日本で多くの人が認知していると思われる高級チョコレートブランドの「ゴディバ」ですが、Wikipediaで概要と名称の由来を調べると以下の記載があります。
ゴディバ(Godiva Chocolatier, ゴディバ・ショコラティエ) は、トルコの食品企業・ウルケルの子会社である、ベルギーのチョコレートメーカーである。ベルギーで創業し、ベルギー王室の御用達とされているが、現在はトルコのウルケル・グループの傘下にあり、アメリカ合衆国・ヨーロッパ・アジアにおいて、チョコレートや関連商品の販売を行っている。チョコレートの高級ブランドとして世界的に有名である。
名称は、イングランドの伝説に出てくるゴダイヴァ夫人(Lady Godiva)に由来する。そのロゴマークも、ゴダイヴァ夫人の有名な伝説にのっとり、馬に乗った裸の女性である。ゴダイヴァ夫人の英語の発音は「ゴダイヴァ」に近いが、フランス語での発音は「ゴディヴァ」に近い。このためベルギーのチョコレートメーカーとブランド名として、日本語での表記と発音は「ゴディバ」とすることが多い。
このゴダイヴァ夫人(Lady Godiva)の伝説は、ゴディバのホームページに記載があります。
「GODIVA」の名の由来
「ゴディバ」の名は、11世紀の英国の伯爵夫人レディ・ゴディバに由来します。「ゴディバ」のシンボルマークである、馬に跨った裸婦こそが、重税を課そうとする夫を戒め、苦しむ領民を救うために、自らを犠牲にした誇り高き彼女の姿です。
勇気と深い愛。「レディ・ゴディバ」
領主レオフリック伯爵とその美しい妻レディ・ゴディバの伝説は、1043年、英国の小さな町コベントリーで生まれました。レオフリック伯爵は、コベントリーの領主に任命され、この小さな町を豊かで文化的な都市へ発展させようと決意しました。
大変信心深かったレオフリック伯爵とレディ・ゴディバは、初めに大修道院を建設しました。修道院はさまざまな宗教的、社会的活動の中心となり、この成功により伯爵の野心はますます燃え上がり、次々と公共の建物を建てては、領民から取る税を増やします。あらゆるものを課税の対象とし、肥料にまで税金をかけ、領民は重税に苦しみます。
心優しいレディ・ゴディバは、貧しい領民にさらに重税を課すことがどんなに苦しいことか、伯爵に税を引き下げるよう願い出ました。伯爵は断りましたが、彼女は何度も訴えます。ついに議論に疲れた伯爵は、彼女に告げます。「もしおまえが一糸まとわぬ姿で馬に乗り、コベントリーの町中を廻れたなら、その時は税を引き下げて建設計画を取り止めよう。」
翌朝、彼女は一糸まとわぬ姿で町を廻りました。領民たちはそんな彼女の姿を見ないように、窓を閉ざし敬意を表しました。そして伯爵は約束を守り、ついに税は引き下げられました。
「GODIVA」その名に込められた、チョコレートへの想い
ゴディバの創始者ジョセフ・ドラップスと妻ガブリエルは、レディ・ゴディバの勇気と深い愛に感銘し、1926年ベルギーに誕生した自らのブランドに「ゴディバ」の名を冠しました。
以来、ゴディバはその愛の精神をチョコレートに込め続けています。味わう人すべてを幸せで満たす芳醇な味わいは、人を思いやる深い愛を伝えます。ゴディバのチョコレートを味わうひととき…それは愛に満ちた時間です。
※GODIVAのホームページの(https://www.godiva.co.jp/about/episode.html)より抜粋