錬金術、薬草学、呪文、天文学、占い、魔法のルーツをひもとく『ハリー・ポッターと魔法の歴史展』

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私が20代の時に、ハリーポッターが初めて映画公開されたのですが、その時に映画館へ見に行きました。

それまで触れたことのない世界観を目の当たりにし、とても楽しめたことを記憶しています。

私自身は、最初の1回だけ映画館で見たきり、その後のストーリーを追うことはなかったのですが、薬学や錬金術などをテーマとした話も数多くあるようなので、ハリーポッターのストーリーにしっかりと触れてみたいと思っていました。

そんな自分にとって、嬉しいイベントが開催されることを知りましたので、早速取り上げたいと思います。

ハリポタファン待望♪『ハリー・ポッターと魔法の歴史展』が東京に!魔法の世界にどっぷり浸かろう!

現代のファンタジー文学として、20年以上にわたって世界的人気を誇る「ハリー・ポッター」シリーズ。コロナで延期されていた展覧会がいよいよ東京で開催されます。展覧会では、ハリーが学んだホグワーツ魔法魔術学校の科目に沿って、錬金術、薬草学、呪文、天文学、占いなど10章で構成展示されるので、こども達の好奇心に火をつけないわけありませんね!大英図書館の大規模な展覧会が日本に巡回するのは初めてで、必見です!

みんな大好きハリー・ポッター展、まずはチラシで詳細を確認!

チラシだけでもワクワクが止まりませんね。東京駅を通りかかったらチラシをゲットしたいところです。錬金術、薬草学、呪文、天文学、占い、魔法のルーツをひもとく展覧会です。

各章のみどころを解説!

この展覧会は、ハリーが学んだホグワーツ魔法魔術学校の科目に沿った全10章で構成されています。作品ファンなら聞き覚えがあると思いますが、「魔法薬学」や「錬金術」などをキーワードーに、科学が発達していなかった時代の人々が信じた【魔法や魔術の記録】を公開するそう。それでは各章のみどころを解説していきます。

第1章 旅 / The Journey

1990年6月、マンチェスターからロンドンへ向かう列車で、無名の作家J.K.ローリングにアイデアが舞い降りました。それから5年の間に書き上げられた計7冊の「ハリー・ポッター」シリーズは、その後20年以上にわたり、世界各地で愛される作品となるのです。本章ではイギリスでの出版のきっかけとなった8歳の読者の感想文や、イラスト版「ハリー・ポッター」を描いたジム・ケイの原画が必見です。

ジム・ケイ 《『ハリー・ポッターと賢者の石』の9と3/4番線の習作》ブルームズベリー社蔵 ©Bloomsbury Publishing Plc 2015

第2章 魔法薬学 / Potions

魔術において、薬作りは欠かせない技術であり、化学や医学が発達していなかった時代には特に重要とされ、ホグワーツ魔法魔術学校においても必修科目でした。薬は病気を治すだけでなく、人間の外見を変えたり、恋心を引き起こしたりすることもできると考えられていました。本章では、薬に関わる古今の記録が紹介されています。

ヤコブ・マイデンバッハ 『健康の庭』1491年 大英図書館蔵 ©British Library Board

第3章 Alchemy(錬金術)

錬金術とは、卑金属を人工的手段により貴金属に転換する術のことです。「ハリー・ポッター」シリーズ第1作に登場する「賢者の石」は、永遠の命を与える「命の水」を生成することができると信じられ、中世ヨーロッパの錬金術師がその獲得に奮闘しました。本章では、賢者の石の作り方が記された4メートルもある希少な巻物『リプリー・スクロール』や、歴史上、最も美麗な錬金術解説書と言われる書籍『太陽の輝き』などが展示されています。

ジェームズ・スタンディッシュ 『リプリー・スクロール』 16世紀 大英図書館蔵 ©British Library Board

第4章 薬草学 / Herbology

薬効を持つ植物は、古くから薬の原料として使用され、世界各地の書物に記録が残されてきました。「ハリー・ポッター」シリーズにも、引き抜くと叫び声をあげる「マンドレイク」をはじめ「ヘレボルス」「ハナハッカ」などの薬草が魔法薬の材料として登場しますが、これらはいずれも実在する植物です。

「薬草書」15世紀 大英図書館蔵 ©British Library Board

第5章 呪文学 / Charms

「アロホモーラ(開け)」「ウィンガーディアム・レヴィオーサ(浮遊せよ)」など、魔法の力を持つ言葉は、「ハリー・ポッター」シリーズに欠かせません。本章では、誰もが知っている呪文「アブラカダブラ」に初めて言及したとされる『医学の書』など、呪文に関する文献や、魔女に関するアイテムが紹介されています。

クイントゥス・セレヌス・サンモニクス 『医学の書』13世紀 大英図書館蔵 ©British Library Board

第6章 天文学 / Astronomy

天文学はホグワーツ魔法魔術学校の必修科目。物語には「ルーナ・ラブグッド」や「シリウス・ブラック」など、月や星に関わる名前が付けられている人物が登場します。古くから人は、星はこの先に起こりうる出来事を示すものと考え、天文学を発達させてきました。ここでは天文学で用いられた天球儀や、レオナルド・ダ・ヴィンチが40年にわたって取り組んできた科学的考察を書き綴った手稿などが展示されています。大英図書館が所蔵するレオナルド・ダ・ヴィンチの「天体にまつわるメモとスケッチ」は世界に現存する約30冊のうちの1冊です。

