本ブログを続けている中で、”クミン”は、お酒のツマミになる一品料理をつくるのに適していることが徐々にわかってきました。
過去のクミンのおつまみ関連の記事を以下に貼ります。
【過去記事:バインミー専門店主が教える、無限に食べられる「紫キャベツのクミンシードマリネ」】(2021年9月5日)
【過去記事:インド・スパイス料理研究家による、クミン香る“アボカドと長いもの青じそ包み揚げ”が美味しそう】(2021年4月2日)
どちらもクミンが入っていることで、食欲が朝からそそられます。。
その香りが持つ不思議な魔力のレベルの高さは、カレーに必須の3つのスパイス「コリアンダー」「クミン」「ターメリック」に入っていることが証明していると思います。
今日は、春の食卓に並べてみたい、(お酒のツマミにもなる)クミンを使ったレシピを紹介します。
クミンシードが香る”新玉ねぎのスパイス衣揚げ”
ざくっとした食感と、弾けるクミンの香りがたまらない一品です。スパイスやハーブはちょっと料理に加えるだけで味に奥行きがでて、華やかなおいしさになるのが魅力。今回は、春の食卓に乗せたいスパイスやハーブを使った料理をご紹介します。
■辛味ではなく、味わいに奥行きをつくるためのスパイス使い
“スパイス”と聞くと、辛味や独特の風味が強すぎて「日常の食卓にはなじまない」、と思っている人も多いのではないでしょうか。でも、使い方のちょっとしたコツを覚えていつもの料理に加えると、自然な香りがプラスされて、ぐっとおいしさが増します。
料理家の小堀紀代美さんは世界各国を食べ歩いた経験を基に、スパイスやハーブ料理の魅力を日本の食卓に紹介している一人。現在発売中の『四季dancyu 春のレシピ』でも魅力的なレシピをたくさん紹介してくれています。
今回はその中から、“新玉ねぎのスパイス衣揚げ”のレシピをご紹介します。クミンシードが爽やかでいくらでも食べられてしまう危険なオニオンリングです。
□新玉ねぎのスパイス衣揚げのつくり方
(1)玉ねぎを切る 新玉ねぎは幅B1cmの輪切りにし、リング状にバラバラにして小麦粉(分量外)を薄くまぶす。
(2)衣をつくる ボウルに冷水と塩を入れて混ぜ、小麦粉とベーキングパウダーを合わせてふるい入れ、片栗粉、クミンシード、カレー粉を加える。さっくりと混ぜ合わせ、米油を加えて混ぜる。
(3)揚げる 揚げ油を180℃に熱する。玉ねぎの輪切りを3〜4つ一緒に2の衣にくぐらせ、重ねるようにして油の中に入れる。玉ねぎがばらばらにならないように箸を動かさず、衣がかたまってきたら箸をはずす。
(4)完成 上下を返しながら3〜4分、カラリとするまで揚げ、網に上げて油をきる。途中で揚げかすを取り除く。器に盛り、カレー粉、塩各少々(各分量外)ふる。
教える人
小堀紀代美さん
料理家
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は料理教室「LIKE LIKE KITCHEN」主宰。確実においしく作れるレシピにファンも多い。おいしいもの好きが高じて世界各国を食べ歩き、そんな経験から、スパイスやハーブ使いの達人となる。※この記事の内容は、「四季dancyu 春のレシピ」に掲載したものです。
- 四季dancyu「春のレシピ」
- A4変型判(120頁)
2022年3月15日発売/1,100円(税込み)- ※dancyuの2022年3月19日の記事(https://dancyu.jp/recipe/2022_00005598.html)より抜粋
カレー粉も入っているということで、さらに食欲が刺激されます。
クミンを使ったシンプルな一品料理のレシピ情報を蓄積していくことで、今後の人生がさらに楽しくなっていくと思いますので、継続してアンテナを張っていきたいと思います。