睡眠の質を高める「クロセチン」を含有したカルビー初の機能性表示食品『にゅーみん』について

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健康志向の高まりの機運を受けて、最近は大手企業も人の健康に配慮していることを前面に打ち出した商品を出すようになってきています。

昨年、世界的な大企業であるコカ・コーラ社が、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」の分野の商品の開発に取り組むニュースを見て、衝撃を受けたことを覚えています。

【過去の参考記事:コカ・コーラ社がアーユルヴェーダ分野の商品開発に取りかかる予定というニュースを読んで】(2019年5月12日)

私自身、寿命が尽きる最後の瞬間まで、肉体的な不自由さがない状態を維持することを目指している部分もあり、健康状態の向上に対する興味が年々高まっているため、健康に関連する情報感度はかなり上がっていると思います。

今日は、多くの日本国民にはお馴染みの「カルビー」が初の機能性表示食品を販売するようなのですが、その商品が非常に興味深いので取り上げたいと思います。

カルビー、食べる睡眠サポート食品「にゅ~みん」今日からMakuakeで予約開始

カルビーは、睡眠の質を高める「クロセチン」を含有し、寝る前に1枚食べる睡眠サポート食品「にゅ~みん」を11月12日から、クラウドファンディングサイトMakuake(マクアケ)で、先行予約販売すると発表した。

「にゅ~みん」は、新たなコンセプトのヒット商品を生み出す社内チーム「Calbee Future Labo(カルビー フューチャー ラボ)」(以下、CFL)が手掛けた4つ目の商品。

睡眠の質(眠りの深さ)を高め、起床時の眠気や疲労感を和らげることが報告されている「クロセチン」を含有したカルビー初の機能性表示食品となっている。

砂糖は不使用となっており、オレンジのアロマが香る可食性フィルムで、口の中に入れると素早く溶ける。

就寝前に舌の上に1枚のせて、上あごに貼り付けて摂取することを想定しており、1箱7枚入りの1週間分となっている。

CFLは「圧倒的な顧客志向」を理念に掲げ、10代~70代の幅広い消費者へのインタビューを通じて顧客ニーズを探求し、商品開発に取り組んでいる。

今回、インタビューを通じて“ぐっすり眠ることができない”“途中で何度も起きてしまう”など、睡眠に関する声があったという。

さらに、具体的な対策を講じられていないケースが多かったことから、課題解決に向けて商品開発に着手。

開発にあたっては、摂取するハードルを極力下げる食品として「可食性フィルム」にいきついたとのことだ。

薄いシート状で口に入れると溶けるため、寝る直前でも水なし、噛まずに摂取することが可能。

睡眠をサポートする機能性成分には、フィルム1枚で効果が得られる成分を探した結果、アカネ科クチナシ属の植物「クチナシ」の果実などに含まれる赤色の色素成分「クロセチン」を採用。

社内でのルール作りや、初めてとなる機能性表示食品の取得など、既存事業とは異なる新しいカテゴリーであるがゆえに苦労もあったというが、約2年半の開発期間を経て、テスト販売する運びになったという。

クラウドファンディングサイト上での先行販売の後、ECサイトで販売予定で、実績や消費者の声を受けて、店舗販売など規模の拡大を検討していく方針としている。

※ビジネスインスピレーションメディア「AMP」の2020年11月12日の記事(https://ampmedia.jp/2020/11/12/calbee-4/)より抜粋

クチナシというと、正月のお節料理に出てくる「栗きんとん」の色付けに使われているイメージが強いですが、あの濃い黄色は「クロセチン」由来だそうです。

あとは、サフランが使われる料理として有名なパエリアの色も「クロセチン」由来とのことです。

以下のページには、「クロセチン」の効能として5つ取り上げられていますが、そのうちの一つに「睡眠障害を改善する効果」の記載がありました。抜粋します。

眼精疲労を軽減する効果
クロセチンは、眼精疲労に効果的な成分として知られています。
目は毛様体筋という筋肉が伸び縮みすることで、水晶体といわれるカメラでいうレンズの役割をする部分の厚みを調節します。それによってピントを調節し、近くと遠くにピントを合わせることができます。近くを見るときは、毛様体筋を緊張させ、水晶体を厚くしますが、この状態が長時間続くことによって毛様体筋がコリ固まってしまいます。さらに目の周りの血流が悪くなると、細胞や神経に酸素や栄養がうまく運ばれず、さらに目の疲れが溜まってしまいます。この状態が長時間続くことを眼精疲労といいます。
クロセチンは、分子量が小さいため、毛様体筋に直接働きかけることで、コリをほぐし眼精疲労を軽減する効果があります。

