千葉県の房総半島へは、年に2回くらい旅行に行くのですが、私の住んでいる神奈川県横浜市から向かう場合の交通手段としては、東京湾アクアラインを経由するか、もしくは、横須賀市の久里浜港からフェリーで出発するかを選択しています。
東京湾アクアラインを経由した方が時間的には圧倒的に早いのですが、フェリーを使うと海風を浴びながら40分ほど景色を楽しめるというのもこれまた魅力なんです。
フェリーを使う場合は、車で自宅から直接久里浜港に向かってフェリーに乗るだけ、且つ、帰りも久里浜港に着いたら、そこからそのまま家に帰るだけということで、横須賀で観光をしたことがありません。
ただ、昨年9月の記事『”通年の開花リレー”を楽しめる「くりはま花の国」は、ハーブ好きは意外にスルーしていると思うのですが、、。』の中で、横須賀市の久里浜港の近くにある「くりはま花の国」の詳しい内容を知ったのをきっかけとして、次回、久里浜港を利用する時は、ここへ立ち寄ろうと思っています。
ここは、年間を通してハーブとお花を楽しめる工夫をしていて、いわゆる「リレー方式」を導入しているため、春夏秋冬のどの時期も楽しめる工夫をしています。
通常、ハーブのみを植えているハーブ園は、視覚・香りの観点で、見頃の時期が集中してしまいますので、年中楽しめるようにするには季節ごとの花を活用するというのは参考になる視点だと思います。
【参考記事：ラベンダーのピークを過ぎた夏の終わりの松田山ハーブガーデンで発見したこと】
そして、つい先日、同じ横須賀市の久里浜港近くに、「ファーマシーガーデン浦賀」という農園があることを知ったのですが、夏はブルーベリー収穫、冬はレモン狩りができるだけではなく、戦時中の砲台跡などの遺跡がたくさんあり、戦跡見学ができるとのことです。
先日の記事を以下に抜粋します。
「戦跡見学×収穫体験」二枚看板が人気 横須賀・西浦賀観光農園
戦争遺跡を生かして、来園客をもてなす観光農園が評判となっている。東京湾を臨む丘陵地に広がる「ファーマシーガーデン浦賀」（横須賀市西浦賀）。ブルーベリー摘みやレモン狩りの客向けに、園内に点在する戦跡の見学会を開催。歴史探索と農園体験の両方が味わえるユニークな企画がリピーターを呼んでいる。
農園は、建設会社「睦建設」（横浜市鶴見区）が運営。東京湾口の防御のため明治期に整備された国指定史跡「千代ケ崎砲台跡」の隣接地を１５年ほど前に購入して開園し、約９万平方メートルの土地にアーモンドやオリーブなどを栽培している。２０１６年夏からはブルーベリー摘みを皮切りに観光農園事業を始めた。
園内には、明治期に造られた砲台跡や弾薬庫などの戦跡が６カ所に点在。眼下に広がる東京湾とレンガ積みの建造物が独特の雰囲気を醸し出し、古代ローマを舞台にした映画「テルマエ・ロマエ２」やテレビ番組の撮影に利用されている。
園内の見学会は観光農園化を機に、収穫を体験した客に楽しんでもらおうと発案。郷土史家や歴史ガイドから聞いた話を基に、スタッフらが案内を始めた。所要時間は収穫を含め約７０分で、希望に応じて開催する。１６年に年間約５０人だった来園客は、１７年には約１００人に倍増。７割ほどが市内からで、半数以上はリピーターという。
地域住民からは「浦賀にこんな場所があったのか」と喜ばれ、歴史サークルから「一緒に地域活性化に取り組みたい」と声も掛けられる。栽培しているレモンは、昨年から横須賀市のふるさと納税の記念品となっている。同農園は「海と戦跡が広がる景色を眺めながら、果物の収穫を楽しんでほしい」と話している。
下旬までレモン狩りを実施。開園日は水・土曜日で、料金は５キロ持ち帰りで３千円（４人まで入場可能）。問い合わせは同農園電話０８０（３５１２）９７９１。
※カナロコ 神奈川新聞 2018年1月9日版
オリーブやアーモンドも植えてあるということで、詳細な雰囲気が気になります。
ただ、ファーマシーガーデン浦賀のホームページを見ると「おかげさまで予定人数に達したため今シーズンの予約は終了いたしました。」という記載（2018年1月13日現在）があり、Facebookページも確認すると、ちょうど昨日、レモン狩りとレモン販売は終了してしまったようです。
Facebookページをみると、ファーマシーガーデン浦賀で作った蜂蜜を出荷しているという情報があったり、さつまいも堀りをやっていたりと、、色々な情報が出てきます。
正直、ホームページだけでは断面的な情報しかないので、興味のあるかたはFacebookページをフォローしたほうがいいかもしれません。
実際に足を運ぶ際は、何が目的なのかを直接電話で伝えた上で、正確な情報を受け取った方がいいように思います。
今年は夏のタイミングで、『くりはま花の国』と『ファーマシーガーデン浦賀』はセットで行きたいと思っています。楽しみです。
ファーマシーガーデン浦賀の情報
〒239-0824
神奈川県横須賀市西浦賀6丁目10周辺
080-3512-9791 9時～17時迄
045-571-3478 (睦建設内FARMASEA GARDEN) 土日祭日休み
HP: http://mutsumi-group.com/farmaseagardenuraga/
Facebookページ： https://www.facebook.com/farmaseagardenuraga/
メール： xyzinthefuture22@gmail.com
過去の関連記事:
はじめての「くりはま花の国＠横須賀」へ。ピークを過ぎたハーブ園周辺で色々発見がありました。
ロンドンへ行ったら『王立植物園』（キュー・ガーデン＆ウェイクハースト）へ行ってみたいです。
【2017年版】全国ハーブガーデンの秋祭り情報をまとめてみました
村上農園が提唱する、日本にはなかった新たな野菜カテゴリー「マイクロハーブ」の市場が拡大しているそうです。
千葉県鴨川市の山間で無農薬・無化学肥料でハーブやエディブルフラワーを栽培する【苗目】について
兵庫県淡路市のカレンデュラ生産農家『廣田農園』について。カレンデュラが淡路市の特産だったことをはじめて知りました。
クリスマスパーティーでメキシコ料理の「タコス」を作ってみて気付いたこと
『関東圏の3月～5月に見頃のお花畑』を特集した記事。花畑の画像を見ただけで気持ちが晴れやかになります。
”通年の開花リレー”を楽しめる「くりはま花の国」は、ハーブ好きは意外にスルーしていると思うのですが、、。
神奈川県足柄にあるme-byo valley BIOTOPIA（未病バレー ビオトピア）とは、どんな場所なのか。