季節の野菜とハーブ・スパイスの魅力を伝えるカフェ『yuè(ユエ)』

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私は大学生時代の4年間、東京の荻窪(おぎくぼ)という場所に住んでいたのですが、隣にある「西荻窪」は、当時からこじんまりとしたお洒落なお店がたくさん並んでいるというイメージでした。

しかも20年以上前は、当時絶大な人気を誇っていた”いしだ壱成”さんが西荻窪に住んでいるという噂が流れており、、ミーハーな気持ちで少し興奮したことを記憶しています。。

そして、荻窪のカレー店「ココイチ」に”いしだ壱成”さんが深夜一人で食べに来ていたのを見かけたときに、「やっぱりその噂ほんとだよ」と当時のバイト仲間と話していました。

話が逸れてしまいましたが、、今日は西荻窪の魅力的なお店を取り上げたいと思います。

季節の野菜とハーブ・スパイスの魅力に気付かされるカフェ。西荻窪『yuè(ユエ)』

西荻窪の女子大通り沿いに、2020年にオープンした『yuè』。季節の野菜とハーブ・スパイスを使った料理が名物の、夫婦2人で営業を行う店だ。この店の主人である越川祐貴さんに、開業の裏話や名物料理などについて伺った。

西荻窪で愛された名店の跡地で新たなスタート

西荻窪駅から上井草方面に歩くことおよそ10分。女子大通り沿いに佇む白い外観の建物が今回訪ねる『yuè』だ。お隣には、花とお菓子を扱う人気店『cotito』が並ぶ。と、ここでお気づきの方もいるかもしれない……。そう、『yuè』がオープンする以前、この場所では料理家・くしまけんじさんがオーナーシェフを勤める「食堂くしま」が営業を行っていた。

「食堂くしま」から引き継いだカウンター。

越川さんは、オープンまでの経緯をこう話す。「妻が以前『cotito』さんで働いていた縁で、くしまさんとつながりがあったんです。くしまさんが2020年の夏に店を閉じることになり、そのタイミングでこの場所を引き継がせていただくことになりました」

長テーブルも健在。

店内は、「食堂くしま」の面影を残すように、当時のままの内装が活かされている。カウンターのほか、店の奥で堂々と存在感を放つ長テーブルも健在だ。

巧みなハーブ・スパイス使いを楽しむ

そんな先輩オーナーから譲り受けた、温かで静ひつな空間でいただけるのは、ハーブとスパイスを活かしたフードやドリンク。数種類もの野菜を使った週替わりのお野菜プレートや月替わりのスパイスカレーを中心に、デザートや幅広い種類のドリンクがメニューに並ぶ。

お野菜プレート1300円。

越川さんは、押上にある『Spice Cafe』で勤務していた経歴を持ち、そこからスパイスの奥深さに目覚めていった。お野菜プレートでは、7種類の野菜をそれぞれ異なるハーブやスパイスを使って調理。その調理法も揚げたり、ゆでたりとさまざまで、1つのプレートでいろんな風味と食感を味わうことができるよう趣向が凝らされている。

「ハーブやスパイスを使った料理とはいえ、複雑な味にならないようにしています。お客さんが料理を口にして、何を使っているかが分かるくらいまでシンプルな味付けを意識していますね」。その背景には、野菜の新しい食べ方の提案も込められているのだそう。確かに、この日のプレートでいただいた、からし菜のごま和えにコリアンダーシードを組み合わせるという発想は、素人にはなかなか思いつかない。また、スーパーで見かけることのないような珍しい野菜も使われており、新たな出合いも楽しめる。

チェリーとショコラのタルト700円、自家製コーデュアルシロップのソーダ割り700円。

旬のフルーツを使った季節のタルトをはじめとしたお菓子作りは、妻の沙代さんが担当。テイクアウト可能な焼き菓子なども販売している。そんな手作りスイーツと合わせたいドリンクは、コーヒーのほか、ハーブティーや自家製のコーディアルシロップを使ったドリンクなど豊富にそろう。コーヒーは、荻窪でコーヒー店とロースターを営む『cafe shima』で、この店のためにブレンドしてもらったというオリジナルブレンドが楽しめる。

コーディアルシロップや焼き菓子はテイクアウトも可能。

ハーブティーは、ルイボスティーにマリーゴールドやシナモンを合わせるなど、越川さんならではのブレンドセンスが光るレパートリーが並ぶ。自家製のコーディアルシロップも、カルダモンを合わせた赤しそシロップや、ジンの香り付けなどに使われるジュニパーベリーを合わたセージシロップなど、ハーブとスパイスの掛け合わせが見事。

店主の越川さん夫妻。

最後に、店名に込めた想いをこのように語ってくれた越川さん。「越川の“越”という字は中国語でユエと発音するのですが、“月”と“悦”もユエと読むことを知り、旬の野菜を使うという点と料理を通してお客さんを喜ばせたいという点がこの2つの漢字に表されていると思い、『yuè』と名付けました」。そのエピソードを聞いて、『食堂くしま』の真髄までも受け継いでいると感じられるような、体も心も温かな気持ちになれる店だった。

『yuè』店舗詳細

yuè(ユエ)
住所:東京都杉並区西荻北5-26-17/営業時間:11:30~17:30LO/定休日:月・火/アクセス:JR西荻窪駅から徒歩12分

取材・文・撮影=柿崎真英

※さんたつ by 散歩の達人の2021年7月14日の記事(https://san-tatsu.jp/articles/114297/)より抜粋

たまらなく魅力的です。

越川さんが以前働いていたという「Spice Cafe」はスパイス好きにとっては超有名な場所であり、私も一度足を運びたいと思っている場所で、以前ブログで取り上げたことがあります。

【過去記事:東京・墨田区(押上)にあるSPiCE Cafe(スパイスカフェ)に行きコース料理を堪能しなくては、と感じています。】(2021年3月9日)

この背景を知ると、スパイスとハーブを用いたマジックを楽しめることは間違いないと確信しました。

若々しい夫婦が運営するお洒落なスパイス&ハーブカフェで過ごす時間は、とても爽快になりそうです。

『yuè(ユエ)』はかならず訪問したいと思います。

【yuè(ユエ)の情報】

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