コーヒー豆を選ぶ時間が楽しくなる、種類・特徴を分かりやすく総まとめした解説記事

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ほぼ毎日、様々なブレンドハーブティーを飲んでいる中で、コーヒー好きの自分は、コーヒーもほぼ毎日飲んでいます。

気持ちをリフレッシュする時、ほっと一息つきたい時、家族でゆっくりと話をしたい時など、振り返るとコーヒーを飲むシーンというのは割と幅広いです。

一昨年、中南米コスタリカへ行った際にコーヒープランテーションへ行き、昨年、マレーシア・ペナン島へ行った際には、チョコレートとコーヒーの博物館へ行き、コーヒーに関する情報に触れたことがありますので、以下にそれぞれの過去記事を貼ります。

【過去の参考記事①:コーヒー以外の事も色々知ることができるコーヒープランテーション「Cafe Tio Leo」@コスタリカ

【過去の参考記事②:チョコレート&コーヒーミュージアム(マレーシア・ペナン島)で、今まで全く知らなかった情報に触れてきました。

両方の記事にあるように、コーヒーの発見にまつわる話には諸説あるみたいで面白いです。

いつも家では、買ってきたコーヒー豆をミルで自動で挽いて飲んでいるのですが、感覚的に、「あのお店のコーヒー豆は美味しい」からリピートしているだけで、コーヒーの品種・産地ごとの特徴については全くと言っていい程知らない状態です。

ただ、昨年末に、以下の記事に出会い、コーヒーを選ぶモチベーションが大きく上がったので、早速ご紹介したいと思います。

コーヒー豆の種類はどれくらい?種類や特徴を総まとめ解説!

コーヒー豆の種類はどれくらい?種類や特徴を総まとめ解説!

コーヒーは世界で最もよく飲まれている飲み物の1つですよね。昨今は、サードウェーブコーヒーのブームも相まって、豆の産地や種類に注目が集まり、お店でいろんな銘柄のコーヒーを見かけるようになりました。

でも、いざ購入!というときにどれを選んでいいのかよくわからないことも……。コーヒーの種類や特徴を押さえておくと自分好みのコーヒーを見つけやすくなりますよ。

コーヒーの種類と銘柄

普段何気なく飲んでいるコーヒーですが、実はコーヒー豆のほとんどは海外からの輸入に頼っています。コーヒー豆はどんなところで栽培され、どんな種類や銘柄があるのでしょうか。

コーヒーノキから採れるコーヒー豆

コーヒー豆は、アカネ科に属する常緑樹「コーヒーノキ(コーヒーの木)」から採れる木の実の種子ことを指します。主に赤道をはさんで北緯25~南緯25度までの間のコーヒーベルトという地域で生産されています。

コーヒーノキは、ジャスミンのようないい香りの白い花をつけたあと、緑の小さな実がなります。この実がだんだん大きくなるとともに、赤く色づいて、「コーヒーチェリー」と呼ばれる完熟した実となります。

コーヒーの種類

コーヒーノキには多くの種類がありますが、大きく分けて「アラビカ種」「ロブスタ種(カネフォラ種とも)」「リベリカ種」の3つがあります。そのうち、日本で流通しているのが「アラビカ種」と「ロブスタ種」です。

コーヒーの銘柄

世界60カ国以上で生産されているコーヒー。生産量トップを走るのはブラジルで、世界のコーヒー生産量全体の約3割を占めています。2位はベトナム、次いでコロンビア、インドネシア、エチオピアと続きます。

コーヒーは、同じ品種でも、それぞれの土地で気候や風土に合わせて栽培されることで、酸味や苦味、コクなどの味や香りに違いが生まれ、それが個性となっています。ちなみに、現在飲まれているコーヒーの銘柄は200種類以上。酸味、苦味、甘味、コク、香りetc. コーヒーごとに味わいが異なります。

コーヒーの種類と特徴

コーヒー豆の三大原種「アラビカ種」「ロブスタ種」「リベリカ種」について、詳しく見ていきましょう。

◎アラビカ種

世界中でよく飲まれているのが「アラビカ種」。世界のコーヒー豆生産量の約6割をアラビカ種が占めています。原産地はアフリカのエチオピアで、主に高地で栽培されています。気候の影響を受けやすく病害虫にも弱い特徴があり、栽培には大変な手間がかかるのですが、その反面、花のような甘い香りで酸味があり、コーヒーの風味も良いので、高品質な品種として人気があります。「ブラジル」「コロンビア」「モカ」「グァテマラ」「マンデリン」などがアラビカ種になります。

