科学的エビデンスと共に栄養士が語る「ペパーミントティーが秘める13のメリット」

来年以降の庭づくりのテーマとして、「実用的なハーブを選択し、その量を増やしていく」を掲げています。

過去4年ほどの庭づくりの中で、「珍しいハーブを見つけたらとにかく育てたい」というフェーズが継続していたのですが、そのフェーズが今年終了したことを自分の中で感じたためです。

来年以降の庭づくりについて、現時点で一点確定していることがあります。それは、ミント類については、「ペパーミント」と「スペアミント」の栽培量を増やすということです。

お茶にするという観点、料理に取り入れる観点においては、やはりこの2つが圧倒的に美味しいということを認識した為です。ペパーミントについての効能・活用法については過去にいくつか取り上げたことがあります。(以下)

【過去の参考記事①:一度見ると試したくなる「ペパーミント」の様々な活用法が詰まった記事】(2020年5月8日)

【過去の参考記事②:【ペパーミント】”免疫力アップ・抗菌”に関連するハーブの説明をJAMHAのホームページでじっくりと読み返してみるシリーズ-Part3-】(2020年4月4日)

【過去の参考記事③:頭痛に対するペパーミントの塗布効果を検証したドイツの実験について】(2020年7月12日)

また、先日取り上げた「北見ハッカ通商」の展示ホールに、ペパーミントとスペアミントの比較について以下の展示がありました。

「ペパーミント」と「スペアミント」の含有成分の大幅な違いに驚きました。

本日はペパーミントの記事を取り上げたいと思うのですが、科学的エビデンスを伴う栄養士が解説する内容が新鮮だったため、以下に抜粋します。

口臭ケアや月経痛緩和にも! ペパーミントティーが秘める、健康メリット10

さまざまな可能性が秘められているそう

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独特の爽やかな香りと清涼感、また胃の調子を整える効能をもち、何百年も前から人々に飲まれてきたペパーミントティー。このハーブの葉には、メントール、メントン、リモネンといった重要なエッセンシャルオイルだけでなく、さまざまな健康効果をもつ微量栄養素と植物性化合物が含まれているという。 ペパーミントティーの効能に関する科学的研究はほとんど行われていないけれど、ペパーミントオイルとペパーミントエキスがもつ健康メリットの可能性については、いくつかの研究がなされている。   そこで、栄養士のジェンナ・ホープさんとともに、ペパーミントティーの潜在的な健康メリットをまとめてみた

ペパーミントティーの健康メリット

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ボストンにあるタフツ大学のレビュー論文によると、実験室下におけるペパーミントティーがもつ生物活性と健康メリットの可能性について、「顕著な抗菌性と抗ウィルス性、強力な抗酸化作用および抗腫瘍作用、さらにいくつかの抗アレルギー作用が見られた」という。   ただしこのレビューには、「人を使ったペパーミントの葉の研究はまだ限定的な段階で、ペパーミントティーでの臨床試験は行われていない」と書かれている。このことを念頭に置きつつ、ペパーミントティーに期待される健康メリットを見ていきたい。

ポリフェノールの供給源

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ペパーミントには、植物由来の天然化合物ポリフェノールが含まれている。ポリフェノールにもいろいろな種類があるけれど、ペパーミントは、エリオシトリン、ルテオリン、ヘスペリジンと呼ばれるフラバノール類を含んでいると、ホープさんは説明する。   「フラバノールは心臓の健康をサポートすることが分かっています。ペパーミントティーを5分蒸らした場合と、1~2分蒸らした場合で比較すると、5分蒸らした方が明らかにポリフェノールの放出量が多いという研究結果も出ています」   さらに彼女いわく、試験管内研究では、ペパーミントの葉に「高レベルの抗酸化作用」があることが分かったそう。

消化器系の不調を緩和

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オイル状のペパーミントを摂取すると、ガス、膨満、消化不良といった消化器系の不調を緩和してくれるそう。さらに筋肉を弛緩させる効果もあって、消化管のけいれんを和らげ、消化を助けると考えられている。   「動物実験では、胃腸の筋活動に対するリラックス効果が見つかっています。また研究によると、生の葉より乾燥させた葉の方が効果が大きいようです」とホープさん。

消化器疾患を治療

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ペパーミントがもつ筋肉弛緩効果は、過敏性腸症候群(IBS)と非潰瘍性消化不良の管理に役立つかもしれないけれど、「結論づけるには十分な臨床試験が必要です」とホープさんは語る。   900人以上のIBS患者に対して行われた9つの研究では、ペパーミントオイルのカプセルを4週間摂取したグループは、IBSの症状が40%減少、プラシーボのグループは24%減少したという。   またホープさんによると、妊娠中の胃食道逆流症(GERD)を緩和する効果があることが、さらなる研究によって明らかになったそう。ただしこちらも、裏付けにはより多くの研究が必要だ。   消化器疾患に対するペパーミントティーの影響について調べた研究はまだないけれど、ペパーミントと同様の効果が得られる可能性は高い。

