イギリス在住ハーバリストに学ぶ「イギリス式花粉症向けハーブ活用法」

※VRINDAAM社アーユルヴェーダ・アロマフレグランス日本初上陸!バナーをクリック

昨日は、花粉症関連の記事を取り上げましたが、記事の中で紹介されており、且つ、昨日注文した商品でとても興味深いものがありました。

【過去記事:植物療法士、美容家等が紹介する花粉症のセルフケアアイテム11選】(2020年2月22日)

それは、以下です。

ハーブと関連性のない商品なのですが、顔の周辺にスプレーすることで、花粉等の粒子の身体への付着を最大50%抑制することで症状を軽減することを目的としたもので、レビューもかなり高いため、一度試してみることにしました。

体の粘膜に付着した花粉に対する耐性を高めることも当然重要ですが、そもそも近寄ってくる花粉を減らすという視点が個人的に欠けていたポイントでした。

後ほど届く予定なので、家族全体で試し、フィードバックを得ていきたいと思います。

今日は、イギリス在住のハーバリストが実践する花粉症対策向けのハーブの活用法についてご紹介します。

【花粉症】鼻のムズムズ・目のかゆみを和らげるお助けハーブとは【イギリスのハーバルライフに学ぶ】

日本では「国民病」ともいわれる花粉症。英語では花粉症はHay Fever(ヘイフィーバー)といい、イギリスにも花粉症があります。スギ花粉はありませんが5月から8月初旬頃まで芝花粉があり、花粉症を持つ人の90%近くもの人が芝アレルギーだといわれています。イギリスでは、公園や自宅の庭など街のさまざまなところに芝生のグリーンエリアがあり、長い冬が終わり暖かな春を迎えていよいよ公園でピクニックシーズンがやってきたと喜ぶ反面、芝アレルギーを持つ人はとてもつらい季節となります。

花粉症の季節になると薬局には花粉症の薬がズラリと並びますが、イギリスでは古くから伝わる自然療法や民間療法で薬を使わず乗り越えるという考えが根付いており、ホメオパシーやハーブを使って症状を緩和する人が多くいます。

そこでおすすめのイギリス式花粉症対策をご紹介します。

Photo by chan lee on Unsplash
Photo by chan lee on Unsplash

花粉症対策におすすめのハーブ

ネトルティー(Nettle tea)

日本ではイラクサと呼ばれ、トゲがあるリーフで有名なハーブです。葉から根まで薬草として使われ、ヨーロッパでは薬になるとして古くから使われています。イギリスでは住宅街の片隅でもたくさんの植物を見ることができ、青紫蘇のようなネトルの葉は身近な野草でもあります。スープやハーブティーに使われることが多く、2011年イングランド東部で青銅器時代の遺跡からネトルのシチューがついたスプーンが発掘されたという話もあります。ネトルは背丈が50cm程の多年草植物で茎と葉に鋭いトゲを持っており、このトゲには毒性が含まれています。茎や葉を素手で直接触れてしまうと、赤く腫れヒリヒリと痛みを伴いますが、これはトゲが刺さる痛みではなくネトルに含まれるヒスタミンと神経伝達物質アセチルコリンがともに働くことで起きる症状です。このネトルに含まれる微量のヒスタミンを摂取することで、抗アレルギー作用を持つヒスタミンがアレルギー症状を和らげてくれるのです。

またネトルにはビタミンCやカルシウム、カリウム、鉄分などのミネラルを多く含み欠かせない栄養素を摂取できるとして花粉症の緩和や予防だけでなく、貧血予防美容効果も期待される、人気のハーブです。ネトルは生の葉には毒性があるため注意必要です。

Photo by Paul Morley on Unsplash
Photo by Paul Morley on Unsplash
ユーカリ(エッセンシャルオイル)

風邪やインフルエンザにも効果的として人気のある精油のひとつ。主成分である1,8-シネオールには固有の抗炎症作用があり、鼻水や鼻詰まり、喉の違和感などの粘膜の炎症を和らげアレルギー症状を緩和します。またスッキリとした香りが、気分をリフレッシュさせ、アレルギー症状に伴うイライラからも助けてくれるでしょう。

ローマン・カモミール(エッセンシャルオイル)

古くから薬草として使えわれてきたローマン・カモミール。ローマン・カモミールの精油には、抗アレルギー作用があり花粉症の炎症を和らげ肌や目のかゆみに非常の効果的といわれています。10mlのキャリアオイル一滴の精油を混ぜ合わせかゆみのあるところ塗布するのがおすすめです。

Photo by Kelly Sikkema on Unsplash
Photo by Kelly Sikkema on Unsplash

またイギリスの国民保険サービス(NHS)ではワセリン療法が紹介されていました。

・花粉の接触を防ぐため、鼻の中にワセリンを塗り粘膜を保護する

・目や鼻の周りにワセリンを塗ることで体内への侵入を防ぐ

・鼻水などで鼻の周りの肌が荒れた場合もワセリンで早めに保湿する

これから続く花粉のシーズン。なるべく薬を使わずに緩和したい方や薬を飲んで眠くなってしまう方、是非お試しください。

ライター/成瀬美紀
ヨガインストラクター。2010年にピラティス・ヨガを始める。その後、国内外でピラティスやヨガ・サップヨガなどのインストラクター資格を取得し、東京にてインストラクターとして活動。 現在はイギリスロンドンに在住。

※Yoga Journalの2021年の2月22日の記事(https://yogajournal.jp/8558?utm_campaign=8558&utm_source=trilltrill.jp&utm_medium=referral)より抜粋

後半に紹介されている「ローマン・カモミール精油」「ワセリン療法」の情報は新鮮でした。

特に、10mlのキャリアオイルに一滴のローマン・カモミール精油を混ぜ合わせて塗布をするというのは、しっかりと検証してみたいです。

40代のうちに自分にとってベストの花粉症対策というのをある程度確立し、50代以降は花粉症シーズンをもっと快適に生活をしていきたいという想いが強いので、引き続き様々な対策方法を試していきたいと思います。

Like! Provence – プロヴァンスが大好きな、貴方へ。(バナーをクリック!)

名前 (必須)メールアドレス (必須)サイト

コメントを残す