◎ロブスタ種

「ロブスタ種」は別名「カネフォーラ種」とも呼ばれています。アラビカ種に比べ、病気に強く、標高の低い土地での栽培も可能とあって、育てやすい品種です。カフェインや油分の含有量が多く、苦味とコクが特徴。アラビカ種と異なり、酸味がありません。また焙煎すると、焦げた麦のような香ばしい香りがします。インスタントコーヒーや缶コーヒーなどの豆としてよく使用されています。

◎リベリカ種

「リベリカ種」は生産量が少なく、世界のコーヒー豆流通量の1%にも満たないので、レアなコーヒー豆として知られています。原産地はアフリカのリベリアですが、現在は、フィリピン、ベトナム、マレーシアなどで栽培されています。

コーヒーの銘柄

現在、コーヒーの銘柄は200種類を超えるとか。すべて網羅するのは大変ですが、代表的な銘柄について押さえておきましょう。

1.ブルーマウンテン

「コーヒーの王様」と称されるブルーマウンテン。ジャマイカのブルーマウンテン山脈の一部のエリアで栽培されています。香りが高く、苦味・酸味・甘味・コクのすべてが調和しているのが特徴です。口当たりも良く、缶コーヒーなどでもよく飲まれている銘柄です。

2.キリマンジェロ

アフリカ大陸最高峰の山キリマンジャロの麓で栽培されたコーヒー。別名タンザニアコーヒーとも。強めの酸味と苦味のバランスが良く、甘い香りを持つのが特徴です。喉越し&後味はすっきりとした味わいで、ストレートで飲むのがオススメです。

3.ハワイ・コナ

ハワイ島南西部のコナ地区でのみ栽培されているコナコーヒーは、ブルーマウンテン、キリマンジャロと並び、世界3大コーヒーの1つです。芳醇な香り、強い酸味とコク、苦味が少なく、すっきりとした後味が特徴です。

4. コロンビア

世界有数のコーヒー生産国コロンビアで栽培されています。苦味と酸味のバランスが良いのが特徴さらにフルーティな甘い香りとコクも楽しめる上品なコーヒーです。日本でもよく知られている「エメラルドマウンテン」は、コロンビアコーヒーを厳選したわずか数%だけの高級豆を指します。

5. コスタリカ

中央アメリカにあるコスタリカ共和国で栽培されているコーヒー豆の総称です。高品質なアラビカ種で、生産量の約半分はスペシャリティーコーヒーとして取引されることが多いとか。柑橘系の芳醇な香り、豊かな甘み、上品な酸味と苦味を持ちます。

6.ケニア

柑橘系のフルーツのような爽やかな酸味と香りが特徴。全体的に風味が豊かで深い味わいが楽しめます。浅煎りの場合は酸味が出ますが、深煎りにも向いているのでエスプレッソの豆としても重宝され、ヨーロッパで人気があります。

7.モカ

モカコーヒーの名前は、アラビア半島のイエメンにある「モカ港」からコーヒー豆を積み出していたことに由来します。モカにはイエメン産とエチオピア産があり、イエメン産は強い酸味と爽やかな香りが持ち味。一方、エチオピア産は独特の酸味とフルーティな香りが特徴です。

8.グアテマラ

メキシコの南にあるグアテマラが産地。厳しい寒暖差、豊富な降水量、水はけのいい火山灰土壌など好条件が揃う地で育った「グアテマラ」は、フローラルのような香り、フルーツのような酸味、チョコレートのような甘さとコクを持ちます。日本ではよくブレンドコーヒーのベースに使われています。

9.ブラジル

コーヒー大国ブラジルを代表するコーヒー豆。酸味と苦味のバランスが良く、やわらかいコクがあります。クセが少なくあっさりめのテイストで、コーヒー初心者にも飲みやすい銘柄です。ストレートでもよく飲まれますが、ブレンドコーヒーのベースとしても重宝されています。

10.マンデリン

インドネシアのスマトラ島で栽培されているアラビカ種のコーヒー豆。酸味は少なく、強めの苦味と深いコクがあり、スパイスやハーブがミックスしたような独特な香りを持ちます。苦味が強いので、カフェオレにも向いています。こってり系の甘いお菓子とも好相性。

