ラベンダーだけではない、富良野を中心点とする「北海道ガーデン街道」という試み

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私は北海道出身なのですが、全く知らなかった北海道が行っている試みを最近知りました。「北海道ガーデン街道」という試みです。「北海道ガーデン街道」のホームページによると以下の説明があります。

北海道の代表的な美しい8つのガーデンが集中している、大雪~富良野~十勝を結ぶ全長約250kmの街道です。いずれのガーデンも北海道ならではの気候や景観を生かして個性にあふれ、力に溢れた庭づくり・景観を展開する現代の日本を代表する観光庭園です。

日本のコッツウォルズ(イギリスのガーデンエリア)やロマンティック街道(ドイツ・観光街道の一つ)と呼ぶに相応しく、日本の新たな庭園文化を築くものです。また、自然の風景や山並みとともにアクティビティーを楽しめ、豊かな食も堪能できる観光ルートです。

北海道ガーデン街道HPより引用

北海道の代表的な8つのガーデンと書いていますが、お恥ずかしながら、一つも知っているガーデンはありませんでした。

2008年に北海道ガーデン街道協議会が発足し、それまで個々に経営していたガーデンが連携することで、ドイツのロマンチック街道のような広域連携の観光事業を行おうという試みがスタートしたということですので、割と最近といえば最近かもしれません。

上記にある8つのガーデンの詳細は以下でご確認いただけます。

大雪 森のガーデン
上野ファーム
風のガーデン
十勝千年の森
真鍋庭園
十勝ヒルズ
紫竹ガーデン
六花の森

Wikipediaによると、この観光事業の目的の一つは、二泊以上の滞在型観光の定着を目指しているということですが、私のようなガーデン好きにとってはそれだけの魅力は感じます。

自分の家の庭にメディカルハーブ系の香草をメインで増えているので、花の美しさを今後どのように織り交ぜていこうかというステージに進んでいます。

上記のガーデンに出てくるルピナスなんかは今徐々に興味を惹かれる花になってきています。

なので、北海道旅行の際にこの街道を通ってガーデンを巡りをすることで庭造りについて学ぶことは計り知れないのではないかと思っています。

上記のガーデン紹介のページに花カレンダーというのがあって、月別の代表的な花の紹介があるので助かる情報だと思います。旅行時に2日~3日かけてガーデンをまわる際は、月別に見れる花をまとめて閲覧できた方が便利ですので、下記に記載します。

4月~5月

(十勝千年の森)
ミズバショウ
エゾノリュウキンカ
プルモナリア
(真鍋庭園)
クラブアップル類
ツツジ類
エゾアジサイ
球根類
山野草
(十勝ヒルズ)
姫こぶし
モクレン
スイセン


(紫竹ガーデン)
クロッカス
セツブンソウ
クリスマスローズ
チューリップ
スイセン
(六花の森)
カタクリ
エゾリュウキンカ
オオバナノエンレイソウ
シラネアオイ

5月~6月

(大雪森のガーデン)
オオバナノエンレイソウ
ブルンネラ
プルモナリア
コマクサ
アリウム
(上野ファーム)
エゾエンゴサクゲラニウム
チューリップ
キャットミント
ルピナス
ジギタリス
ゲラニウム
(風のガーデン)
プルモナリア
チューリップ
西洋オダマキ
ルピナス
アリウム
(十勝千年の森)
シラネアオイ
オオウバユリ
サルビア・ネモローサ
(真鍋庭園)
ハニーサックル
オオベニウツギ類
ハイブリッドハマナス類
シモツケ類
(十勝ヒルズ)
ルピナス
ローズ
ブルーエンジェル
ネペタ
ゲラニウム
エキナセア
(紫竹ガーデン)
シャクヤク
デルフィニュウム
ヘメロカリス
ルピナス
コスモス
ファイヤーワーク
(六花の森)
スズラン
ハマナシ
エゾカンソウ
クロユリ

