2021年の夏に、長野県と群馬県のハーブ巡り旅をしたのですが、コロナ禍ということもあり今でも思い出に強く残っています。
「ハーブティー茶葉専門店 HERBAL LEAF ‐編」をスタートとして、【長野・群馬ハーブ巡り記】として連載しました。
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長野県と群馬県は改めてゆっくりと周りたい気持ちが強いのですが、群馬県にハーブ好きにとって無視のできない宿が2023年にオープンしたようですので、今日はその宿の記事を取り上げたいと思います。
ハーブを取り入れた料理や温泉でリトリート気分を味わえる「フォートリート草津」
デザイン性の高い外観に期待が高まる
草津温泉のメインスポット「湯畑」から山のほうへ上ったベルツ通り沿いには、森に囲まれた温泉リゾートが多く集まっています。その中のひとつフォートリート草津は、白い瀟洒な建物で、森の中でもひときわ目を引きます。
館内に入ると、奥までまっすぐに伸びた廊下と高い吹き抜けのラウンジスペースはなんとも気持ちいい空間。ハーブでデトックスをして、リフレッシュできるホテルに期待が高まります。
大きな窓から陽光が注ぎ込むラウンジスペース
チェックインカウンターの先には、大きなガラス窓から光がたっぷり差し込むラウンジスペースと森のライブラリーがあるくつろぎ空間があります。ライブラリーには、ハーブや健康、料理に関する本や旅の雑誌などが置かれていて、自由に手に取って読むことができます。
ラウンジ横にはフリードリンクのコーナーが用意され、コーヒーやハーブティー、果実酒などを滞在中フリーで飲むことができるうれしいサービスもあります。はちみつが数種類置いてあり、ドリンクに入れたりクラッカーにのせていただくこともできます。好きな本を見つけて、読書をしながらドリンクが楽しめるリラックスタイムを堪能してみてはいかがでしょうか。
ゆったりくつろげる開放的な客室でリラックス滞在
客室は、半露天風呂のついたデラックスルームをはじめ、吹き抜けが高く取られ、広々としたお部屋などがあります。3人以上で滞在するならメゾネットタイプがおすすめ。ロフトがついていてリビングスペースもあるので、会話が弾みそう。部屋は白を基調としていて、明るく、ローズレッド、スペアミント、ネトルリーフ、マロウブルー、カモミールジャーマンなどの花煎茶(一例)も置かれているので、お部屋でもゆっくりリフレッシュタイムを過ごせます。
泉質の良さで知られる草津ならではの温泉にゆったり
森の中で入浴を楽しんでいる気分になれる露天風呂には、乳白色でまろやかな肌触りが特徴のわたの湯を引いています。このお湯を引いている施設が少なく、希少な源泉なのだそう。内風呂には酸性度の強い万代源泉を引いています。万代源泉は酸性度が高く少し肌がピリピリとする感触がありますが、殺菌効果が高く、また古い角質も落としてくれるうれしい泉質です。一度に2つの源泉に浸かることができるのは、草津ならではの贅沢な体験です。内風呂でも大きな窓から外の景色を眺めることができ、快適な入浴時間を過ごせます。
よもぎ蒸しでデトックス体験
ホテルで人気の宿泊プランが、よもぎ蒸し体験の含まれたプラン。清潔感のあるお部屋の中に、3つの個室スペースがあり、友人や家族と一緒によもぎ蒸しを体験することもOK。国産よもぎを使っていて、漢方薬剤師が監修した漢方を配合しているので、からだを内側からじっくり温められます。よもぎとハーブでデトックスな体験ができるのはうれしいですね。
シェフが客席スペースで焼き上げる鉄板焼きが楽しめる
夕食には、ハーブをアクセントにした鉄板焼きのコースディナーがいただけます。上州もち豚と国産牛が同時に味わえる「特選会席」は満足感があります。朝食では、土鍋で炊きたてのご飯を提供。ほどよくお焦げもあって香ばしいかおりが漂います。豚汁は一人用の鍋で提供され、具材がたっぷり入って大満足。鮭やたまご、惣菜の小鉢もたくさんあって、朝から食欲がわきます。
館内はハーブの香りに包まれ、食事にはハーブを使ったコース料理が提供され、よもぎとハーブ蒸しで体の中からすっきり。ハーブの力でリフレッシュでき、リトリート気分で滞在することのできるフォートリート草津では、ゆったりホテルライフを楽しんでみてはいかがでしょう。
※ことりっぷの2025年1月18日の記事より抜粋
草津温泉に行くと昔ながらの古い温泉旅館に泊まりたい気持ちも強いですが、フォートリート草津の雰囲気も味わいつつ、ハーブの癒やしに満たされるもいいですね。