<豆知識>アスタキサンチンと一緒に摂るとさらに効果的
アスタキサンチンとは、鮭やイクラ、カニなどに含まれる赤色の天然色素で、強い抗酸化力を持ちます。
クロセチンは、アスタキサンチンと一緒に摂ることで互いに働き合い、眼精疲労を改善する効果がより強まります。また、アスタキサンチンには、筋肉の疲労や動脈硬化の改善、血糖値の低減などの効果もあり、生活習慣病を予防する効果も期待されています。

血流を改善する効果
クロセチンは抗酸化力が強く、血流を改善する効果があります。
血流が悪いと体内に栄養や酸素が正常に運ばれず、それによって疲労物質の蓄積や免疫力の低下などにつながってしまいます。血流不良の原因とされるもののひとつに、紫外線やストレスなどによって生じる活性酸素があります。活性酸素とは、人間が空気を吸う以上、体に必ず発生してしまうものですが、少量の発生であれば殺菌などの効果により、人間の体を守る働きがあります。しかし、活性酸素が大量に発生してしまうことにより、本来持つそのパワーから細胞を傷つけてしまい、それが老化の原因となってしまうのです。近年、紫外線やストレス、排気ガス、喫煙などにより現代人は多くの活性酸素が体内に発生していると考えられています。
クロセチンは、強い抗酸化力で体内の活性酸素を除去し、血流を改善する効果があることから、老化防止にも役立つと考えられています。

疲れ目からくる肩こりを改善する効果
クロセチンには、疲れ目からくる肩こりを改善する効果があるといわれています。
疲れ目がひどくなってくると、目の周りの筋肉だけでなく、首周りの血流まで悪くなってしまい、それが肩こりにつながります。
クロセチンには血流を改善する効果があるため、眼精疲労を軽減するだけでなく、肩こりも和らげてくれる効果があります。

光による目の障害を抑える効果
目は、紫外線やテレビ・携帯電話などの青色光によって網膜にダメージを受けたり、視力が低下したりと悪い影響を受けます。ものを見る上で、光は欠かせないものですが、強い光は目にとって良くないものとなるのです。
光によるダメージの蓄積は、黄斑変性症[※4]を招く要因にもなります。
マウスに強い光を照射したのち、クロセチンを投与したものを通常の光環境にて4日間飼育したときの視細胞の委縮と細胞死が抑制されたということが明らかとなりました。
これにより、クロセチンは光によるダメージから目を守り、さらには加齢黄斑変性症などの網膜障害を予防する可能性が示唆されています。

睡眠障害を改善する効果
クロセチンには、睡眠障害に対する効果も認められています。
睡眠は、疲労回復において非常に重要な生理現象です。不十分な睡眠は、疲労の回復を妨げるだけでなく、無気力感や脱力感をもたらす上、日中の作業効率を低下させます。このように、非常に重要な生理現象である睡眠に対してのクロセチンのもたらす効果を調べた研究があります。
睡眠に軽度の問題を感じている健常な男性に対し、クロセチンを2週間摂取させたところ、クロセチン摂取後は中途覚醒回数が減少したことが明らかとなっています。また、自覚症状についての評価でも、クロセチン摂取前と、摂取後では、目覚めの爽快感が増すなどの自覚症状の改善が示されました。
このことから、クロセチンは質の良い睡眠をもたらす効果があり、睡眠障害を改善する効果があるということが明らかになっています。

私自身、現在、視力が低下気味で、目が疲れやすいという症状があるので、クロセチンの眼精疲労や、目の障害を抑える効果について特に注目しました。

目に対する効果の高いハーブとしては、ルテインを含むカレンデュラ、及び、ブルーベリーの10倍のアントシアニンを含んでいるビルベリーが有名ですが、良い睡眠をもたらすクロセチンを含むクチナシ・サフランにも大いに注目していきたいと思います。

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