世界最初の調香師と言われている、古代エジプトの神官達がつくった香り『キフィ』とは。

今年の自分のテーマの一つとして、「香りの世界」についての知見を深めていくというのがあるため、香りに関するイベントには都合がつく限り足を運んでいきたいと思っています。

来週(2月16日)は、AEAJ(日本アロマ環境協会)主催の「アロマフェスタ2020」が、東京国際フォーラムで開催されるのですが、その中で、「フレグランスコンテスト2020 最終審査&表彰式」があるため、初参加する予定にしています。

 

 
 
 
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フレグランスコンテストというのは、どんな雰囲気なのか、どんな香りと出会えるのか、今から楽しみです☺️ #ハーブアロマの専門家の集合サイト #placeauxherbes #プラースオウエルブス #enjoyherballife #エンジョイハーバルライフ #ハーブのある暮らし #香りのある暮らし #スパイスのある暮らし #アロマ #ハーブ #スパイス #herb #aroma #spice #アロマテラピー #植物療法 #薬膳 #アーユルヴェーダ #ハーバリスト #ハーバルセラピスト #ハーブティー #ハーブウォーター #精油 #フレグランスコンテスト #aeaj

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そんな自分自身の状況があるため、香りの情報に関するアンテナは昨年以上に強くなっているのですが、先日、「古代エジプト神秘の香り「キフィ」とは?」と題する記事を見つけ、面白い内容だったので取り上げたいと思います。

古代エジプト神秘の香り「キフィ」とは?
世界最初の調香師と言われている、古代エジプトの神官達。そんな彼らがつくったのが、幻の香り『キフィ』です。古代エジプトの歴史を読み解きながら、キフィについて解説していきます。その名前の由来や、処方性(レシピ)についても説明しています。

執筆者:内山 愛子

幻の香料『キフィ』とは

幻の香料キフィ
幻の香料キフィ
キフィについての処方が残されていた、エドフ神殿の壁画
キフィについての処方が残されていた、エドフ神殿の壁画

キフィとは「聖なる煙」という意味で、Ebers Papyrus(最古の医学書)によれば、約16種類の植物性香料からつくられた調合香料です。

古代エジプトでは、香りは「甦り=再生」に繋がると考えられており、香料は、古代エジプト人にとって、欠くことの出来ないアイテムとして、主に神殿で焚かれていたそうです。

その為、中東からヨーロッパへ運ばれる香料やスパイス等は、黄金以上の貴重品として扱われていました。

心を落ち着かせる香り『キフィ』

キフィに使用されていた香料の1つ、ミルラ
キフィに使用されていた香料の1つ、ミルラ

古代エジプトでは、日の出・正午・日没に、それぞれ1日3回、違う香りが焚かれていました。ちなみに、日の出には、フランキンセンス(乳香)。正午に、ミルラ(没薬)。そして、日没にはキフィが、それぞれ焚かれていました。

1日に3つの香りが使われていた理由があります。
日の出に焚かれていたフランキンセンスは、太陽神ラーの汗が固まったものと信じられ、フランキンセンスを燃やして立ち上る薫香は、魂をラーのいる天へと連れて行ってくれると信じられていたそうです。

正午に焚かれていたミルラは、太陽神ラーの涙から生まれるとされ、エジプトの不死鳥「ベヌウ」は、500年に一度生まれ変わる際に、ミルラでできた卵型の容器を作り、そこに死んだばかりの親鳥の亡骸を収めてヘリオポリスまで運び、ラーの神殿で火葬にしたと言われており、ミルラとラーは深く関わるものとして信じられていました。

日没に焚かれていたキフィには、心を落ちつかせる働きがあると言われ、ファラオ(王)や高僧が瞑想等の際に使用したり、ミイラを作る時にも利用されていたとの事。また、寝つきを良くするため、悪魔が寝室に入らないようにと、歴代のファラオ達も使用していたそうです。

※キフィというネーミングは、「聖なる煙」すなわち、悪魔が寝室に入らないようにという意味で付けられたそうです。

キフィの処方箋

キフィについての処方が残されていた、エドフ神殿
キフィについての処方が残されていた、エドフ神殿

『キフィ』 と呼ばれる処方箋(レシピ)は、複数存在します。 有名なものですと、ディオスコリデスの書に記されたキフィや、最古の医学書と言われている、Ebers Papyrus(エーベルス・パピルス)に記されたキフィ。
そして、エドフ神殿の壁画に記されていたキフィ。
更には、古代エジプトの神官であったマネトが記したキフィや、ラムセス3世が使っていたといわれているキフィなど。

エジプトへ行った際に、いくつかの処方を目にしたのですが、その時代のファラオ(王様)によって、処方も異なります。

代表的なキフィの、主な調合香料は、ショウブ、シナモン、ペパーミント、没薬、レモングラス、アカシア、レーズン、ヘンナ、ジュニパー、ピスタチオ、カシア桂皮、松脂、カシア、オレンジ、バラ、蜂蜜、ワインなど。

古書には、詳しい処方や作り方も書いてあったのですが、香料同士をブレンドするというよりは、薬を処方する。と言うイメージに受け取れました。

また、キフィは別名「神々を迎える香水」と呼ばれ、眠りを誘う香として焚いたり、薬として服用したりなどしていたと記述が残っています。

All About Beautyの記事(https://allabout.co.jp/gm/gc/450566/?FM=rssaa_latest)より一部抜粋

 

香りから受け取ったメッセージを、人びとがどのような解釈をして、生活の中で取り入れていったのか、という部分は非常に面白いです。

この積み重ねが、その国の文化形成につながる部分もあるので、歴史に対する好奇心がグングン高まります。

上記の記事でいうと、フランキンセンス、ミルラ、キフィの香りは、古代エジプトの人々の間では、どのように捉えられていたのかの片鱗が感じられ、ロマンが感じられます。

昨年9月の過去記事「ハワイ大学の研究者たちが、2000年前の古代エジプト人がつけていた香水のレシピを解読、再現したようです。」の中で、

『メンデジアン』『メトピアン』という、2つの香水の名称が出てきますが、このどちらもミルラ(没薬)がベースとなっているということなので、ミルラは、古代エジプト人にとっては切っても切れない関係性だったことが伺えます。

来週のフレグランスコンテストでは、すこしでも大事なエッセンスを感じ取ってきたいと思います。

 
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