11.トラジャ

インドネシアのスラウェシ島にあるトラジャ地方で栽培されています。アラビカ種の最高峰とも言われるトラジャコーヒーは、優しい苦味、深いコク、クリーミーともスモーキーとも表現される芳醇な香りが特徴。ストレートブラックはもちろん、ミルクやクリームともよく合います。

コーヒー豆の豆知識

コーヒーをおいしく飲むために、押さえておきたい豆知識をまとめました。

ブレンド

「ブレンド」はその名の通り、さまざまな産地のコーヒー豆を合わせたものを言います。カフェなどで「ブレンドコーヒー」「◯◯◯ブレンド」と書かれていたり、パッケージ商品で複数の産地名が記載されているコーヒーがそれにあたります。対して、「ブルーマウンテン」「キリマンジャロ」など1種類のコーヒー豆を「ストレート」「シングル」と言います。

ストレートでもおいしいコーヒーを、どうしてブレンドするのでしょうか。それはブレンドをすることによって、各コーヒー豆が持つ長所や良さを引き出し、ストレートでは出せない風味や飲む人の好みにあった風味を作ることができるから。味や香りの相乗効果を楽しめるのがブレンドです。

アメリカン

見た目も味も薄めでライトな口当たりの「アメリカン」。「浅煎りの豆でいれたコーヒー」のことを指します。コーヒーの苦味が抑えられ、酸味と香りが強いのが特徴。さっぱりと飲みたいときにぴったりのコーヒーです。しかし、カフェインは焙煎とともに少なくなるので、焙煎が浅いアメリカンに含まれるカフェインは強め。飲みすぎると、夜寝られないということもあるので気をつけて。

インスタントコーヒー

手軽にコーヒーをいれられて、自宅やオフィスなどでも重宝されている「インスタントコーヒー」。最近では、味や香りに特化したものや、ホット、アイス、カフェオレ、カフェインレスタイプなど、バリエーションが増えています。

そもそも、インスタントコーヒーとは、細かく砕いたコーヒー豆に熱湯を注ぎ、抽出したコーヒー液を乾燥させて粉末にしたもの。原材料はコーヒー豆のみ! なので、お湯や水を注ぐだけで、コーヒーを再現できるのです。

おいしいインスタントコーヒー(ホット)のいれ方のポイントは、小さじ1杯(約2g)に対し、90℃のお湯140mlでいれること。コーヒーには軟水のミネラルウォーターまたは水道水を沸騰させて使うのがオススメです。

カプセル式コーヒーマシン

ここ数年人気が出てきている「カプセル式コーヒーマシン」。カプセルをコーヒーマシンにセットして、ボタンを押すだけで、カフェレベルの本格コーヒーを楽しめるコーヒーメーカーです。1杯あたりのコストも高額ではなく50〜100円程度。手軽でおいしく、その上コスパも良いのが、人気の理由のようです。

コーヒーのおいしさの秘密は、このマシンで使うカプセル。挽きたてのコーヒー豆1杯分を真空状態で密封してあるので、酸化することなく、いつでも新鮮な香りと味を楽しむことができます。カプセルの賞味期限は約1年。通常のコーヒー豆は焙煎後90日程度、豆を挽いてから1週間程度なので、ずいぶん違いますね。現在では、豆の種類も豊富でメーカーによっては20種類を超えるところも。エスプレッソやミルク系メニューもあります。ネスレ、イリー、UCC、タイガーなどのメーカーが、カプセル式コーヒーマシンを出しています。

まとめ

知れば知るほど奥が深いコーヒー。同じ品種でも、育った地域の気候や風土によって、酸味や苦味、コクなどの味わいや香りに違いが生まれます。どこの産地なのか、どんな特徴があるのか知るだけでも、コーヒー豆を選ぶときに役に立ちますね。自分好みのコーヒーを見つけて、ブレイクタイムを楽しんでくださいね。

文/和泉日実子

暮らしニスタの2019年12月30日の記事(https://kurashinista.jp/column/detail/5474)より抜粋

私はこの記事に出会い、すごく感動しました。

コーヒーは好きだけれども、コーヒーに関する知識についてはド素人の私にとって、今後コーヒーを選ぶ際の時間がもの凄く楽しくなりそうだからです。

コーヒーの世界のこと、少しずつ学んでいきたいと思います。

 
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