AEAJの行なった「アロマのゴキブリに対する忌避作用」の実験は地味すぎるけどインパクトがありそうな件

先日、AEAJ(日本アロマ環境協会)が、報道関係向けのプレスリリースで、アロマテラピーにおいて使用される3種の精油にゴキブリの忌避作用があるかを確認する実験を行なった旨の発表をしました。

下記に私自身のコメント(青字)を入れながら概要を説明いたします。

実験概要

【対象】チャバネゴキブリ成虫  各精油あたり150匹

⇒日本の家に住むゴキブリは確認されているもので10種類ほどいるようですが、チャバネゴキブリは日本国内に生息しているゴキブリのなかでは、最も個体数が多いゴキブリということです。なので、選んだ個体としては汎用的なものになるので適切な選択と言えると思います。

【精油】レモングラス、シトロネラ、ペパーミント

⇒今回のニュースで少し違和感を感じたのが、この3種をなぜ選んだかの説明がなかったことです。

一般的に忌避作用があるということでこれらのネーミングは目にしますが、実験を行なう際はもう少し背景を説明頂けると嬉しいと思いました。

今回のプレスリリース以外に、「アロマがゴキブリ対策に役立つ」という記事が沢山あり、内容を見てみると「レモングラス、シトロネラ」の選択はあまり見受けられず、「ペパーミント」が効果があるという記事が多く見受けられました。

【測定方法】大きなプラスチックケース(約D30cm×W60cm×H30cm)の中に、ゴキブリが出入り可能な穴のついた小さな箱を2箱用意。片方の箱の中には精油を2滴垂らしたシャーレを置き、もう片方の箱には空のシャーレを置く。ゴキブリ50匹をプラスチックケースの中に放ち、一昼夜後にそれぞれの箱で発見されたゴキブリの数を計測する。それぞれの精油について、各3回実験を行った。

※ゴキブリは暗い場所に集まる習性があるため、暗い空間である箱の中に入ることが予想される。その行動において、精油の有無による影響を調べることで、ゴキブリが精油を忌避する(嫌う)かどうかを判断。

⇒この環境設定については意図が分かりやすかったです。

実験結果

レモングラス精油:
(発見率)【合計100%】
精油ありの箱(平均)22.3%
精油なしの箱(平均)74.3%
箱の外(平均)3.4%

シトロネラ精油:
(発見率)【合計100%】
精油ありの箱(平均)52.0%
精油なしの箱(平均)41.3%
箱の外(平均)6.7%

ペパーミント精油:
(発見率)【合計100%】
精油ありの箱(平均)69.2%
精油なしの箱(平均)26.7%
箱の外(平均)4.1%

●レモングラス精油を置いた箱でのゴキブリの発見率は、22.3%と低くなりました。

●一方で、ペパーミント精油においては、逆に精油ありの箱のゴキブリ発見率が高くなりました(69.2%)。

結論

3種類の中で「レモングラス」に最も強い忌避作用が確認されました。

以上!です。

実験結果があまりにもアッサリしすぎてといういうか、このニュース全体があまりにもアッサリしているので特段インパクトのないニュースに映る人が多いかもしれません。「へ~」レベルで終わる感じです。

でもネット上にあるアロマのゴキブリに対する忌避作用に関するニュースの多くが、ペパーミントの効果を肯定している内容です。

ということは、今回のAEAJ(日本アロマ環境協会)の実験結果は、これらの情報がデマであることを証明してしまったことになります。

ですので、この実験結果というのは実体としてはインパクトのある内容なのですが、それをAEAJ自身が強調してしまうと波風が立ってしまうから、敢えて論調を平凡な形で抑えたのでは?と憶測してしまいました。

次の実験では、レモン系の精油(レモングラス、レモンバーム、レモンマートル、レモンユーカリ、レモンティートリーなと)で比較すると面白い結果が出るかもしれません。

6月11日にハーブ・アロマ商品特化型の国際商業マッチングサービス【HerbaromaTrade(ハーバロマトレード)】のβバージョンがリリースされました。以下のバナーをクリックください。

名前 (必須)メールアドレス (必須)サイト

コメントを残す