3月に立て続けに東京でイベントを開催する、沖縄のフレッシュハーブ農家「岸本ファーム」とは

※VRINDAAM社アーユルヴェーダ・アロマフレグランス日本初上陸!バナーをクリック

昨日は、千葉県いすみ市の「大多喜ハーブガーデン」で3月に開催される「Spring ガーデンフェア&春庭花市」のイベントについて取り上げました。

3月間近のこのタイミングになってくると、私自身、ハーブにまつわるイベントごとに対するアンテナ感度がどんどん上がっていることに気づきます。

そんななか、3月に東京で開催されるハーブ関連のイベント情報が2発連続で入ってきました。

しかも両方とも、沖縄にある「岸本ファーム」というフレッシュハーブ農家が仕掛けており、どんな農家なのかが非常に気になったので、ちょっと調べてみました。

因みに、3月に開催される「岸本ファーム」の2つのイベントというのは以下です。

3/6(火)東京で交流!「沖縄の無農薬フレッシュハーブと泡盛を楽しむ夜」

岸本ファーム(糸満市)のみなさんと無農薬のハーブを楽しみながら交流

農薬を一切使わないことで味も色も持ちも違うハーブができる
糸満市の 岸本ファーム
岸本洋子さん、諏訪さん、赤嶺さんを東京にお招きします

岸本ハーブが作った、無農薬のハーブ・とれたての島野菜・エディブルフラワーを使った料理&泡盛をいただきながら楽しく語り合う会を開きます。
東京で、沖縄の生産現場の声を聞くチャンスをお見逃しなく!
会場は、沖縄の長嶺編集長のお店 カラカラとちぶぐゎ〜 (古酒BAR&琉球DINING)とつながりの深い、神保町の 東京アチコーコーにて。店主の笑顔とお料理も絶品です。

————————————————————
●日時:3月6日(火)19時〜21時
●場所:東京アチコーコー(神保町・水道橋・御茶ノ水)
●会費:6000円(お食事・飲み放題付き)
※当日現金でご清算ください。
●定員:先着13名様
●申込み方法:okinawa@taberu.me まで、お名前と参加人数をメールでご連絡ください。返信メールをもちまして受付完了となります。

※受付完了メールをもちまして、お申し込みとなりますのでご注意ください。キャンセルのご連絡は前日3月2日(金)15時までにお願いします。
※「食べる通信」より抜粋

 

『〜沖縄の自然の恵みが育てたオーガニックハーブの魅力〜』
★東京開催!
岸本ファーム×おきなわ食べる通信 Herbトークイベント&プチマルシェ

・開催日:2018年3月8日(木)

・開催時間:【第1回】11:30~12:45
【第2回】15:00~16:15

・時間:約75分

・開催場所:アニエス・レピスリー
(東京メトロ牛込神楽坂・市ヶ谷・神楽坂)
東京都新宿区納戸町1
・地図 http://bit.ly/2EO6NpU

・参加対象:どなたでもご参加いただけます

・参加費:2500円 ※当日、現金でご精算ください。
(フレッシュハーブ料理の美味しい試食とお土産付き)

★お土産
フレッシュハーブティーセット&岸本ハーブを特集したおきなわ食べる通信

おきなわ食べる通信 おかわり交流イベント
・講師:赤嶺ちとせ(岸本ファーム)
唐木徹(おきなわ食べる通信)

・料理アドバイス:玉城久美子(沖縄ライフスタイルアドバイザー)

・定員:各回先着順10名様(合計20名様)

・申込方法:
①参加ご希望の回 ②お名前 ③参加人数 ④当日連絡が取れる電話番号 をお書き添えの上、okinawa@taberu.me 宛に、メールにてお申し込みください。
※定員になり次第、受付を締め切らせていただきますのであらかじめご了承願います
※「食べる通信」より抜粋

3月6日のイベントについては、非常に興味があるので、先程参加希望のメールを送りましたが、結果はどうなるのか、、。参加枠が少ないので満席になっているかもしれません。

ハーブ農家と語り合うのことのできる機会というのは、私にとっては初めてなのでもし当選したら楽しみです。

さて、「岸本ファーム」という農家はどんな特色があるのか、ネット上の情報でいろいろと調べてみました。

グーグルで「岸本ファーム」と検索してみると、TOPに「岸本ファーム」のホームページがヒットするのですが、以下のメッセージのみが書かれています。

未来の子供たちへ安心安全な作物を提供する

開業当初からずっと貫き通した信念は農薬・化学肥料は一切使用せずハーブと島やさいの栽培を始めて約20年。今もその想いは変わりません。これからもハーブと島やさいを通して
地域を豊かにし、子供たちの明るい未来を創造していきます。どうぞ今後とも岸本ファームの応援をよろしくお願いします。

岸本ファーム代表 岸本洋子

 

 

こんなにシンプルなホームページは初めてみた感じがしますが、、代表の岸本洋子さんの想いは伝わります。続いて、岸本ファームのFacebookページを見てみると、活動履歴が頻繁に更新されていて、地元で種々のイベントを開催していることがわかります。

FBのメッセージを読んでいると、おそらく、代表の岸本洋子さん自身が人とのコミュニケーションを非常に大事にしている方なので、イベントを通じて出会う人とのつながりでビジネスを拡大しているように見受けます。

だから、ホームページ自体を充実させる必要性がないのかもしれません。

ただ、これで岸本ファームの紹介を終わってしまうのも、味気がないため、ライターさんが書いた記事を参考にしてみることにします。

「岸本ファーム」の始まり、今日の「岸本ファーム」がどのようにして成り立っているのか、及び、代表の岸本洋子さんの想いがよくわかる記事がありました。

 
 
