「アロマ香る会議室、オフィスを緑化」:オフィスを提供する側の東急不動産ホールディングスの働き方改革

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昨年1月に、青山フラワーマーケットを運営するパーク・コーポレーションの空間デザイン事業「parkERs」の中で、『香りを用いた働き方改革』ビジネスに取り込んでいるということがわかった時に、大きな衝撃を受けたことを記憶しています。

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アロマをオフィスに持ち込むという概念自体が、当時は新鮮に感じたので、この動きは本格化して欲しいという想いを持っていました。

そして、今年4月に、株式会社フジクラ(東京都江東区、取締役社長:伊藤 雅彦)と、個人や企業に最適な香りを提供する株式会社コードミー(横浜市西区 代表取締役社長:太田賢司)が、イノベーション活動を促すことを目的に、オリジナルアロマの空間演出と、社員の名刺にも同アロマを賦香する実証実験を開始したことを取り上げました。

【過去の関連記事:大手製造業「フジクラ」×パーソナライズアロマ事業「コードミー(Code Meee)」:オフィス空間と名刺にオリジナルアロマを賦香する実証実験開始

この内容を見たときに、働き方改革の一環として、オフィスにアロマを取り入れていく会社が”加速度的に増えていく”という確信めいたものを持ったことを覚えています。

嗅覚は本能や感情にダイレクトにつながる感覚なので、そこで働く社員の業種や職種に応じた香り、もしくは、オフィスのネガティブな雰囲気を変えていくツールとしての香りが、オフィスに展開されていくことによって、業務の生産性が上がっていくことは確実だと個人的に思っています。

なので、冒頭の実証実験によってどんな効果が生まれたのかという客観的な結論について、早く確認したいという気持ちがあります。

そう思っていた矢先、オフィスを提供する側の東急不動産ホールディングスが、働き方改革の一環で行なっているオフィス変革のニュースが流れてきたのですが、その内容が先進的な内容だと感じたことと、オフィス提供会社の取り組みなので波及効果が高そうだと感じたので取り上げたいと思います。

「アロマ香る会議室、オフィスを緑化」オフィス提供会社の本気オフィスに行ってきた

働き方改革が進み、働く場所や時間がフレキシブルに取れるようになった反面、従業員同士の交流が少なくなり、コミュニケーションが希薄になってきています。そんななか「会社の環境を良くして、本気で働きやすい会社を作ろう」と取り組んだのが、本社を移転した東急不動産ホールディングです。従業員を対象に、脳波測定やコミュニケーション分析を実施するなど、働き方改革の見える化について実施しています。いったいどんな改革をしているのか、実際にオフィスにおじゃましました。

働く場所を自由に選べる時代だからこそ選ばれるオフィスへ

「渋谷ソラスタ」にある東急不動産ホールディングス。新本社の名称は「Call」(コール)と言います。「働く場所を自由に選べる時代だからこそ、わざわざ行きたくなるようなオフィスを作りたい」という思いが込められていますが、オフィス内は「いますぐここで働きたい!」と思えるようなところでした! 注目ポイントを1つずつ紹介していきます。

「Green Works Style」でオフィスを緑化

オフィスに入ってまず目についたのが、室内に設置された緑の多さ。執務室や会議室、廊下、リラックスエリアなど、どこも緑がいっぱい。「Green Works Style」としてオフィスの緑化を実施し、さらに従業員の脳波を測定しストレス度、集中度などを可視化して、生産性向上に活かそうというのです。

スタイルに応じて働く場所が選べる

一般のオフィスとの違いは、個人の決まったテーブルはなく、ワークスペースが広々としていること。「執務スペース」は、在籍人数の約80%に抑えて、オープンスペースを多数配置。さらにパーテーションなどの区切りもないから、広々として解放感いっぱい! 個人の荷物はロッカーがあるので、パソコンや資料などはそちらに収納可能。

席が固定化されると、「同じフロアにいてもまったく会話をしたことがない人」もいますが、席を自由化したら今まで話したことがなかった人とも話すようになり、意外と仲良くなれるかも。

目的別会議室の設置×機能性アロマを活用

オフィス内に複数ある会議室も見せてもらいました。おもしろいのが、緑、赤、ベージュなど、部屋ごとにテーマカラーが決まり、テーブルの形も円卓、長方形、またはサウナ式の座席などがあること。

実は、会議の目的に合わせて部屋の作りを変えているのです。たとえば、上司と向かい合って座っていたらなかなか思いつかなかったようなアイデアも、サウナ形式の座席で座ることでリラックスして、今までとは違った発想で新しいアイデアが出ることも!

さらに、一部の会議室には、会議の目的に応じて機能性アロマを活用してます。たとえば、自由な考えを言う会議では、リラックスモードで自由な発想を助長し、清涼感のある「ハーバル」の香りを使うのです。

会議といえば、「テーブルとイスがあればできる」と思っていましたが、座り方や香りを変えてみると、リラックスできたり、新しいアイデアが出やすくなるのかもしれません。この「香り」による効果は、自社の会議でも使ってみたくなりました。

フィットネス×オフィスで健康促進

この働き方改革の中でも注目したいことの1つが、「健康経営に向けた取り組み」。オフィスの一角にフィットネスコーナーがあったり、東急スポーツオアシスによるエクササイズレッスンなどのイベントも実施予定。フィットネスアプリ『WEBGYM』を導入し、個人に合わせたフィットネスメニューまで提案してくれるのです。もうここまでされたら「運動するしかない!」という気持ちにすらなってきます(笑)。

東急ハンズ監修の「ハンズカフェ」では、働く人々の健康などに配慮した「WELL認証対応」のお弁当販売などもあり、「運動だけじゃなく、食べ物も気をつけてね」という親心ならぬ「会社心?」を感じます(涙)。

こちらは仮眠室。予約すれば、1回につき30分利用可能。「眠くて仕事に集中できない」という場合は、仮眠室で休憩すれば眠気がスッキリしてパフォーマンスも向上するはず。

「働き方改革」をマネしたい会社が増えるかも?

オフィスを貸す側である東急不動産ホールディングスが自社で「働き方改革」に本気で取り組み、さらに結果が出たら、「うちも取り入れてみたい」と思うオフィスが増えそうです。働いている人たちの満足度があがれば生産性も上がるし、離職率も減り、会社としてもメリットがいっぱい!

「コミュニケーション活性化」と「生産性向上」を目的とした最先端に近い各種制度・システムを備える新本社「Call」。参考にしたいところがたくさんありました。

※Livedoor Newsの2019年9月23日の記事(https://news.livedoor.com/article/detail/17123260/)より抜粋

今回の記事の価値は、オフィスを貸す側である大手企業(東急不動産ホールディングス)が取り組んでいるという部分だと思います。

働き方改革の一環の中で、「アロマ」をオフィスに取り入れていくという概念自体が当たり前というステージがもう目の前までやってきた感があります。

ちょうど昨年12月に、自分が作ったポマンダーをオフィスに持っていったことがあったのですが、その時の社員の反応は良く、リラックスした雰囲気を作り出す上で、オフィスに香りを持ち込むのはプラスに働くという実感を持てたことがあります。

「アロマ」×「オフィス」の領域が当たり前になってくると、アロマ調香の仕事に対するニーズの広がりも出てくると思いますので、個人的なワクワク感があります。

このトレンドは引き続き追っていきたいと思います。

 
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