「蒸留」をもっと身近に感じて、楽しんでもらうためにオープンした新感覚のショップ「理科室蒸留所」

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ハーブのことに深く関わり始めるまで、自分の大学の在籍していた学科(化学)のことについてそれほど意識することがありませんでした。

高校時代の大学受験の時期を振り返ってみると、自分自身は文系よりも理系、理系の科目の中で物理よりは化学の方が点数を取りやすい傾向にあったので、”大学に入学することが目的”だった自分にとっては、私立大学の理系の化学科を受験することが割と合理的でした。

そして大学の化学科に入学したあとは、体育会の部活中心の生活となってしまい、化学の勉強自体は普段まともに勉強したことはなく、試験の前に一夜漬けで行なうのが通常で、少しまともに勉強をしたのは卒業論文を書く為に研究をしたときくらいでした。

そんな感じでしたので、化学の面白さに目覚めることもなく、就職のタイミングでは研究職よりは営業に向いている自己認識のもと、どの企業を志願する時も営業を希望し、東証一部上場企業のメーカーに営業職として入社しました。

自分自身が「これをやりたい」というものが全く見いだせていなかったので、自分の軸というものがなく、いつも目の前のことだけに集中してしまい、長期的な自分自身の考えというのは持っていなかったですね。。

社会人生活を送る中でも、自分がなぜ化学科だったのかということを振り返ることもしなかったですし、それにあまり意味を感じていなかったのだと思います。

でもちょうど2年前くらいに、私がハーブティーを調合している姿を妻が見て、「様々なものを調合するのが好きなんだね。やっぱり化学科出身だね」という言葉を発し、ハッと思った瞬間がありました。

それ以来、自分が過去にたどった環境や、今現在の環境というのは、自分が思っている以上に深い意味を持っていることが多いのでは?と思うようになりました。

表面的な流れだけで選択をしたということではなく、自分の中に流れる深層の意識に基づいた選択を割と正確にしているんじゃないかということです。

最近では、蒸留器を買い、庭で採れたハーブを蒸留して精油や芳香水を抽出したいと願望が強くなってきているので、妻に言われた言葉というのはやはり当たっているなあ、、と改めて感じています。

そんな今の自分の願望を大きく刺激する情報を先日入手しましたのでご紹介します。

「蒸留」をもっと身近に。アロマウォーターを手作りする、清澄白河「理科室蒸留所」

ビーカーや試験管などの理化学製品をおしゃれなインテリアグッズとして提案・販売している話題の「リカシツ」が新店舗を展開。「蒸留」をテーマに、アロマウォーターを作ったり、水出しコーヒーを楽しめたりする新スポットをご紹介します。

「蒸留」をテーマにした新感覚のショップ

清澄白河「理科室蒸留所」のアロマウォーターを作るオリジナルの装置

「理科室蒸留所」は「蒸留」をもっと身近に感じて、楽しんでもらうためにオープンした新感覚のショップ。主にアロマウォーターの委託製造、店内で抽出した水出しドリンクのテイクアウト、そのほか蒸留をテーマにしたワークショップなどを企画し、近隣の「リカシツ」で行っています。
店内に入ってまず目を引くのが大きな実験装置のようなもの。これはハーブや花などを蒸留して、アロマウォーターを作るオリジナルの装置。
たとえば庭で採れたハーブや柑橘類などを持ち込むと、この装置を使って水蒸気蒸留法によるアロマウォーターを作ってもらえます。添加物が一切入らないので、そのまま肌や髪につけたり、手作り化粧品の材料にしたり…。安心して使うことができるのが嬉しいですね。※植物の種類や状態によっては蒸留に向かない場合があるので、蒸留を依頼する場合は事前に相談を。

