「悪魔のクソ」と呼ばれるアサフェティダ(ジャイアントフェンネル)の特性に興味深々です。

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ハーブの事に興味を持ち始めてから、自宅の庭以外でも、様々な場所・シチュエーションでハーブの香りを嗅いできました。

香りの世界というのはとても奥深く、例えば、ミントの仲間というのは世界中に数千種類とも言われていますが、

身近なペパーミント、スペアミント、アップルミントの間でも香りの質が全く違いますし、他の若干マニアックなミント類の間でもすべて香りの質が異なります。

また、日本原産の和ハッカにも品種が色々とあるということも以前記事にしたことがあります。(以下)

【過去の参考記事:ミントの種類を調べたら、「和ハッカ」の品種にも色々あることがわかって興味が沸いてきた件

ミントだけでも世界が広大過ぎて、人生の限られた時間の中では、ほんの極一部にしか触れられないと思います。

基本的にミント類は、メンソールの影響で「爽快でいい香り」という印象を持つものがほとんどだと思いますが、ハーブの世界では、「クサイ!なんじゃこれ」と言いたくなるものもあります。

私が、最初に「うわ、なんだこれ!」とクサさに驚いたは、ドライのバレリアン(不眠に効くハーブ)の香りを嗅いだときです。

ただ、最初一瞬クサい!と思った後は、徐々に甘い香りに思えてきたのですが、最初のインパクトは大きかったです。

現時点では、そのバレリアンを超えるインパクトのあるクサさを持つ、ハーブ・スパイスに出会ってはいないのですが、『悪魔のクソ』の異名を持つくらいクサいハーブがあるという情報を知りましたのでご紹介します。

取り扱い注意!悪魔と呼ばれるスパイス「アサフェティダ」

世界にはさまざまなスパイスがあるが、悪魔的といわれるのがこの「アサフェティダ」だ。一度匂いを嗅ぐとかなり衝撃的な臭気で、あのドリアンにも負けないほど。しかし、油で熱するとたちまち香ばしい匂いを放ち、料理に豊かな風味をもたらす。

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部
監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)
2018年9月22日

世界にはさまざまなスパイスがあるが、悪魔的といわれるのがこの「アサフェティダ」だ。一度匂いを嗅ぐとかなり衝撃的な臭気で、あのドリアンにも負けないほど。しかし、油で熱するとたちまち香ばしい匂いを放ち、料理に豊かな風味をもたらす。

1. ルーツは北アフリカ。別名ジャイアントフェンネル

「アサフェティダ(Assafoetida)」とは、ペルシャ語で樹脂を意味する「アザ」と、ラテン語で臭いという意味の「フェティダ」が合わさった名前。その名のごとく非常に香りの強い植物で、かなり大きくなることからジャイアントフェンネルとも呼ばれる、セリ科の2年草だ。原産地は北アフリカで、主な生産地は中近東やインド。春に花が咲く直前に根元から引き抜き、根茎にキズを付け滲み出る乳状の液を集め、乾燥させブロック状にしたものをスパイスとして利用する。粉状に挽いたものはジャイアントフェンネルブロックパウダーとも呼ばれ、密封瓶に入れて香りが漏れないよう保存される。

2. 強烈な匂いが加熱後は豊かな風味に変身

アサフェティダの匂いの原因物質は、硫化化合物。なんと、「悪魔のクソ」と呼ばれるほど強烈な悪臭を放ち、味も苦く辛く、とてもこのままでは食べられないシロモノだ。しかし、熱した油で炒めると不思議や不思議。悪臭はたちまち消え去り、油で炒めた玉ねぎのような香りが漂ってくるのも魔術的といえるだろう。

アサフェティダはインドでは「ヒング」と呼ばれ、豆やジャガイモなどの料理やスープに欠かせない一般的なスパイスの1つ。消化しにくい豆類を、この悪魔的スパイスの消化促進効果が助けるのだそうだ。このほかピクルスやグレービーソース、ウスターソースの原料にもなっている。

結論

ニンニクは匂いを嗅ぐと強烈だが、油で炒めるとえもいわれぬ香りとなり、食欲を誘う。このアサフェティダも同様で、一度慣れればその個性的な魅力の虜になるのかもしれない。香りは料理の重要なファクター。一度使ってみたいスパイスとして、覚えておいて損はない。
 
オリーブオイルをひとまわしの2018年9月22日の記事より抜粋

「アサフェティダ」は、”臭い樹脂”という意味ということですね。。。

ネーミングに”クサい”という意味の言葉が組み合わさっているものは初めてみました。

また、”油で炒めると香ばしい香りに変化する”という特性は非常に興味をそそります。

インド料理では一般的に使われているということなので、もしかしたらアサフェティダが使われた料理は食べたことがあるかもしれません。

次回、本格的なインド料理を食べに行く際は、「アサフェティダ」を意識して行動してみたいと思います。

下記のMARCHE AOZORAというショップで、”アサフェティダ”の種が販売されているのですが、植物としての特性、及び、栽培方法についての記載がありますので併せて貼ります。

和名: アサフェティダ、阿魏、アギ
英名: Assafoetida
サンスクリット名: hiṅgu(ヒング)
学名: Ferula assa-foetida (Ferula asafoetida)

原産国: インドール・インド
形態: セリ科オオウイキョウ属、二年草
草丈: 1~2m
種まき: 3~6月、9~11月
発芽適温: 12~20℃
発芽率: 81%
耐寒温度: 0℃
耐暑温度: 35℃
生育適温: 15~25℃
収穫: 18~24か月
耐水性: 普通
耐塩性: 弱い
pH: 5.5~7.0
根張り: 20~30cm
連作障害: あり *3~10年空けてください
栽培栽培難度: ★★★

【栽培方法】
■種蒔き
秋蒔き、春蒔きが可能です。

■芽出し
覆土は5mm程度にして播種してください。

■環境・土壌
日当たりの良く風通しの良い場所を好みます。

■水やり
乾燥に弱いので、水切れさせないよう土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。 特に真夏は乾きやすいので注意が必要です。 冬は気温の低下とともに生育もゆるやかになるので、春~秋の生育期に比べて、やや乾かし気味にします。 ただし、極端に乾燥させると生育が弱るので気を付けましょう。 基本は一年を通して水切れさせないことです。

■植え替え
植え替えは好まないため、生分解性植木鉢もしくは大きめの鉢に直播してください。

■肥料
肥料は植え付けるときにあらかじめ土にゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込んでおきます。 追肥として生育期の5~10月に液肥を毎週1回与えてください。 根や茎を太らせる成分がある化学肥料がオススメです。

■収穫
春に花が咲く直前に根元から抜き取り、この根茎にキズを付け、にじみ出るミルク状の液を集め、乾かして硬いゴム状にしたブロックをスパイスとして利用してください。

【利用】
インド料理で頻繁に使われます。 豆、野菜、肉、魚など幅広い素材の料理に使われます。 油で熱すると香ばしい香りになるため、パウダーなのですがホールスパイスと同じ一番最初に熱した油に入れます。

 

アサフェティダの樹脂の採取、すごくやってみたくなりました。。

秋播きが可能ということなので、先程、このMARCHE AOZORAのサイトで10粒入りの種を購入しました。

非常に楽しみになってきました。

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