個人的に、”生バジル”というと、ジェノベーゼソースを作ったり、トマトとモッツァレラチーズに合わせたり、ガパオライスに活用する発想がすぐに思い浮かびますが、それ以外の活用がパッと思い浮かびません。。
最近、どんなスーパーに行っても必ずと言っていいほど置いてある”生バジル”の活用の幅を広げたいなあ~と思っていたところ、今後のヒントになりそうな記事を見つけましたので取り上げたいと思います。
生の〇〇を入れると華やいだ味に!料理研究家・上田淳子さんの「ミートボールのトマト煮」
おうちごはん需要が高まる近年。いろいろな料理に挑戦する人が増え、なかでも注目が高まったのがハーブやスパイスでした。最近では身近に手に入るようになりましたが、まだまだハードルが高いと感じている人もいるかもしれません。12月21日に発売予定の『たったひとふりの魔法 ハーブ&スパイスrecipe105』から、人気料理家・上田淳子先生のハーブを使ったお手軽レシピをご紹介します。
◇ ◇ ◇
ハーブ使いの第一歩は「バジル」から!
ハーブを使った料理を作ろう! と思ったはいいものの、食べたことがなかったり、買ったことがない材料を使うのはなんとなく腰が引けてしまう…そんなときは、馴染みのある料理に身近なハーブを加えてみるのはいかがでしょうか?上田淳子さんのレシピ「バジルのきいたミートボールのトマト煮」なら、普段ハーブを使い慣れていなくても気軽にトライできます。
「バジルは、パスタ、トマト、オリーブオイル、鶏肉、魚など日頃食卓に上がる回数が多い食材と相性が良いです。日本で主に出回っているスイートバジルはたっぷりと入れても、強すぎたり、くどい味にならないので使いやすいですよ」(上田先生)
バジルのきいたミートボールのトマト煮
大人も子どもも大好きな味。ごはん、パン、パスタなどいろんな主食と相性抜群です。■材料(2人分)
合いびき肉…200g
バジル…1/2パック
パン粉…1/3カップ
牛乳…大さじ1.5
トマト缶(カット)… 400g
にんにく(みじん切り)…小1かけ分
塩、粗びき黒こしょう… 各適量
オリーブオイル… 小さじ1 +大さじ2■作り方
1.ボウルにパン粉と牛乳を入れて合わせる。パン粉がふやけたらひき肉、塩小さじ1/4、こしょう少々を入れてよく練りまぜる。6等分にして丸める。 バジルは葉を摘んでおく。2.フライパンにオリーブオイル小さじ1を中火で熱し、1を並べて蓋をし、2分ほど焼く。蓋をとって裏返してさらに2分ほど焼き、転がしながら1分、ほぼ火が通るまでこんがり焼き、火を止めていったんとり出す。
3.フライパンをさっとふき、にんにくとオリーブオイル大さじ2を入れて中火にかける。香りが立ってきたらトマトを加え、煮立ったら火を弱め、8分ほど煮詰める。ミートボールを戻し入れ、煮立ったら蓋をして弱火にし、3分煮る。塩、こしょうで調味し、仕上げにバジルを加えてまぜる。好みでバジルを添える。
「バジルを入れることで、まったり濃いトマトソースに軽やかな清涼感が加わり、料理が華やぎます。ミートボールを入れたあとは、火が通るまであまり触らないことがキレイに仕上げるコツです」(上田先生)
いつものミートボールにバジルを加えるだけで、一気にいつもと違う風味に。家庭の味を格上げしてくれます。生のバジルの加熱は、火を消してから加えるくらいでOK。イタリア料理をはじめ、タイや台湾などアジアでもよく使われているバジルなら、普段あまりハーブを食べ慣れていない人も親しみやすいはず。
最後に、上田先生にハーブとスパイスの楽しみ方をお聞きしました。
「ハーブやスパイスというと、贅沢な洋風料理と思いがちですが、いえいえそんなことはありません。今ではスーパーなどで手軽に購入することができますから、いつもの料理に少し入れてハーブがプラスされた香りを楽しむ! ということから始めてみましょう。香りはシンプルな料理をグッと素敵にしてくれるアイテム。きっと料理が楽しくなるはずです」(上田先生)
上田淳子(うえだ・じゅんこ)
料理研究家。短期大学卒業後、辻学園調理技術専門学校に入 学。卒業後、スイスやフランス · パリのレストランなどで修業を積む。帰国後は 東京でシェフパティシエを経て、料理研究家として独立。 雑誌やテレビなどで 活躍する一方、双子の母としての経験を生かし「食育」についての活動も行う。 フレンチの確かな技術をもとに家庭で作りやすいレシピが好評で、『フランス人は、3つの調理法で野菜を食べる。』をはじめとしたシリーズ(誠文堂新光社)、『上田淳子のチキンスープ 鶏肉=具材、スープ。 簡単、本格的。』(グラフィッ ク社)など著書多数。
Instagram:@ju.cook※cookpad newsの2021年12月21日の記事(https://news.cookpad.com/articles/44455)
レシピの素材がシンプルで、気軽に作ってみよう!という気分にさせてくれます。
近いうちにトライしてみようと思います。
以下に、過去に取り上げたバジル関連の記事を貼ります。
【過去記事:「ジェノべーゼソース(バジルのソース)」は、イタリア・”ジェノヴァ”の船乗りによって世界に広まったということを初めて知りました。】(2020年2月12日)
【過去記事:バジルを使って簡単に作れる”シチリア島発祥のデザート”『グラニータ』はこれからの季節にぴったりです。】(2018年6月25日)