冬至に入る柚子湯にまつわるお話。「冬至」=「湯治」 「ゆず」=「融通」

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年末に近づくにつれて、一日の気温が私の住んでいる神奈川県横浜市もだいぶ下がってきました。

今朝、天気予報を見ると、最高気温が8℃となっていたのですが、恐らく12月に入って一番低い気温だと思います。

12月に入り、寒さが本格化するとポマンダーを作りたい気分になってきて、昨夜、オレンジとリボンを仕入れてきました。クローブは前もって入手しており、事前準備は整ったので、今日か明日作りたいと思います。

【過去の参考記事:人生初のポマンダーづくりに挑戦。オレンジとクローブが交わったときの香りが最高にいいです。

12月に入ると柚(ゆず)関連の情報も目にする機会が増えてくるのですが、一昨日、冬至に入る柚子湯に関して、初めて知った情報がありましたのでご紹介します。

冬至に湯治 恐るべき柚子パワー

北半球では一年で最も昼が短く、夜が長い日「冬至」がもうすぐです。

毎年12月22日頃が冬至にあたり、この日はお風呂に柚子を入れて入浴する「柚子湯」の習慣があります。
柚子湯はまさに天然の入浴剤で、輪切りにした柚子を布袋などに入れて浴槽の中に入れると、よい香りが気分を爽快にし、精油成分が皮膚を刺激して血行を良くし、肌をなめらかにし、疲労回復、冷え性・リウマチに効果があります。

柚子湯はまさに天然の入浴剤で、輪切りにした柚子を布袋などに入れて浴槽の中に入れると、よい香りが気分を爽快にし、精油成分が皮膚を刺激して血行を良くし、肌をなめらかにし、疲労回復、冷え性・リウマチに効果があります。

この習慣は銭湯ができた江戸時代から始まった習慣で、冬至→湯治(とうじ)、柚子→融通をかけて「お湯に入って融通よくいきましょう」という意味があるようです。

皮・果肉・種まで栄養満点

柚子は中国を原産地とするミカン科の樹木です。
日本では、奈良時代の初め頃すでに栽培されていて、「本草和名抄」や最古の医学書「医心方」に「柚」の記載があります。
また、漢方では「上品(じょうほん)」「君薬(くんやく)」と呼ばれ、免疫系・内分泌系・神経系・代謝系・血管系等の調節機能を活性化する働きがあり、昔から薬として利用されてきました。

柚子湯や漢方以外にも食用に用いられ、お吸い物、薬味、すりおろして味噌と和えた柚子味噌、柚子ポン酢などいろいろな利用法があります。主に皮だけを利用することが多いですが、実際は皮だけでなく果肉(果汁)も種も優れた薬効があり、全部無駄なく食べなければもったいない食品なのです。

皮の外側にはリモネン(精油成分)とベータカロチンが多く含まれています。
リモネンは柚子をはじめとし、柑橘類を絞ったときに飛び散る霧のようなものに含まれていて、新陳代謝を活発にし、脂肪分解、抗酸化、血管を広げ血行を良くして身体を温めるなど様々な効果があります。

柚子100g当たりレモンの16倍の含有量があります。
また、ベータカロチンは粘膜を強くして風邪の予防になります。

皮の内側の白い部分は毛細血管を丈夫にして動脈硬化を予防するヘスペリジンが含まれ、これはみかんやはっさくなどにも含まれています。

柚子茶は風邪予防に効果的なので、この冬の寒い時期こそ是非取り入れてみてくださいね。

果肉(果汁)にはクエン酸がみかんの3倍もの量が含まれ、酒石酸、リンゴ酸、ビタミンC、ペクチンも豊富です。これらは疲労回復、利尿作用、胃腸を整える、コレステロールを抑制する等の働きがあります。

柚子を丸ごと無駄なく摂るためのおすすめの方法は、柚子のはちみつ漬けです。
柚子を薄くスライスして種も一緒にはちみつに3日ほど漬け込みます。

そのまま食べても良いですが、適量をお湯で薄めて柚子茶にすると良い香りが立ち、よりおいしく楽しめます。
風邪予防に効果的なので、この時期に是非取り入れてみてくださいね。

microdiet.netの記事(https://microdiet.net/diet/000275/)より抜粋

柚子って、日本が原産だという勝手な思い込みがありました。

奈良時代にはすでに栽培されており、日本最古の医学書「医心方」にも「柚」の記載があったということは、薬効に関しては早くから知られており生活の中で活用されてきたということですね。

また、柚子湯の習慣は銭湯ができた江戸時代から始まった習慣で、冬至→湯治(とうじ)、柚子→融通をかけて「お湯に入って融通よくいきましょう」という意味があるようだ、という記述は、江戸時代の庶民の様子がイメージできる内容で、とても興味深いです。

毎年、冬至に何気なく入っている柚子湯も、このような背景を知った上で入ると、より楽しくなります。

今年の冬至が待ち遠しいです。

 
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