千葉県への旅行をきっかけにして、枇杷(ビワ)のことを少し調べてみました。

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8月7日~8日の1泊2日で、千葉県へ家族旅行に行っていました。

台風が接近していたので、あいにくの天気でしたが、旅館の敷地のプールは解放されていたので、子供たちにとっては良かったです。

いつもは、晴れていれば道の駅などで買い物をするのですが、チェックアウト時は外が大荒れでしたので、旅館の中の売店で買い物は済ませました。

買った品物の一部をご紹介します。

びわ茶
びわゼリー
”びわジャム”と、”あけびジャム”

 

以上のように、旅館の売店には、枇杷(ビワ)に関連する商品が多かったです。

枇杷の国内の生産量ランキングって、今まで意識したことがなかったのですが、2016年(平成28年)のデータは以下です。

1位 長崎県 482トン 24.1%
2位 千葉県 430トン 21.5%
3位 香川県 230トン 11.5%
4位 愛媛県 132トン 6.6%
5位 鹿児島県 110トン 5.5%
6位 兵庫県 94トン 4.7%
7位 和歌山県 50トン 2.5%
地域の入れ物より一部抜粋

 

千葉県は2位にランキングされていました。

2014年のランキングでは、長崎県の生産量が1500トンくらいですので、長崎の生産量がここ最近大幅に減り、千葉県が1位に躍り出そうな感じです。

ただ、TOP3の生産量自体は、それぞれ200トン~500トンの間ですので、規模感は小さいですね。

全国の合計は約2000トンと、上記の参照データには書かれています。

昨日、買ったびわ茶を飲んでいた時に、「枇杷」のことについて調べていたのですが、養命酒製造さんのページで参考になる内容がありましたので、ご紹介します。

昨日飲んだびわ茶。枇杷の葉に、はと麦とウーロン茶がブレンドされていました。枇杷の葉の口当たりは独特で、薬効を感じることができます。

 

以下です。

 “大薬王樹”の異名を持つ「ビワ」

初夏になると、果物屋さんに出回るコロンとかわいらしいタマゴ形のビワの実。古来より、ビワの木には様々な薬効があることで知られており、古い仏教経典では「大薬王樹(だいやくおうじゅ)」という名で紹介されています。中国の古い言い伝えでは、ビワの木があると病人がその葉を求めて列をなしたといわれ、いつしかビワは病人が寄ってくるから縁起が悪いとまで言われるようになりました。
その一方、乾燥させると強度が増すビワの木でつくった杖は丈夫で長持ちすることから、「長寿杖」と呼ばれ縁起物としても活用されています。
種をまけば簡単に発芽し、10年弱で人の背丈を越える木となり、1年中大きな葉を茂らせます。木枯らしの中で果敢に開花するビワは、植物としても非常にタフです。そんなパワフルなビワの薬効成分について、養命酒中央研究所の鈴木和重研究員が解説します。

ビワの実も葉も薬効成分たっぷり!

養命酒中央研究所 鈴木和重研究員

中国原産のビワはバラ科の常緑高木で、日本では比較的温暖な地域で広く栽培され、葉っぱの形が楽器の琵琶(びわ)に似ていることから、その名がつけられたと言われています。

薬用には主に乾燥した葉(琵琶葉)や果実を利用しますが、中国の古い医学書には、その他に種子(琵琶仁、琵琶核)、花(琵琶花)、根(琵琶根)などの利用についても記載されています。

ビワの葉(琵琶葉)には咳を鎮めたり、痰を除いたり、胃を丈夫にしたり、体の余分な水分を排泄したりする作用があり、辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)という漢方処方にも配合され、鼻づまりの解消や鼻の炎症を鎮めるために用いられます。

また、民間的にはビワの葉を煎じた汁を皮膚炎やあせもに湿布したり、浴用料として用いたりします。江戸時代には、ビワの葉にカッコウ、木香、呉茱萸(ごしゅゆ)、肉桂、甘草、莪朮(がじゅつ)などの生薬を配合した「琵琶葉湯」が暑気払いに用いられたと言われています。

この琵琶葉湯は京都烏丸を発祥として全国に広まり、江戸の地では庶民の夏の飲み物として重宝されたようです。

食用としておいしい黄橙色の果実もまた、葉と同様に咳を鎮めるために用いられます。ビワの葉に比べると果実の薬効に関する科学的な記述はそれほど多くありませんが、近年、成分の解明が進み、糖分やビタミン・ミネラル類などの栄養成分だけでなく、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素であるビタミンAに変換されるβ-カロテンや抗酸化性の期待できるポリフェノール類が多く含まれていることが分かりました。

特に、ポリフェノール含量は比較的多く含まれるブドウの巨峰と同程度と言われています。

ビワの果実は皮をむいてしばらく置くと褐色に変色してしまいますが、この反応もポリフェノール類と酸化酵素によるものです。

変色とともに抗酸化性のあるポリフェノール類も減ってしまいますので、なるべく新しいうちにおいしく、効果的にいただきたいものです。ポリフェノール類には動脈硬化に関係する酸化LDLの生成を抑える効果があることも報告されており、生活習慣病予防にも寄与する可能性もあります。

(一部割愛)

日本では江戸中期ごろから南房総でビワ栽培が始まり、それが江戸に出回っていたようです。江戸後期には、今の長崎県茂木町に住む女性が中国商船から持ち込まれた中国原産の「唐ビワ」を食べ、その種を自宅の庭にまいたことから、西日本を代表する品種「茂木ビワ」が広まったといわれています。江戸時代に端を発するビワの主産地は、今も長崎県と千葉県が2トップで日本のビワ収穫量の約半数を占めています。近年は、茂木ビワとの交配などでさまざまな品種がつくられているので、いろいろ食べ比べてみてはいかがでしょう。

養命酒製造のHPより一部抜粋

葉も果実もしっかりと効能がありそうなので、枇杷の木は重宝しますね。

妻の実家には大きな枇杷の木があり、毎年実が成るので頂いているのですが、枇杷の葉も今後はドライにしないともったいない気がしてきました。

あと、日本の中では江戸時代に、千葉県の南房総で枇杷栽培が始まり、江戸時代後期に長崎県に広まったという記載があります。

千葉県は、日本のビワ栽培の起源の地と言うことができるかもしれません。

だけど、千葉県は枇杷で有名!ということを知っている人は意外に少ないような気もしますね。。

あと、枇杷に含まれる成分としては、「アミグダリン」という成分が、薬効成分として有名なようなのですが、色々な議論がされているようです。

がん予防に効果があるという情報がある一方、アメリカの国立癌研究所はそれを否定する研究結果を出したりしているようです。

そのあたりは、Wikipediaに詳しく書かれています。→こちら

このあたりの議論は、色々な利害関係が絡む話なのでよくわかりませんが、ある特定の薬効を知りたいという場合は、自分で検証していくことしかないと思います。

自分自身の身体に取り入れてどう感じるか、どう変化していくかのログを取って、自分自身で納得のいく結果が得られるのであれば、それでいいと思います。

枇杷のことは、すごく面白そうなので、これから色々と勉強をしていきたいと思います。

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