の食材を食したり、自ら保存加工した常備食材を自然と使いこなしたりしていました。その日常はまるで、まだ未病の状態から食の力で体を調整するという、まさにインドのアーユルヴェーダとも言える高度な食習慣です。 スパイス料理の基本である郷土の料理には、ずっと昔のくらしの知恵や工夫、そして人々の記憶と経験、より良い生命を目指すための「食べ方」のお手本がぎっしりと詰まっていました。

忘れられるとなくなってしまうもの

様々な要因からこのお手本たちも、いつか私たちの目の前からなくなってしまうかもしれません。その知恵の存在の意味を再考し、未来に繋ぐことが必要なのかどうか、この場所で一度立ち止まり、みんなで考えたいと思っています。

三条から発信する新しい
「スパイス文化」
伊藤シェフは、活動を通して三条の山間にある下田地域で、 一人のウコン(ターメリック)栽培農家と出会います。

山崎一一(かずいち)さん(87歳)

定年旅行で訪れた沖縄で初めてウコンと出会い、その苗を持ち帰り、 地元下田で栽培をスタート。南国の作物であるウコンを雪国で栽培するのは難しく、試行錯誤し生産に至ります。単に健康のためだけではなく、 「面白そう」という好奇心から、独学で栽培方法や加工法を編み出し、 25年以上ウコン栽培を続けてこられたそうです。 栽培のあれこれを楽しそうに語る山崎さんの顔は、 とても生き生きしていました。山崎さんのウコンは、 地元では供給が間に合わないほどの人気商品となっています。

先人たちの知恵や知識を受け取り、自らの新しい興味を織り混ぜながら、 未来を切り開いていく山崎さんのような高齢者達のたくましく、 おおらかな姿に三条スパイス研究所は、 これからのくらしを楽しく豊かにする可能性を見出しました。 活動を通して、研究所では、日本の地域と食、そして人のくらしに培われた知恵を引き出します。スパイスが「すり鉢」の中ですりつぶされることで、初めて香りの輪郭をあらわすように、個々に育まれてきた文化の厚みが、各々の人生を豊かにする―そんな日本独自の「スパイス文化」を調合し、育て、作り、食べるという様々な形で、この研究所に集う、すべての皆様と考えていけたらと思います。

三条スパイス研究所とは
「にほんのくらしにスパイスを」をモットーに、食文化や生活技術など地域にある新旧の知恵を混ぜ合わせまちや暮らしを新たな形に再編集していくことを目指す組織です。 当研究所の研究対象とする食材、技術、道具などを、ここに集う人たちが使いこなすことで、自分好みの「くらしの調合」ができるようになることを目標に、これからの活動を進めていきます。

うお~、この魅力的な取り組みにシビレました。新潟へ行ったら、絶対に外せない場所です。

伊藤一城シェフがオーナーの東京・押上のスパイスカフェは聞いたことがありますが、まだ行ったことがないです。

冒頭のニュースを起点として、「三条スパイス研究所」の取り組みを知ることができ幸運でした。

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