レオナルド・ダ・ヴィンチ 「天体にまつわるメモとスケッチ」1506-1508年頃 大英図書館蔵 ©British Library Board

第7章 占い学 / Divination

「ハリー・ポッター」シリーズでは、「闇の帝王を倒す力を持つ男の子が7月の終わりに生まれる」という予言が、物語を通じて重要な役割を果たします。本章で展示する資料からは、水晶占い、手相占い、タロットや茶葉占いなど、未来を予知するさまざまな占いが、世界の異なる地域で行われていたことが分かります。

『古代エジプト占い師最後の遺産』1775年 大英図書館蔵 ©British Library Board

第8章 闇の魔術に対する防衛術 / Defence Against the Dark Arts

魔法は多くの文化において、悪の力に対抗するものとして使用されてきました。例えば、ホグワーツ魔法魔術学校の授業でもスネイプ先生やルーピン先生が生徒たちに紹介した狼人間、河童といった闇の生物から身を守るものとして、魔除けのお守りや呪文などが生まれたのです。本章では、これら忌み嫌われていた生物や、それに対抗する魔除けの方法を記した世界各地の資料が紹介されています。

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス《魔法円》1886年 油彩/カンヴァス テート蔵 ©Tate, London 2019

第9章 魔法生物飼育学 / Care of Magical Creatures

中世の寓話集や近世の博物学の本などには、実在する動物と並んで、ユニコーン(一角獣)やフェニックス(不死鳥)、ドラゴンといった想像上の生物が描かれていました。ライオンの胴体に人間の頭部と鳥の羽を持つスフィンクスのように、種が混ざり合った生物も見られます。ホグワーツ魔法魔術学校においては、第3学年からの選択科目で、魔法動物の飼育に秀でた生徒は、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の主人公ニュート・スキャマンダーのように、魔法動物学者になる者もいました。

マヌエル・フィレス 『動物の性質について』16世紀 大英図書館蔵 ©British Library Board

第10章 過去、現在、未来 / Past, Present, Future

J.K.ローリングが生み出した「ハリー・ポッター」の魔法世界は、発刊から20年以上経った今も、世界中の読者をひきつけてやみません。ここではさまざまな言語に翻訳された書籍や、大人になったハリーの姿を描いた舞台劇『ハリー・ポッターと呪いの子』の衣装を展示し、今も広がり続ける「ハリー・ポッター」の世界が紹介されています。

R.アブラハム・エレアツァール 『太古の化学作業』 ★ 1735年 大英図書館蔵 ©British Library Board 蛇と王冠を頂いたドラゴンがお互いの尾を くわえて輪になっている図は、錬金術に 関する挿絵によく見られるもので、「materia」 (第一資料)と「spiritus universalis」(普遍 精神)の統合を象徴しています。この統合は 「賢者の石」を作り出すのに不可欠だと考え られていました。

 

J.K.ローリング 《ダイアゴン横丁の入り口のスケッチ》 ★1990年 J.K.ローリング蔵 ©J.K.Rowling この絵は『ハリー・ポッターと賢者の石』の冒頭で、ハグ リッドの傘で3度たたいたときにダイアゴン横丁のアーチ 形の入口がどのように現れるかを、6段階で示しています。 レンガがひとりでに並び方を変えてアーチ形の入口が できる様子が細部まで描き込まれ、J.K.ローリングが 本に登場する魔法をできるだけ現実世界の論理に 根付いたものにしようとしていたことがうかがえます。

 

『エチオピアの魔術書』 ★1750年 大英図書館蔵 ©British Library Board エチオピアで作られたこの魔術書 には、お守り、魔除け、護符、まじな いが豊富に収録されています。魔 除けの絵では目が重点的に描かれていますが、これは邪視や闇の魔術から身を守ると言われています。

 

ファン必見!J.K.ローリングの直筆原稿も日本初公開

「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J.K.ローリングによる、日本初公開の直筆原稿やスケッチなどの資料もあるそう!ハリポタファン必見の展覧会です。ぜひ足を運んでみてくださいね。

日時指定制の事前購入制で、チケットは11月29日午前10時から、ローソンチケット(インターネット予約・店頭購入)で購入できます。

開催概要

会場:東京ステーションギャラリー(〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1)
会期:2021年12月18日(土)~2022年3月27日(日)
開館時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日、12月29日(水)~1月1日(土・祝)、1月11日(火)
※ただし1月10日(月・祝)、3月21日(月・祝)は開館

【「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展|公式サイト】
https://historyofmagic.jp/

【東京ステーションギャラリー|公式サイト】
www.ejrcf.or.jp/gallery

構成・文/HugKum編集部

※HugKum(はぐくむ)の2021年12月26日の記事(https://hugkum.sho.jp/301762)より抜粋

このイベントは必ず足を運びたいと思います。

上記抜粋記事を読んでいると、魔法・魔術という言葉だけを聞くとファンタジー的世界観をイメージしてしまいますが、魔法・魔術という言葉のもっと奥の本質的な探究を原作者J.K.ローリングが行っているからこそ、世界の人々を惹きつけていることが強く伝わります。

楽しみになってきました。

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