6月~7月

(真鍋庭園)
ハニーサックル
オオベニウツギ類
ハイブリッドハマナス類
シモツケ類
(十勝ヒルズ)
ルピナス
ローズ
ブルーエンジェル
ネペタ
ゲラニウム
エキナセア
(紫竹ガーデン)
シャクヤク
デルフィニュウム
ヘメロカリス
ルピナス
コスモス
ファイヤーワーク
(六花の森)
スズラン
ハマナシ
エゾカンソウ
クロユリ

7月~8月

(大雪森のガーデン)
ジキタリス
カンパニュラ
エキナセア
ルドベキア
メコノプシス
アナベル
(上野ファーム)
バラ
バーバスカム
カンパニュラ
エキナセア
ホリホック
ユリ
フロックス
(風のガーデン)
カンパニュラ
ヴァーバスカム
モナルダ
エキナセア
フロックス
(十勝千年の森)
シラネアオイ
オオウバユリ
サルビア・ネモローサ

8月~9月

(十勝千年の森)
サラシナショウマ
ルドベキア
コレオプシス
(真鍋庭園)
ロバイ類
アメリカアジサイ類
ノリウツギ類
ツリバナ等の初期紅葉
(十勝ヒルズ)
クジャクアスター
ノリウツギ
紅葉
ヘリアンサス
タリクトラム
(紫竹ガーデン)
タリクトラム
ミナズキ
アナベル
ダリア
マロウ
秋明菊
(六花の森)
エゾリンドウ
ハマナシ

9月~10月

(大雪森のガーデン)
キミキフーガ
アスター
ホトトギス
シュウメイギク
コルチカム
(上野ファーム)
ヘレニウム
キミキフーガ
セダム
アスター
アネモネ
色づく植物の実
(風のガーデン)
サクシサ
ルドベキア
アスター
へレニウム
キミキフーガ

8つのガーデンの中で、誕生秘話的なトピックをいくつか紹介されていて、面白い内容がありましたので紹介します。

十勝千年の森

十勝毎日新聞の林光繁会長が1992年にカーボンオフセットを目指して森づくりを始めたことに由来するそうです。森は1000年の発想でデザインすべきだと考え、植林から16年後の2008年にようやく開業に至ったとのこと。
世界的なガーデナー(造園家)ダン・ピアソン氏と高野ランドスケーププランニング(札幌市)が手がけたイングリッシュガーデンで、コンピュータシミュレーションでこの庭園の品種の配合を計算した図面を作成し、植栽していったのだそうです。
努力が実り、2012年に「十勝千年の森」は、英国デザイナーズ協会の最高位のグランドアワードを受賞したとのことです。

真鍋庭園

創業は1966年。本来は樹木生産のために多種の針葉樹を輸入し、実験的に育種し、販売する25000坪の見本園だったそうで、これを庭園として解放するようになったとのこと。さまざまな実証を重ねながら交配や育種し、全国の商業施設や庭公園などに出荷。
代表の眞鍋憲太郎氏の深い知識と樹木への愛情、世界を舞台とした苗市場の競争状況、そして軽妙なトークが満足度を高めること間違いないということですので、楽しそうです。

紫竹ガーデン

90才になる紫竹昭代おばあちゃん自身が名物。ご主人が逝去されて悲しみに暮れていたとき、好きな花を植えて笑顔を取り戻そうとしたのが63才。18000坪となった広大な土地には2500種の花が咲くそうです。
無肥料、無農薬、無灌水であくまでも自然に任せて育成。元気な紫竹おばあちゃんに元気をもらいにくるファンが絶えないそうです。

 

どれも様々な個性があって、非常に面白そうです。

北海道から出てみて、このガーデン事業を客観的に捉えてみて、北海道の気候、地形をうまく利用しているとおもいますし、海外のやり方をただ真似するのではなく、北海道独自の要素もうまく織り交ぜることによって独自性は出せていると思います。

ガーデン好きだけではなく、ハーブのことが大好きな人にとっても魅力のある場所になっていると思いますので、来年の北海道旅行の際はぜひ行ってみたいと思います。

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