徳島県の高校同士が連携して「アロマスプレー」の商品化を目指しているニュースを見て

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今年3月に、神奈川県横浜市大磯町の女性たちが、地元の摘果ミカンを使ったアロマオイルの商品化を目指しているというニュースを記事にしました。

【過去の参考記事:摘果ミカンを使ったアロマオイルの商品化により、『アロマのまち』を目指す女性たち

この動きは注目していたのですが、ようやく先月(11月)商品が完成したというニュースを見て嬉しい気持ちになったのを覚えています。そのニュースは以下。

大磯町 摘果ミカンでアロマ

摘果ミカンを使った商品開発を進めている大磯町商工会と相模女子大学が、10月30日に大磯町保健センターでアロマオイルの完成発表会を開いた。大磯の新たな名産品として来秋の販売開始を目指す。

発表されたアロマオイル「大磯 frais –Tekka-」

発表されたアロマオイル「大磯 frais ―Tekka―」(オオイソ フレ テッカ)は、商工会女性部(高橋みどり部長=人物風土記で紹介)が中心となって開発を進めてきたもの。ネーミングやラベルデザインなどに学生のアイデアを取り入れ、横浜銀行や中南信用金庫も支援した。

フレは「みずみずしい」などを意味するフランス語で、テッカは摘果から名付けた。香りは青ミカンの香りを生かした「プレーン」、吉田茂邸のバラ園にちなんだ「ローズ」、大磯の山をイメージした「ユーカリ」の3種類。ラベルデザインは、女性部と学生のイメージを基に商工会青年部部長でグラフィックデザイナーの佐藤一樹さんが仕上げた。

新たな名産品に

ミカン栽培が盛んな大磯では夏頃、収穫する実の大きさを揃えるために間引き(=摘果)が行われている。女性部では、摘果で廃棄されるミカンを有効活用できないかと数年前から議論を重ね、「女性が手に取ってくれる商品を」とアロマオイルの開発を決めた。2017年8月に町と商工会、横浜銀行、中南信用金庫が「商工業者等支援に向けた連携と協力に関する協定」を結んだことから支援体制も整い、本格的にプロジェクトがスタート。横浜銀行が加工業者や相模女子大を仲介するなど、全面的に支援にあたった。

女性部では夏に町内のミカン園を訪れ、3日間かけて摘果ミカン約500kgの回収と皮むき作業を実施。女性部員でハーブ・アロマ専門店を営む横山直美さんが抽出液のブレンドを調整してアロマオイルを完成させた。

関係者が出席した発表会で高橋部長は「来秋の販売に向け、町内外で体験会などを開いてアンケート調査を行い、さらに魅力的な商品にしていきたい。大磯の新しい名産品として、まちおこしにつながれば」と話した。

タウンニュース 大磯・二宮・中井版の2018年11月16日号より抜粋

地元の特産品を活用して、地元の人のつながりでアロマ・ハーブ関連の商品化を目指すという動きは、業界を力強く成長させていく上で必須の要素だと感じていますので、このような動きは特に注視しています。

日本の中では、オリーブの特産化、甘草(カンゾウ)等の漢方生薬の特産化の動きというのが先行し、その後に、地元のハーブ・柑橘を活用したアロマ商品の開発の動きが活発化しているという印象を自分の中ではもっています。

つい最近、動きの性質としては大磯町の女性たちと同じなのですが、高校同士が連携してアロマ商品の開発をしているというニュース(以下)を見て驚きました。

徳島)材料も校内産 高校生がアロマスプレー試作

学校産のハッサクや杉を使ったアロマスプレーの商品化を、徳島県立つるぎ高校(つるぎ町貞光)と県立池田高校三好校(三好市池田町)、辻校(同市井川町)の生徒が目指している。将来は災害時のストレスケアにも生かすのが目標。13日に専門家を招いたワークショップがあった。

住友桂子さん(左)の指導でアロマスプレーを試作する生徒ら=つるぎ町貞光

アロマオイル(精油)は、東みよし町にある三好校の農場で摘果したハッサクの皮と、演習林から採取した杉の葉が原料。つるぎ高の福井文雄・指導教諭が考案した蒸留装置で抽出したという。

この日、日本アロマ環境協会アロマテラピーインストラクターの住友桂子さん(藍住町)の指導でつるぎ高と三好校の生徒10人が作業。一般的なアルコール入りの溶剤ではなく、肌にやさしいノンアルコールの溶剤を使い、アロマオイル6ミリリットルに水を加え、30ミリリットルのスプレーボトルに詰めた。つるぎ高地域ビジネス科2年の佐古来瞳さん(16)は「杉の香りが強く、災害時などいらいらした時にはすっきりするかも」。

3校が取り組む「6次産業化プロデュース事業」の一つ。これまでに間伐材を生かしたアロマベンチや香る写真立てなども試作した。(福家司)

朝日新聞Digitalの2018年12月15日の記事より抜粋

このような動きは、「地域の結束を促していく」という観点でも素晴らしい内容だと思います。

同じ「高校生」の活動という意味では、以前、ベビーリーフ(野菜の幼葉)やハーブの寄せ植えセットを考案し販売している、八ケ岳中央農業実践大学校野菜専攻2年の山崎友紀子さんの記事をご紹介しました。

【過去の関連記事:「八ケ岳中央農業実践大学」はお花・ハーブ・野菜が好きな学生にとって最高の環境ではないかと思う件

ハーブ・アロマのことに親しむ世代の裾野が徐々に広がってきているように感じるニュースというのは、自分自身にとっては身が弾むように嬉しい内容です。

今後もウォッチをしていきたいと思います。

”徳島県立つるぎ高校”の情報

”徳島県立池田高校三好校”の情報

”徳島県立辻高等学校”の情報

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