「米のヒット甲子園2017」グランプリは島根県の”ハーブ米”に決定したそうです

※広告

昨日、日経トレンディの記事を読んでいた時に、日経トレンディ主催の「米のヒット甲子園2017」で、島根県・邑智(おおち)産「石見高原ハーブ米きぬむすめ」がグランプリに輝いた、というニュースを見ました。

”米のヒット甲子園”というのは、全国の五つ星お米マイスターから推薦されたブランド米から、得票数で上位に選出された銘柄を対象にした新米の味覚審査会だそうで、今年は、86人の五つ星お米マイスターが推薦した195品種のなかから、得票数で上位に選出された以下9銘柄が最終審査にノミネートされたのこと。

銀の朏(みかづき) 〔 岐阜県・飛騨産〕
金色の風 〔岩手県・一ノ関産〕
青天の霹靂  〔青森県・田舎館産〕
JA新砂川 特栽ゆめぴりか  〔北海道・空知産〕
土佐天空の郷〔 高知県・本山産〕
新之助  〔新潟県・上越産〕
真室川特別栽培米 つや姫 〔山形県・真室川産〕
石見高原ハーブ米きぬむすめ 〔島根県・邑智産〕
銀河のしずく 〔岩手県・北上産〕

 

そして、2017年11月21日、米のヒット甲子園の最終審査会が、東京都千代田区のパレスホテル東京で開催され、7人の審査員が「もっちり-あっさり」「柔らかい-硬い」などの軸で評価し、その結果、“今一番食べてほしい米”として、米のヒット甲子園2017大賞米が島根県・邑智(おおち)産「石見高原ハーブ米きぬむすめ」に決定したとのことです。

この7人の審査員は、以下のメンバーとなっていました。

小崎陽一氏(イタリア料理研究家)
小谷あゆみ氏(フリーアナウンサー)
里井真由美氏(フードジャーナリスト)
審査委員長の川崎恭雄氏(いづよね代表取締役)
フォーリンデブはっしー氏(グルメエンターテイナー)
山下真司氏(俳優)
渡辺和博(日経BP総研 マーケティング戦略研究所上席研究員)

※審査員長の「いづよね」の川崎氏は、神戸のお米屋さんでした。

この7名が“今一番食べてほしい米”として、島根県・邑智産「石見高原ハーブ米きぬむすめ」を選んだということなのです。

「ハーブ米」と聞いて最初に思い出したのは、以前の記事「オリーブ牛、オリーブ豚、オリーブハマチに、、オリーブ米。香川県のオリーブブランドについて調べてみました」で取り上げた「オリーブ米」でした。

オリーブ米とは、2011年12月に「いやしの楽園 ドリーム」というさぬき市のオリーブ専門店が商標登録したオリジナルブランドのお米です。

オリーブの乾燥した実と、オリーブオイルの搾りかす、腐葉土化した葉を混ぜ合わせた肥料を使ってさぬき市の井戸水を引き込んだ田んぼで、ほぼ無農薬で有機栽培した「ヒノヒカリ」という品種のお米です。

恐らく、それと同様に何らかのハーブを混ぜ込んだ肥料を田んぼの泥に混ぜ込んで育てたお米が「ハーブ米」であろうと想像しました。

早速ネット上で調べてみました。そうすると島根県・邑智産「石見高原ハーブ米きぬむすめ」を販売する”こだわりのお米の専門店 スズノブ千葉店”のオンラインショップで以下の説明がありました。

安全な米作りを実現するためには、農薬や化学肥料は極力避けたい。そこで注目したのは、ハーブの一種で多年草のレッドクローバーというハーブ。このハーブは、空気中の窒素を土中に取り込む根粒菌が付着する特性があります。
秋の稲刈り後に水田でハーブ(レッドクローバー)を育て、春の田植えの前にそのまま土に漉きこみ、肥料にしています。
田植え後は根粒菌の力で得た窒素を利用し化学肥料は極力使用せず、追加する肥料はすべて天然有機肥料に限定する事により、化学肥料を99%使用しない栽培を行っております。

予想はだいたい当たったのですが、「レッドクローバー」の利用法が独特でなるほどと思いました。私は畑を借りて野菜を育てているので分かるのですが、野菜を育てる上で土の中に窒素を固定化させることが重要です。

田植えの前までレッドクローバーを水田で育て、田植え直前に土に漉(す)きこんで肥料にするという手法は合理的だと思いました。

ハーブ米という名前はついているものの、ハーブの成分を稲に取り込ませるというより、稲の成長をサポートする為にハーブ(レッドクローバー)を使用しているという印象なのですが、どうなんでしょうか。。

レッドクローバー自体は、イソフラボンが多く含まれていてエストロゲン様作用が代表的な効果として謳われていて、女性の美容にいいと言われていますが、もしその成分が稲に含まれていたら、女性は喜びそうですね。

レッドクローバーについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。

島根県・邑智産「石見高原ハーブ米きぬむすめ」のお味は結構気になりますので、実際に試食ができたらレポートします。

Like! Provence – プロヴァンスが大好きな、貴方へ。(バナーをクリック!)

名前 (必須)メールアドレス (必須)サイト

コメントを残す