資生堂の薬膳研究員がメニュー監修したカフェレストラン「Shiseido Kitchen Lab」

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2022年2月、薬膳料理を観光資源化する動きのある富山市の記事を取り上げたことがあります。

約3年が経過し、実施にその動きは活発化しているようで、以下の「富山やくぜん普及推進会議 [事務局:富山市 コンベンション・薬業物産課]」の運営するHP”富山やくぜん”では、富山の薬膳料理店として認定されたお店の情報が一覧表示されています。

 

このリスト片手に、富山の薬膳巡りをしたくなってきました。。

 

今日は、資生堂が今年立ち上げた薬膳のカフェレストランについて取り上げます。

資生堂が手掛ける薬膳カフェレストラン「Shiseido Kitchen Lab」でととのう食体験

横浜・みなとみらい21地区に位置する資生堂の複合施設「S/PARK」が、 2025年1月22日に「Shiseido Beauty Park(資生堂ビューティーパーク)」として新たに生まれ変わりました。この施設の中にオープンしたのが、薬膳を専門とする資生堂の研究員がメニューを監修した「Shiseido Kitchen Lab(資生堂キッチンラボ)」。そこには、肌・身体・心の「美」と「健康」をつくる新しい食体験が待っていました。

撮影・文 中森りほ

資生堂の薬膳研究員がメニューを監修したカフェレストラン。

「Shiseido Kitchen Lab」は肌・身体・心の「美」と「健康」をつくる新しい食体験「BEAUTY YAKUZEN」をテーマに掲げるカフェレストラン。すべての食べ物には薬と同じような効能がある“薬食同源”の考え方をもつ「薬膳」に着目し、資生堂の薬膳研究員がメニューを監修しています。

薬膳というと、体質改善や健康に気を遣う人の食事というイメージがありますが、今回若い世代などに幅広く親しんでもらえるよう、素材を選び、メニュー開発を行ったそう。

また、先進サイエンスを活かし、季節ごとに表れやすい美の悩みの原因を分析。肌・身体・心のトータルで、美と健康を作る食体験を生み出しています。

天気のいい日に利用したいテラス席も。

冬の美容悩みにアプローチする薬膳メニュー。

2025年2月までの冬季限定メニューでは、冬の美容悩みで多いハリの低下やシワに着目。体の中の水分の循環やホルモン分泌をサポートして「腎」の働きを助けるメニューが揃います。

「BEAUTY YAKUZEN プレート【お肉】」(1,870円)

1・2月限定メニューの「BEAUTY YAKUZEN プレート【お肉】」は、かさつく冬の肌にアプローチする蓮根と、腎を補う役割が期待される豚肉を発酵調味料の豆豉(トウチ)と生姜で蒸し上げています。

「BEAUTY YAKUZEN プレート【お魚】」(1,870円)

同じく冬限定メニューの「BEAUTY YAKUZEN プレート【お魚】」は、アミノ酸誘導体のタウリンが豊富で腎を補うエビやホタテなどの魚介を、ニラやディル、大葉などのハーブとともに巻いて揚げた春巻きがメインディッシュ。

肉、魚、どちらのプレートも「百合根と銀杏、三つ葉のフラン」、「菊芋と里芋のスパイス焼き」、「ナツメとクコの実のラぺ」、「金柑と春菊、黒キヌアのサラダ」の4つのデリ、週替わりのスープ、五分搗き米、食前茶がセットに。

旬の食材や、スパイスやハーブもボリュームたっぷり。見た目や香りでも食事を楽しめるので、ヘルシーでありながら満足感があり、食べた後は身も心も満たされました。

季節限定のメニューについて、薬膳研究を行う資生堂の深澤彩子さんは「薬膳の考え方では、冬は肌のかさつきに効果があるとされる蓮根、白ゴマ、ハチミツなどの『潤肺』の食材や、冬の健康をケアする役割を担う黒豆、山芋、豚肉などの『補腎』の食材が良いとされており、これらを意識して取り入れました」と教えてくれました。

