ここ最近の記事でも取り上げましたが、「漢方」の古いイメージを壊し、若者世代や初心者にも取っ付きやすいものにする取り組みが目立つようになってきました。
人々の健康に対する意識を高めるという観点で、個人的には社会にとってプラスの動向だと感じています。
【過去の参考記事:北京で人気の老舗漢方薬局の”カフェ”が魅力的。このコンセプトは日本でも人気が出そうです。】(2021年1月18日)
【過去の参考記事:以前紹介した、日本人と台湾人が立ち上げた漢方のライフスタイルブランド『DAYLILY』の支持が着実に得られているようです。】(2020年11月27日)
今日は、過去に取り上げたものと一部被っているお店もありますが、東京都内のお洒落な「漢方ブランド&ショップ4選」を取り上げた記事をご紹介します。
初心者にもおすすめ!漢方ブランド&ショップ4選。ブレンド茶はプチギフトにも◎
体に優しく体質改善もできるとあって注目されている漢方。取り入れたいけど、どれが合うのかわからない…なんて人も多いはず!そこで今回は初心者でも立ち寄りやすいおしゃれな漢方ブランド&ショップをご紹介します。
1.〈台所漢方〉/中目黒
1976年、東京の漢方薬局の先駆け的に誕生した〈台所漢方〉。漢方栄養士の古尾谷奈美さんによるカウンセリングで漢方薬を処方してもらえるほか、“セルフメディケーション”を促す和漢茶、入浴剤、サプリなど幅広く提案している。なかでもブレンド和漢茶は、生理痛、ダイエット、やる気増進、美容など悩みや目的に応じて自分で選べるカジュアルなもの。「台所和漢茶」をベースにブレンドして飲んでもOKだそう。
〈台所漢方〉
東京都目黒区東山1-3-3 アルス中目黒 2F
03-3794-4976
12:00〜17:00(カウンセリング8:00〜21:00、予約制)日祝休(Hanako1190号掲載/photo:Natsumi Kakuto text:Kahoko Nishimura, Yoshie Chokki)
2.〈Arkhē apothecary & kitchen〉/新木場
潮風が漂う木材の町、新木場の小道にひっそりと佇む緑に囲まれた場所。Apothecary(アポセカリー)とは調剤薬局という意味。自分の体に必要な薬膳や乾物を身近なものとして取り入れて、体のことを見直すきっかけになってほしいという想いから名付けられたそう。カウンターの奥にはお洒落な瓶に詰められたドライフルーツ、ナッツ、珍しい木の実がずらり。
気軽に食事として取り入れられる乾物、薬膳を提供したいとしてはじまったのが新しい食堂スタイル。先ほど紹介したお出汁や乾物を使った料理を楽しむことができます。メニューは、数種類のメイン食材の中から一つを選べます。どの料理にも薬膳が使われているのですが、日常的な料理に驚くほど味が溶け込んでいて、今までのインパクトの強い「薬膳」のイメージが払拭されました…!
〈Arkhē apothecary & kitchen〉
江東区新木場1-4-6
03-6457-0827
11:00〜18:00 (17:30LO)
月休
43席(テラス席18席、現在は席数を減らして営業)
禁煙
公式サイト(photo,text:Chiharu Kubota)
3.〈kampostand〉/武蔵小山
自ら“漢方男子”を名乗るのは、オーナーの山崎薫さん。20代前半、テレビの美術スタッフとして多忙な日々を送った末に体を壊した経験をもつ。「あれこれ試した結果、たどりついたのが漢方でした」(山崎さん)。昨夏、念願の自分の店をオープン。中医師と共同で開発したオリジナルの漢方茶を1杯から販売。店内ではセルフで作って飲むことも可能。漢方ビギナーにぴったりのスタンドだ。
〈kampostand〉
東京都品川区荏原3-4-22
03-6426-4713
12:00〜20:00 日祝休
5席/禁煙(Hanako1190号掲載/photo:Natsumi Kakuto text:Kahoko Nishimura, Yoshie Chokki)
4.〈DAYLILY〉/有楽町
〈有楽町マルイ〉1階の一角に、女の子が次々に入っていく。そこで彼女たちが手に取るのは、オレンジ色のパッケージ。雑貨でも化粧品でもない、その中身はいったい何?正解は、漢方をベースにしたドリンクやお菓子たち。
2018年、台北の漢方薬局の中に誕生した〈DAYLILY〉。日本人のMoeと台湾人のEriが立ち上げた、漢方のライフスタイルブランドだ。ふたりが目指すのは、漢方を“かわいくて気分の上がるもの”にすること。
〈DAYLILY 有楽町マルイ店〉
日本では誠品生活日本橋店、大丸梅田店の3店舗を展開。オンラインショップでも購入可能。
東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町マルイ 1F
03-6259-1580
11:00〜20:00 休みは施設に準ずる
スタンドのみ/禁煙(Hanako1190号掲載/photo:Norio Kidera, Natsumi Kakuto text:Yoshie Chokki)
※Hanako.Tokyoの2021年2月8日の記事(https://hanako.tokyo/news/food/206767/)より抜粋
【2.の〈Arkhē apothecary & kitchen〉(新木場)】と、【4.の〈DAYLILY〉(有楽町)→本記事の冒頭を確認ください】は過去に取り上げました。
【過去記事:「おいしく整える」をコンセプトに、漢方・薬膳をベースにしたメニューを提供するArkhē apothecary&kitchen】(アルケー・アポセカリー&キッチン )(2020年7月11日)
また、【1.の〈台所漢方〉(中目黒)】については、セレクトショップでたまたま台所漢方のお茶を買ったことがあり、とても美味しかったので記事にしたことがあります。
【過去記事:東京・中目黒にある創業40年以上の漢方専門店「台所漢方」のブレンドティーが美味しいです。】(2020年7月6日)
今回取り上げた抜粋記事に紹介されている4店舗は一度も足を運んだことがないので、丸一日かけてツアーをしようと思います。
めちゃくちゃ楽しみになってきました。