香りがアップする柚子(ゆず)の絞り方。柑橘を絞る際の基本にできると思いました。

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昨年10月31日から開催予定だった「第27回全国ハーブサミット in 中芸」はコロナの影響により開催延期となってしまいましたが、今年は社会の状況がいい方向へ向き、開催を願う今日この頃です。

【過去の関連記事:はじめて『全国ハーブサミット』へ参加してみて感じたこと】(2019年6月8日)

冒頭の”中芸”地域は、高知県の南東部に位置する日本一の柚子の生産地ということもあり、個人的にここでハーブサミットが開催されるのを心待ちにしているのです。

過去に柚子(ユズ)に関連する記事を2つアップしているので、以下に貼ります。

【過去の参考記事:柚子のタネに美肌効果!? 超カンタンな 自家製「ゆず種化粧水」の作り方】(2020年12月7日)

【過去の参考記事:冬至に入る柚子湯にまつわるお話。「冬至」=「湯治」 「ゆず」=「融通」】(2019年12月7日)

今日は柚子関連の生活で役立つ記事をご紹介します。

香りが抜群にアップするゆずの絞り方とは

2021/01/06 05:59 ウェザーニュース

冬と言えば、ゆずが思い浮かぶほど、ゆずは日本の食生活になじみ深い柑橘類の一つです。焼き魚や揚げ物にちょっと搾ると爽やかな香りが料理を一層おいしく感じさせてくれますが、実はこのゆず、搾り方によってさらに香りがぐんとアップするそうです。詳しい話を馬路村農協、広報の本澤侑季さんに伺いました。

ゆず独特の香りにはリラックス効果が

ゆずの皮の表面にある柑橘類独特の半透明のポツポツが香りのポイントになっているようです。

「このポツポツは『油胞』と呼ばれるものです。この中に精油成分が入っていて、香り成分である『精油』が含まれます。精油はゆず独特の香りを放ち、深いコクを出す効果があると言われています。この精油を逃さないことがゆず本来の香りをより引き出すコツなのです」(本澤さん)

切り口を上にすると精油がたっぷり?

ゆずを調理に使う際には、輪切りや半分に切って手で果汁を搾り、焼き魚などにかけるのが普通だと思うのですが、それでは皮にある精油をしっかり摂ることができないと言います。

「普通、ゆずを横半分に切った場合は切り口を下にして手で握って果汁を搾ると思います。しかし、これでは精油が果汁にあまり含まれていません。そこで、切り口を上に向けて持ち、手で握った時に果汁が皮を伝わって落ちるように搾ります。

すると、皮から出た精油も果汁と混ざります。この搾り方だと、切り口を上に向けて搾った場合と比べて、精油が豊富に果汁に含まれるとも言われています」(本澤さん)

じわじわ搾るとより香りが引き立つ

搾り方は切り口を上にする以外にも香りをアップさせるコツがあるようです。

ゆずを一気に搾るのはよくありません。精油をたっぷり出すには、横半分に切ったゆずを持った手でゆっくりゆずを折り曲げていきます。すると油胞から精油が飛び出してきます。さらにじわじわと曲げていくと果汁が出てきて、皮をつたい、皮の表面に出た精油と混ざりながらしたたり落ちます。

これで精油たっぷりのゆず果汁を搾ることができるのです。実際にやってみると、ゆずの香りが驚くほど立っていることに気付くと思います」(本澤さん)

精油は脳に直接働きかけてリラックスさせる効果があると言われているそうです。搾ったゆずの皮にはまだ精油が含まれるので、ネットに入れてお風呂に浮かべると、リラックス効果抜群のゆず湯を楽しむことができます。なおその際には、果実の部分は肌の敏感な方にはしみる場合があるので、皮だけを使うようにした方がよいそうです。

今が旬のゆずを余すことなく使って、寒い冬を乗り切りましょう。

※ウェザーニュースの2021年1月6日の記事(https://weathernews.jp/s/topics/202012/280265/)より抜粋

昨年はたくさん柚子を頂いていたので、この情報を事前に知っていれば検証ができていたのでちょっと残念。スーパーで売っている柚子で絞り方の違いを確認することができるので試してみたいと思います。

この知恵を知っていることで、魚料理と一緒に出てくるカボスを絞る時にも生かせると思いますし、果実を絞るシチュエーションで実践してみたいと思います。

楽しみになってきました。

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