「薬膳カレー 4 種のハーブとポーク」(1,540円)

季節限定メニューのほかに、人気となりそうな通年メニューも。

「薬膳カレー 4種のハーブとポーク」は、シナモンをはじめ体を温めるオリジナルブレンドのスパイスと特製ビネガー、血と気の巡りを良くするタマネギをたっぷりと使用。小麦粉不使用で軽やかに仕上げられています。

食べてみると、豚肉を使ったカレーでありながら油分が控えめで重たさがなく、タマネギの滋味やビネガーの酸味、大葉・三つ葉・ディル・ミントなど、気を巡らせるハーブミックスの清涼感が豊かな味わい。赤タマネギや大根のピクルスの彩りや酸味も、食欲を増進させてくれそうです。

スイーツやお茶も薬膳のフレーバーたっぷり。

「BEAUTY YAKUZEN パフェ -WINTER-」(2,530円)

資生堂といえば「資生堂パーラー」に代表されるように、スイーツも見逃せません。そんなスピリットを感じられるのが、季節のパフェです。

1・2月限定メニュー「BEAUTY YAKUZEN パフェ -WINTER-」は、資生堂カラーの赤をあしらい、薬膳の食材をふんだんに使っています。

パフェの上部には、ニンジンやクランベリーと米粉で作られた雪の結晶型のサクサクとしたチュイル、中央にはカルダモンがしっかり香るほうじ茶チャイアイス、その周りを金柑ゼストでマリネした苺が彩っています。カカオ70%のビターチョコレートでコーティングされたハトムギのクランチなど、素材選びの妙や食感の多彩さ、香り付けが印象的。

さらに、白きくらげのジンジャーシロップ漬けや、ニンジンと温州蜜柑の寒天など、身体を温める薬膳食材も多く取り入れているため、冷えを抑える効果も期待できそう。薬膳に興味がある方はもちろん、パフェとしての完成度も高いので、スイーツ好きにもおすすめです。

「薬膳茶」(770円)

ドリンクには、紅茶をベースに生姜とシナモンなどのスパイスを合わせた「薬膳茶WARM」をはじめとした、体調や気分に合わせて選べる3種の「薬膳茶」や「薬膳チャイ」が。

「美の検診」「見るだけで美しくなれる映像体験」など5つのラボが集結。

肌だけでなく鼻の骨格や歩き姿など、“身体”の内側から肌の素質を分析し、“心”も含めて全部で13種の測定を実施(写真は五感測定ルーム)
“見るだけで美しくなれる”映像体験「Beauty Retreat Theater」
研究員が商品の開発から販売までを手掛け、その場で試して購入できる「fibona Lab」。なくなり次第、新たな商品に入れ替わる。

「Shiseido Beauty Park」は、「Shiseido Kitchen Lab」のほか、肌・身体・心の測定など“美の検診”ができる「Shiseido Beauty Diagnosis Lab」、見るだけで美しくなれる映像体験や美と科学を感じられる体験型ミュージアムの「Shiseido Art & Science Lab」、研究員が研究から開発、商品販売までを行う「fibona Lab」、すべてのイノベーションを支える研究員の進化を目指す「Shiseido People Lab」という合計5つのラボで構成されています。

入場料は無料(一部有料、予約制のサービスもあり)なので、食体験と合わせて、気軽に美と健康のイノベーションを体感してみては。

「Shiseido Kitchen Lab」
住所:神奈川県横浜市西区高島1-2-11「Shiseido Beauty Park」内
営業時間:8時〜19時(フードLO18時、ドリンクLO18時30分)
定休日:月曜、年末年始(月曜が祝日・振替休日の場合は火曜が定休)

クロワッサンオンラインの2025年1月23日の記事より抜粋

資生堂と薬膳の結びつきが、自分の中では非常に新鮮なので、料理のクオリティがとても気になります。

横浜のみなとみらいは、月に1回は行くので訪問してみたいと思います。

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