アーティチョークというと、イタリアを中心にヨーロッパの料理食材として使用されており、日本ではたまに缶詰で売られているのは見かけるものの、まだまだ食材として普及はしていない状況だと思います。
個人的に、アーティチョークに対する関心は高く、過去にアーティチョークに関する記事を幾つか取り上げたことがあります。
【過去記事①:「美味しいアーティチョークはどの品種なの?」その答えが「タケイファーム」(千葉県松戸市)で見つけられそうです。】(2019年11月16日)
【過去記事②:イタリア料理の食材として知られる「アーティチョーク」の定番レシピ5選】(2019年3月31日)
【過去記事③:アーティチョークについての幾つかの体験について】(2018年7月14日)
過去記事①のタケイファームでは、2019年11月当時、1200株のアーティチョークが植えられており、日本最大級のアーティチョーク畑を保有するに至ったという内容が書かれていました。
今日は、その1200株を超えるアーティチョークを栽培している農園を取り上げたいと思います。
“地中海と同じ気温” 能登半島産「アーティチョーク」
イタリアなど、ヨーロッパでは日常的に食べられる野菜「アーティチョーク」。日本ではまだあまりなじみがありませんが、石川県の奥能登で栽培が盛んに進んでいて、全国への展開も描いています。
金沢市木倉町の飲食店で17日開かれたアーティチョークの試食会。1品目は「カルチョーフィ・ユダヤ風」。素揚げしたアーティチョークに塩をふったもので、素材の味を存分に楽しめます。
試食した男性は「根元の部分は甘い。オリーブオイルで揚げると絶妙」や「部位によって味や食感が変わる。みんながワクワクドキドキするような食材」などと話していました。
アーティチョークは、能登町でビール製造などを手掛ける「日本海倶楽部ザ・ファーム」で栽培されたものです。3年前から栽培を始め、現在は1ヘクタールにおよそ2000株を栽培しています。
日本海倶楽部ザ・ファームの藤原和也さんは「イモに近いような食感で、味わいはタケノコ。少し苦みのある大人の味の作物。能登一円は地中海近辺と同じような平均気温。寒暖差はあるが、平均気温が似ているので、栽培を始めた。アーティチョークと言えば能登というようにどんどん広まっていけば良い」と話していました。
アーティチョークの収穫期は、6月初旬から7月中旬ということで、今がまさに一番忙しい時期です。日本海倶楽部では、今後東京への出荷も予定しています。
livedoor NEWSにょるMRO北陸放送の文字起こし記事(https://news.livedoor.com/article/detail/20390681/)より抜粋(2021年6月18日の記事)
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楽しみな記事です。
3年前から植え付けを開始し、2000株まで拡大したというのはかなり意気込みを感じます。
この流れを見ると数年後、日本のスーパーでも生のアーティチョークが普通に置かれている日の到来も近いかもしれません。
記事の中で取り上げられている日本海倶楽部ザ・ファームは、地元の人たちと障害者が一緒になり、使われなくなった畑地を再び耕し、「能登の農業の元気を取り戻す」ことを目標とするプロジェクトで、社会貢献度も非常に高いプロジェクトです。
石川県の「ハーブの里・響きの森 ミントレイノ」は行く予定にしていますので、その際、日本海倶楽部ザ・ファームのアーティチョーク畑は必ず訪問したいと思います。