以前から、地域おこしの一環として、その地域特産の植物(柑橘・樹木)を活用した精油商品化の具体的な事例について幾つかご紹介してきました。
【過去の参考記事①:摘果ミカンを使ったアロマオイルの商品化により、『アロマのまち』を目指す女性たち】(2018年3月27日)
【過去の参考記事②:屋久島の「やわら香」が企画する”規格外のタンカン”を使った精油づくり体験ツアー】(2018年4月6日)
【過去の参考記事③:広島県呉市の芸予諸島にある「ネロリの島」が目指すものとは】(2018年5月15日)
【過去の参考記事④:徳島県の高校同士が連携して「アロマスプレー」の商品化を目指しているニュースを見て】(2018年12月15日)
【過去の参考記事⑤:北海道の森を代表する木”トドマツ”にこだわった精油会社『フプの森』。どんな考え方・背景を持った会社なのか確認してみました。】
私自身、これらと同様の動きが今後活発化していくと思っているのですが、これまで地域に閉じた形で連携し精油開発してきた経緯に対し問題を投げかけ、「ふるさと精油をつなぐ会」という新組織が先月発足していたことを知りました。
どんなことを考え誕生した組織なのかを見てみたいと思います。
アロマセラピスト、医療・介護施設、メーカー、国産精油生産者が、ひとつにつながる!「ふるさと精油をつなぐ会」発足!
日本産精油の生産者と消費者をつなぎ、精油に対する正しい知識と日本の森を未来につなげることを目的とした「ふるさと精油をつなぐ会」が発足し、東京・自由が丘のソフィアフィトセラピーカレッジにて、4月27日(土)に発足イベントを開催する。
同会の代表は谷田貝光克氏(東京大学名誉教授)。林真一郎氏、池田明子氏、大宿英介氏、小林彩子氏が委員を務める。
国産精油の国内における生産量は近年、増加傾向にあるものの、地域が分散され、個々で情報発信をしているため、消費者に十分な情報が届いていないのが現状だ。
そこで、「ふるさと精油をつなぐ会」では、1つひとつの点をつなぎ輪にする必要があると考え、
「国産精油生産者の安定した収入と、生産に専念できる環境づくりをサポートする」
「国産精油生産者とセラピストや精油愛好家(消費者)をつなぐ情報交換の場を提供する」
「精油の特性、作用、活用法を啓蒙する」
「国産精油生産を活性化する森づくりを推進する」ことを目的に、活動をスタートする。
さらに同会では、生産者と消費者が情報を共有しながら学び会える機会を提供することで、よりよい環境づくりのサポートを行ってゆく。
とくに、アロマセラピストやスクール講師など、アロマの専門家たちに対して、精油に関する最新の研究データや情報をアップデートできる場を提供していく予定だ。
※Therapy Life.jp(セラピーのある生活)の2019年3月30日の記事(https://www.therapylife.jp/news/made-in-japan/?fbclid=IwAR3_VcxDksVO92NB6aKSM-y2_Ly3EoveywZ-klQgqOK_4uhC97QdjMtcFko)より抜粋
この会の発足メンバーは、ハーブ・アロマに関わっている人にとっては有名な方が多いです。
『地域の森林から和精油を生産する動き』というのは、アロマ関連のイベントに参加する中で近年活発化している印象を持っていますが、
この流れは、森林保護意識を高めたり、森林整備がされていくという観点だけではなく、人びとの心身の健康を高めていくという点において、個人的には日本社会にとって大きなプラスになると考えています。
今回誕生した「ふるさと精油をつなぐ会」は、この動きをさらに活発化させる潤滑油的な役割を担っていくと予想していますので、今後の動きから目を離せません。
因みに、6月16日に、この会の委員である林真一郎先生による『ふるさと精油の可能性と展望』セミナーが行なわれるようです。
申し込みは、https://furusatoseiyu-20190616.peatix.com/ から可能です。
ms.noeru
10 5月 2019はじめまして、FBでこの企画を知りました。今は、名古屋で月に1度レッスンを受けながら、自宅で家族や友人に、マイペースでアドバイスしたり、庭でハーブを育て生活に生かしたり、楽しんでいます。
具体的に、どのような活動をされているのか、知りたいので教えてくださいますか。
よろしくお願い致します。
ms.noeru
10 5月 2019もし、資料などありましたら、送って頂けますか。
Rosemary6107
10 5月 2019ms.noeru様
コメント頂きありがとうございます。
名古屋で素敵なハーバルライフを送られているのですね!
ふるさと精油を繋ぐ会のホームページは以下となっております。
http://www.furusatoseiyu.jp/
こちらからお問い合わせができるようになっておりますし、セミナーの情報もアップデートされております。近日中にメールマガジンもスタートするようです。
直接お問い合わせ頂くのが確実かと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。