手間暇かけた絶品の水出しドリンク

清澄白河「理科室蒸留所」の水出しドリンクを抽出するためのオリジナル装置

このお店のもうひとつの特徴は、職人さんが手作りしたオリジナルの装置を使い、店内で時間をかけて抽出した水出しコーヒーや紅茶をテイクアウトできるということ。
たとえばコーヒーの場合、蛇管を通った水が1滴1滴豆に浸透。約6~8時間かけてゆっくりとコーヒーを落としていきます。時間をかけて落とした水出しコーヒーは、雑味がなく豆本来の風味と味わいを堪能することができます。
最近、この水出しコーヒーを湯煎したホットもはじめたとのこと。直火で温めると、風味が消えてしまうため、わざわざ湯煎するというこだわりぶりです。
また、もうひとつのオススメは、高知県四万十の無農薬生姜を蒸留したエキスを使ったジンジャーソーダ。蒸留することで生姜独特の辛みや苦みがなくなり、風味のみを抽出。「生姜ってこんなに美味しかったっけ!?」と驚く美味しさです。

自宅でアロマウォーターが作れる専用蒸留器「リカロマ」

清澄白河「理科室蒸留所」の自宅でアロマウォーターが作れる専用蒸留器「リカロマ」

こうしたアロマウォーターや、ジンジャーソーダを手軽に楽しめるように、理科室蒸留所では、独自に開発した家庭用アロマウォーター専用蒸留器「リカロマ」を販売しています。
これは、IHヒーターと、水・氷、好みのハーブや花さえあれば、1時間足らずで簡単にアロマウォーターが作れるというもの。
取材の日「リカシツ」で、「リカロマ」を使ったワークショップが行われていたので見学をさせてもらいましたが、驚くほど簡単にアロマウォーターを作ることができました。蒸留中は室内にいい香りが立ちこめ、これだけでも気持ちが癒やされそうです。
ハーブを手に入れるのが難しいという人には、クロモジ・朴葉・ドクダミ・月桃を乾燥させたオリジナルハーブも販売しています。

アロマウォーターの楽しみ方

清澄白河「理科室蒸留所」の店内写真

ワークショップの講師、橋本由佳先生によると、アロマウォーターは弱酸性で肌にも髪にも優しいので、化粧水代わりにしたり、寝癖直しに使ったりすることができるのだそう。また、スキンケアの際、乳液のあとにスプレーボトルに入れて一吹きし、軽くマッサージをすると、肌の上で乳液とアロマウォーターが乳化して肌がしっとりするのだとか。さらに美容だけでなく、拭き掃除の水に混ぜて使うと部屋がほんのりといい香りになって気分もすっきり。

自分で蒸留したアロマウォーターは添加物が入っていないため、冷蔵庫などで保管して早めに使い切ることが大切。これさえ守れば、アロマウォーターは精油のように肌に直接塗ってはいけないなどの注意するべきポイントは特にないので、手軽に楽しむことができます。

「理科室蒸留所」に行けば、プロの領域というイメージだった蒸留が、とても身近な存在になります。まずは、蒸留の魅力に触れにお店に足を運んでみませんか?

photo / 理科室研究所、カオリーヌ

理科室蒸留所
東京都江東区平野1丁目13−12
営業日:金・土・日曜日
営業時間:13:00~18:00(不定休)
※不定期でお休みとなる場合があるので詳しくはHPでチェックを

http://distillery.rikashitsu.jp/

Sheage(シェアージュ)の2019年1月3日の記事より抜粋。

「リカシツ」というお店があることは知っていましたが、そのお店が具体的にどんな考えでどんなものを販売しているのかという部分までは把握できていませんでした。

3か月くらい前に、Instagram上でも「ずっと行きたかったリカシツに行ってきました」という投稿をしていたのですが、今回この記事を読んでその理由がよくわかりました。

確かに「蒸留」という言葉を聞くと、自分の家で行なうのって障壁が高いイメージを持ってしまいますが、理科室蒸留所が持つコンセプト「もっと蒸留を身近に」というのは、意義深い内容だと思いました。

ハーブ・アロマを生活の一部に取り入れていくプロセスの中で、「蒸留」に対する概念の変革というのはとても大事な部分だと思います。

家庭用アロマウォーター専用蒸留器「リカロマ」を実際に自分の目で見て、持ち込んだ自宅のハーブでアロマウォーターを作る体験はやってみたいですね。

アロマウォーターの楽しみ方については上に文面では書かれていますが、実際に香りを体感しながら作ったりすることでより深く楽しみ方がわかってくると思いますので、まずは行ってみたいと思います。

「理科室蒸留所」の情報

東京都江東区平野1丁目13−12
営業日:金・土・日曜日
営業時間:13:00~18:00(不定休)

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