”松ぼっくり”を使ったレシピ(ジャム・シロップ・茶・酒)が存在することに衝撃を受けました。

※VRINDAAM社アーユルヴェーダ・アロマフレグランス日本初上陸!バナーをクリック

20代の頃、ロシア人の友人の自宅でパーティーが開かれたときに妻と伺った際、ロシア料理のレシピを教わったことがありました。

その関係上、今でもたまに、ボルシチやペリメニ(ロシアの餃子)やオリヴィエ・サラダを妻が作ってくれることがあります。

初めてロシア料理を食べたときに、その美味しさにハマってしまい、街でロシア料理の店を見つけたら高確率で入店していたときがありました。

また一昨年、本ブログの中で、ロシア人が書いたハーブの記事が新鮮だった為、その内容を取り上げたことがありました。

【過去の参考記事:ロシア人の視点で書かれたハーブの記事は新鮮でした、というお話

普段見かける海外のハーブ・スパイス関連の情報は、地中海周辺のヨーロッパ・中東、そして、東南アジア、中国に集中しており、ロシアからの情報は非常に少ないこともあり、たまに入ってくるロシアからの情報が目から鱗の内容のものが多いです。

昨日もかなり驚いたロシアの情報が入ってきましたので、ご紹介いたします。

松ぼっくりを使った意外なレシピ4選

松ぼっくりを食べたことはあるだろうか?この中で気に入ったものを見つけて、作ってみては?

ロシア北部、シベリアとカフカスの大部分には立派な松林が広がっている。地元の人々は厳しい自然が与えてくれる豊かな恵みをさまざまに活用してきた。松の芽と精油は気管支炎の治療において、針葉はビタミンC源として、タールはスキンクリームの代用品として、そして松ぼっくりはさまざまな料理の材料として使われるようになった。食用には、ロシアでは5月から6月にかけて、その他の国ではもう少し早い時期に採れる緑色をした若い松ぼっくりが適している。

1.ヴァレーニエ(ジャム)

これは観光客にとって本当に珍しい一品で、シベリアを訪れた人々はお土産に喜んで松ぼっくりの入った瓶を持ち帰る。松ぼっくりのヴァレーニエは自宅でも簡単に作れる。作り方は、松ぼっくり(2キロ)をきれいに洗い、水の入った鍋で30分煮る。これを冷暗所に一晩置いておく(12時間)。鍋から松ぼっくりを取り出し、砂糖を加え(煮汁1リットルあたり砂糖1キロ)、どろっとして黒っぽい赤みがつくまでさらに煮る。ヴァレーニエが出来上がったら、先に取り出した松ぼっくりをいくつか戻して5分煮て、松ぼっくりごと瓶に注ぐ。松ぼっくりは1リットルの瓶に6–8個入るようにする。松の代わりに、けしやもみの実でも同様のものが作れる。

2.ハチミツ

甘いものが好きな人には最高のおやつ。松のハチミツを作るには、滅菌された容器の底に少量の砂糖を入れ、次に松ぼっくりを敷き詰め、その上に砂糖を加え、順に松ぼっくりと砂糖の層にしていくだけ。比率は松ぼっくり1キロに対し、砂糖は1.5キロ。

松ぼっくりを入れた容器はふきんか布でくるんで、室温で3週間置いておく。松ぼっくりから滲み出た液が砂糖水に溶け出しシロップになり、ハチミツとなる。3週間後、ハチミツを乾燥したガラス瓶に移し替え、冷蔵庫で保存する。ハチミツは紅茶などに入れていただく。

3.お茶

お茶を作るにはかなり若い松ぼっくりが適している。採れたばかりの松ぼっくり、または乾燥させた松ぼっくりを使う。松ぼっくりは長さが3センチ以下のものが望ましい。

水200ミリリットル、松ぼっくり75グラムを用意する。松ぼっくりはきれいに洗い、ナイフで細かく刻んだら、熱湯に入れ、蓋をし、15分蒸らす。薬草を加えるとさらに美味しくいただける。

4.浸酒

松ぼっくりの浸酒は免疫力向上と安定効果があるとされている。松ぼっくりはきれいに洗ったら、ペーパータオルで水分を吸い取り、アルコールを注ぐ(130グラムの松ぼっくりに対して200ミリリットル)。涼しい場所に2週間置いておけば出来上がり。1日1回大さじ一杯を目安に食後に飲む。

Russia Beyondの2019年2月7日の記事(https://jp.rbth.com/cuisine/81576-matsu-bokkuri-wo-tsukatta-reshipi)より抜粋

 

松ぼっくりというと、今までの人生の中で食用にする概念がなく、リース等のクラフトの装飾用として活用するという見方しかできていなかったため、この情報を知ったときはかなりの衝撃でした。

ただ、「味はどうなんだろう?」という疑問があるので、まずは自分で作ってみる前に、ネット上から味に関する情報を探してみようと思います。

まず、松ぼっくりのジャム(ヴァレーニエ)の味。

以下の記事では”美味しい”・”クセになる”という情報があります。

また、以下の記事では、作り方についての詳細情報が記載されています。

次に、二つ目の「ハチミツ」の味。

上のレシピは、「ハチミツ」という表現は少し誤解を招く可能性がありますので「シロップ」と呼ぶ方がいい感じがしました。

ただ、ネット上では、蜂が松の樹液を集めた本当の意味での”松のハチミツ”が存在することがわかりました。ギリシャやトルコでは有名なようです。

Amazonで一品だけ売られていました。

↑の商品の詳しい説明はこちらのサイトにあります。

続いて、「お茶」の味。

ネット上には松ぼっくりのお茶についての情報は無かったのですが、こちらのページに、以下のコメントがありました。

東城百合子さんの「家庭でできる自然療法」という本によると

松葉を煎じて飲むと体を温め、毒素を体外に排出すると書いてあります。

松ぼっくりではどうなのでしょうか?!

ちょっと気になるところです。

緑色の生の状態の松ぼっくりで一度どんな味なのか試してみたいです。

最後は、「浸酒」の味。

実際に作って、味を確認している方がいました。

松ぼっくり酒、漬けてみました(2017年8月28日)
松ぼっくり酒、蔵出ししてみました(2017年11月4日)

ジンの味として知られているジュニパーベリーも、セイヨウネズ(西洋杜松、学名:Juniperus communis)の球果で、「松」から採れるものなので、実際に松ぼっくり酒の味を確認してみたいです。

本当に世の中は知らないことばかりです。今年は、松ぼっくりで幾つか食用のものを作ってみようと思います。

Like! Provence – プロヴァンスが大好きな、貴方へ。(バナーをクリック!)

1件のコメントがあります

名前 (必須)メールアドレス (必須)サイト

コメントを残す