妻の両親がハワイに今週行くというので、先日の記事「オリーブオイルの味の違いを徹底的に確かめるのならハワイに飛ぶのが早いのではないか、というお話。」で取りあげた「Island Oilve Oil Company」のことを紹介してみました。
両親は、ハワイに行くと毎回アラモアナショッピングセンターで買い物を楽しんでいるので、その近くに50種類のオリーブオイルなどを試飲できるお店があるらしいですよ、と言うことで話をしてみると、、、
妻の母親に「少し前に、横浜の桜木町駅で降りたときに、そんなお店あったわよ」と言われました。
そんなお店を日本で全く見たことも聞いたこともなかったので、早速「オリーブオイル 試飲 桜木町」でググってみると、確かにありました。
桜木町の大型商業施設「コレットマーレ」(横浜市中区桜木町1)2階に7月29日、オリーブオイルの専門店「OIL&VINEGAR©(オイル&ビネガー) 横浜みなとみらい店」がオープンした。
※ヨコハマ経済新聞(2016年8月2日)より一部抜粋
ありました。「オイル&ビネガー」というお店ですね。この写真はまさに試飲をさせてもらえそうなボトルです。
で、どんなお店なのか続きを読んでみました。
オイル&ビネガーは、オランダに本社を置く高級食材のフランチャイズチェーン店。エクストラヴァージン・オリーブオイル、フレーバーオイル、ビネガーをはじめ、地中海地方を中心としたパスタ類、 ハーブ、 輸入塩などさまざまな高級食材を取り扱う。横浜みなとみらい店の店鋪面積は約80平方メートル。銀座店、京都烏丸店に続く国内3号店となる。
店内では、ステンレス容器やアンフォラと呼ばれる大きなガラス容器で、 量り売り用のオリーブオイルとビネガーを陳列。量り売りするオイル、ビネガーは全て試食可能で、100ミリリットルから販売する。エクストラヴァージン・オリーブオイルはスペインやイタリア、モロッコなど6カ国から輸入した9種類、フレーバーオイルはフルーツや野菜、ハーブなどの素材を一緒に圧搾したものやナッツから抽出したものなど約15種類、ビネガーはバルサミコ酢をはじめ、 フルーティーなビネガーやスパイシーなもの、果肉入りビネガーまで約10種類を取りそろえる。
同店スタッフは「エクストラヴァージン・オリーブオイルは完全真空のステンレス容器で保存することで、最高に新鮮な状態でご提供している。量り売りするオイルやビネガーは全て試食が可能なので、ぜひいろいろ試してお好みの商品を見つけてほしい」と話している。
※ヨコハマ経済新聞(2016年8月2日)より一部抜粋
私自身が以前、オランダ本社の会社の日本支社に勤めていたこともあり、「オランダ」というワードにひっかかってしまったのですが、、オランダ本社の会社というのは、ハーブ関連業界ではちょっと珍しい感じがします。
オリーブオイルとフレーバーオイルを併せて約25種類、ビネガーを約10種類を試飲できるとあるので、ハワイの「Island Oilve Oil Company」より規模は小さいですが、オリーブオイル好きには充分に楽しみながら吟味できるのではないでしょうか。
海外の「Oil&Vinegar」のオンラインショップと日本の「オイル&ビネガー」のオンラインショップの品ぞろえを確認してみたのですが、海外の品揃えは圧倒的に多いです。以下のような感じのカテゴリーになっています。
それぞれのカテゴリーをクリックすると非常に充実している品揃えです。詳しくチェックしてみたい方はコチラをクリックしてください。
一方、日本の「オイル&ビネガー」のオンラインショップは、全商品で4ページ程しかなく、ほとんどがオリーブオイルとビネガーで占められています。
実際の店舗に行っていないのでまだわからないのですが、海外の「Oil&Vinegar」のイメージは、成城石井のような高級総合スーパーという感じだと思うのですが、日本の店舗のイメージは、日本の市場攻略上、「オリーブオイル専門店」ということを全面に出しているのかもしれません。
なので、日本で見る「オイル&ビネガー」のイメージは、海外で見たことがある人にとっては異なって映るのかもしれません。行ってみないとわからないので、あくまでも予想です。。
ここで、『OIL&VINEGAR©』の歴史を見てみたいと思います。
世界的な高級オリーブオイルブランド『OIL&VINEGAR©』は、1999年オランダで誕生しました。2002年にはベルギーに進出し、その後顧客の圧倒的な支持を背景に、イギリスをはじめヨーロッパ各地に展開し、2005年にはアメリカ、2006年には南アフリカへと世界に広がっていきました。
取り扱う商品やサービスのクオリティは世界的に評価され、i.a. リテーラー オブ ザ イヤー2001では、数々の賞を受賞。また、フランチャイズ マネージャー オブ ザ イヤー2004、フランチャイズ マネージャー オブ ザ イヤー2006、リテール フォーミュラー オブ ザ イヤー2005(オランダ)、リテール ストア オブ ザ イヤー2004(ベルギー)を受賞しました。
しかし事業拡大を急ぎすぎた結果、経営状態が悪化しました。そこで『OIL&VINEGAR©』のファンでもあった大手コンサルティング会社出身者が立ち上げたAssisi社が再建に名乗り出て経営再建が託されます。Assisi社の努力によりブランディングの再構築、不採算店舗の整理など様々な施策が成功し、2007年から再び成長軌道に乗ります。新たにブラジル、カナダ、オーストリア、スイスに進出し、直近のプエルトリコ店で、その展開店舗数は100店舗に達しました。
今後は日本を皮切りに、アジアでのチェーン展開を積極的に図っていく予定です。
※株式会社エッセンスのホームページより一部抜粋
なるほどです。一度どん底を味わった会社なので、実力をしっかりと身につけているという印象を持ちました。
日本では、株式会社エッセンスが『OIL&VINEGAR©』の日本総代理店となっていて、すでに国内で5店舗の直営店を展開しています。
上記は国内で開店した順序に並んでいます。株式会社エッセンスの目標としては2020年までに国内30店舗を目指しているということなので、今後「Oil&Vinegar」を目にする機会は増えていきそうです。
こういうお店が増えていくと、確かにオリーブオイルの日本における産業は盛り上がっていくように思います。
まずは実際の店舗に足を運んで、色々と確認をしてきたあとにレポートします。
『OIL&VINEGAR©』を国内で展開する株式会社エッセンスのホームページこちら