 
二人三脚の農業 ハーブ普及に力
バジルなど西洋ハーブやハンダマといった沖縄在来の島野菜など農薬を使わずに栽培、県内外に出荷する岸本ファーム代表の岸本洋子さん(68)。農業の道に入り20年余、自然栽培にこだわり、安心安全な食べ物の提供を続ける。生産だけでなく、飲食店などと連携し商品やメニューの開発なども手掛け、ハーブの持つ可能性を広げる活動も積極的に続ける。

岸本ファーム 代表
岸本 洋子さん

安全で体にいい野菜作りを
きっかけは夫・利憲さん(71)が「安全性が高く、体にいい野菜が作りたい」と農薬を使わずに自然栽培で農業をするため一念発起したことだった。農薬が人体に及ぼす影響を危惧していた岸本さんは夫の考えに賛同。1991年、二人はハーブを中心に島野菜などの栽培を始めた。

当初は栽培方法から病害虫対策、流通、販売までまったくの手探り。農業の難しさを痛感しながら実践、検証を繰り返し、自分たちならではのやり方を確立していった。

当時、県内ではほとんどハーブの栽培が行われていなかったが、冬場温暖な沖縄はハーブ作りにむいていた。夫妻が生産したハーブは作り手の顔が見え、味も香りも良く、好評。県外を中心に取引先も増えた。

そんな矢先、利憲さんが病に倒れ、介護が必要に。子育て中ということもあり、農業を続けるべきか悩んだが、体が不自由になっても農業への情熱を失わない夫を前に思いを継ぐことに決めた。「私が農業を続けることで夫が元気になるかもと思った。彼を生かすためにも畑に立ち続けた」とはにかむ。

夫にアドバイスを受けながら夫婦二人三脚で農業を続けた。すると岸本さんのハーブのうわさを聞きつけた県内のレストランなどとの取引も増え始めた。「ここのハーブじゃないとだめ、といわれるような農家になりたい」と意気込む。

順風満帆とはいかなかった。2011年台風2号で農作物とビニールハウスに大きな被害が出た。辞めることも考えたがハーブや野菜を待つ顧客や飲食店などの取引先、そして家族の存在が引きとめた。

那覇市で飲食店を営む上江田崇さんら取引先の仲間たちは、流通できないがかろうじて残ったハーブで料理を作り、フェアを展開。売り上げを義援金にするなど支援。「畑の片付けや作付けにも積極的に関わってくれた」と目を潤ませる。「多くの人に支えられて今があることに本当に感謝。初心を忘れそうになったとき苦しかった当時を思い出す。苦しい時ほど頑張らなくちゃって」。

現在は栽培・出荷に加え、県内でのハーブの普及にも尽力する。「ハーブには多くの種類があるが、それぞれ効能があり、体にもいい。もっと県内の人に知ってほしい」と話す。

特に注目するのは沖縄在来の島野菜だ。夏場の厳しい日差しや吹き抜ける潮風に鍛えられた野菜の栄養価は高い。飲食店などに向け、夏場旬を迎えるツルムラサキなど島野菜を使ったメニューを提案。さらにさまざまな用途で使いやすい特徴を生かし、飲食店などと連携してハーブを使った加工品の開発にも取り組む。「ハーブも商品も次も買いたいと思ってもらえるようにどこにだしても恥ずかしくない最高のものに仕上げる」と妥協は許さない厳しさも。ただし「やるなら楽しくやりたい」とにっこり。

2月。岸本さんの畑にはハーブや島野菜が青々と葉を茂らせている。いつも笑顔で農業と、人と向き合う岸本さん。その源には生命力あふれる植物の存在があるのだろう。


スタッフの末次咲希さん(右)とハーブを収穫をする岸本さん。「私自身も末次さんから多くのことを学んでいる。自らの経験などを伝え、一人前の農業人に育てたい」と話す
※沖縄タイムス社 2016年2月18日の記事から一部抜粋

 
 

地元の人達との強い信頼で、この岸本ファームが生き延びてきたことがよくわかりますし、それは代表の岸本さんの魅力ある人間性がベースとなっていることは容易に想像がつきます。

綺麗な想いでハーブたちを育てていれば、ハーブたちは必ず喜んでいるはずなので、結果として美味しいフレッシュハーブとして出荷されているはずです。

上記の記事に、「ここのハーブじゃないとだめ、といわれるような農家になりたい」という部分がありますが、このようになるにはフレッシュハーブの素材が他の農家と違うと感じ取れる必要があります。

文字上では、「農薬・化学肥料は一切使用していない」ということがその結果に繋がっているように見えてしまいますが、代表の岸本さんの人とのつながりを大切にする想いやハーブを大切にする想いがハーブに伝わり、それがハーブの素材の差別化を生んでいるように感じます。

日本の南のハーブ屋さんという範疇においては、前回ご紹介した石垣島の「海のもの 山のもの」と併せて、今回の沖縄本島の「岸本ファーム」も【訪問するリスト】に入れておきたいと思います。

 

岸本ファーム概要

屋号:岸本ファーム(KISHIMOTO FARM)
代表:岸本 洋子(きしもと ようこ)
住所:〒901-0311 沖縄県糸満市武富573
電話:090-5940-8084(担当:赤嶺ちとせ)
事業:オーガニックハーブの栽培販売および加工品の製造販売

Like! Provence – プロヴァンスが大好きな、貴方へ。(バナーをクリック!)

名前 (必須)メールアドレス (必須)サイト

コメントを残す