気分を落ち着かせる

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ペパーミントには中枢神経系と末梢神経系に対する鎮静効果があり、不安を和らげるのに役立つ可能性がある。   また、心臓病患者がペパーミントの香りを吸うと、静脈カテーテル挿入時の痛みや不安が和らぐことが、小規模研究で分かっている。

息をリフレッシュ

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爽やかなミントの風味から、歯磨き粉やマウスウォッシュ、チューインガムに使用されることが多いペパーミント。   さらにペパーミントの抗菌性には、歯垢中の細菌を殺すだけでなく、口臭の原因となる歯周病の初期段階である歯肉炎の発症を抑える効果も期待できる。

吐き気を和らげる

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ペパーミントティーに吐き気を和らげる効果があるという科学的証明はまだないけれど、メントールなどの化合物がもつ効用については、いくつかの研究が行われている。   イランのシラーズ医科大学による研究では、メントール液が片頭痛による吐き気と嘔吐を緩和したことが報告されている。

月経痛の緩和

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ペパーミントが持つ筋弛緩および鎮痛効果は、月経痛の症状緩和に役立つかもしれない。   月経痛中の女性127人を対象とした研究では、ペパーミントエキスのカプセルには、非ステロイド系抗炎症薬と同様に、痛みの強さと持続時間を減少させる効果があることが分かった。ペパーミントエキスはほかにも、吐き気や下痢の症状を軽減したという。

集中力を高める

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ペパーミントの香りは、集中力アップに役立つそう。144人の参加者を対象とした認知能力の評価研究では、ペパーミントの香りで記憶力と注意力が高まることが明らかになった。

免疫システムサポートの可能性

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繰り返しになるけれど、ペパーミントティーの抗菌作用についての研究はない。 けれどペパーミントオイルには、 大腸菌やリステリア菌などの食物由来のものや、肺炎など病気の原因となる菌まで、さまざまな菌に対する殺菌効果と増殖防止効果があることが判明している。   理論的にはペパーミントが免疫システムをサポートする可能性が高いと考えられてはいるけれど、現時点ではまだ確固とした科学的根拠はないそう。

アレルギー症状の緩和

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ペパーミントのもう1つの重要な化合物が、ロスマリン酸。ロスマリン酸には、鼻水や目のかゆみといったアレルギー症状を軽減する作用がある。   げっ歯類を使った岡山大学の研究では、アレルギー反応によるくしゃみや鼻のかゆみなどの症状が、ペパーミントエキスによって緩和されたという。   ペパーミントティーを飲んで同じ効果がでるという証拠はないけれど、長い間アレルギーに悩んでいる人は試す価値があるかも。

カフェインフリー

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リーフティーやティーバッグを購入するにしても、自家栽培したものを摘むにしても、ペパーミントはもともとカフェインフリー。だから1日中、好きなときに楽しむことができる。 食後に飲めば消化を助けてくれるし、寝る前に飲めば筋肉をリラックスさせられる。朝一番に飲めば、爽やかミントのパワーですっきりと目覚められそう。   ただし、これだけ飲めばペパーミントティーの効能が実感できるという適量は確立されていない。 「人での研究が不足しているため、最適な摂取量はこれくらいと言えないのが実情です」とホープさん。また彼女いわく、鉄との相互作用には気をつけてほしいとのこと。   「ペパーミントティーが非ヘム鉄の吸収を阻害することが分かっています。なので植物由来の食事をしている人は、豆、オート麦、ナッツ類、シード類など、植物由来の鉄を含むものと一緒にペパーミントティーを摂取するのは控えるようにして下さい」とホープさんは説明する。

original text : Annie Hayes translation : Mutsumi Matsunobu ※この記事は、海外のサイト『netdoctor』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

※ELLE ONLINEの2020年8月27日の記事(https://www.elle.com/jp/gourmet/gourmet-healthyfood/g33661758/peppermint-tea-benefits-20-0827/?slide=1)より抜粋

個人的に非常に参考になる情報が詰まっているのですが、今後のペパーミントのさらなる研究の成果に対しても期待が持てる内容です。

この内容を見て、来年の自宅ハーブガーデンにおいてペパーミントを増やすモチベーションがグンと上がりました。

貴重な情報に出会えて感謝です。


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