薬膳の考え方を取り入れた”イライラを鎮める”「レモン入り緑茶」の作り方

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先日、”食前のレモン果汁が食後の血糖値の上昇を抑える”ことが、研究結果として判明したという記事について取り上げました。

【先日の過去記事:「レモン果汁を米飯より前に摂ると、食後の血糖値の上昇を抑えることができる」ことが研究により判明】(2020年10月21日)

レストランで提供されることがあるレモン水は合理的な飲料であったことに気付き、且つ、自宅ではレモンの活用が少なかったので、家で飲む飲料にうまくレモンスライスを加えていくことを実践していきたいと思った内容でした。

レモンというと、日本国内では「瀬戸内レモン」をすぐに思い浮かべますが、今後自分にとって一番美味しいと思うレモンを探していきたいと思います。

今日は、テレビで活躍しながら国際薬膳師の顔も持つ麻木久仁子さんによる”イライラを鎮める”薬膳レシピの紹介なのですが、レモンが用いられています。

イライラを沈めてくれます。薬膳の考え方を取り入れた「レモン入り緑茶」の作り方

眠れない、だるい…といった年齢とともに増える体の不調。「薬膳なら解消できます」と言うのは、テレビで活躍しながら国際薬膳師の顔も持つ麻木久仁子さん。そんな麻木さんの著書『生命力を足すレシピ』(文響社)から、「薬膳の基本」や疲れにくくなる「薬膳レシピ」をご紹介。今日の献立にひと工夫を。

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飲み物から生命力をもらえる、お茶の選び方

日々何気なく飲むお茶。

口から体に入るものですから、もちろんこれも、薬膳です。

お茶は、原材料にもよりますが、発酵度合いによって体を温めるか冷ますかが決まります

基本的に発酵させてある烏龍茶や鉄観音茶は体を温め、不発酵茶である緑茶や蕎麦茶は、熱を抑える働きが。

たとえば下で紹介するレモン入り緑茶は、レモンで生命力を体に回しつつ、緑茶で体を冷まし、水分を外に逃さないようにしています。

ですから、汗をかきやすい夏の暑い日にもぴったり。

それぞれの季節ごとにおすすめのお茶とちょい足しアイテムをまとめましたので、忙しくて食事に気を回せないときは、ぜひこのお茶だけでも飲んでみてくださいね。

<お茶ちょい足しするなら…>
:烏龍茶、緑茶+みかんの皮

梅雨:はと麦茶、蕎麦茶+とうもろこしのひげ

:はと麦茶、蕎麦茶、緑茶+ミント

:烏龍茶+松の実、なつめ、クコの実

:プーアール茶、紅茶+炒り黒豆

「レモン入り緑茶」の作り方

【材料】

レモン…適量

緑茶の葉…適量

【作り方】

① 緑茶を入れる。

② 湯のみ茶碗に注ぎ、薄くスライスしたレモンを浮かべる。

レモンは香りと酸味で気を巡らせる存在。

「気滞」といって、うまく気が回らなくてイライラするのを、すーっと動かしてくれるお茶です。

麻木久仁子(あさぎ・くにこ)
1962年、東京都生まれ。国際薬膳師。テレビやラジオ番組で司会者、コメンテーターとして活躍するほか、クイズを中心にバラエティ番組にも出演。2010年に脳梗塞を発症、12年には乳がんに罹患し手術を受けたことから、講演会などで自身の経験や検診の大切さを伝えている。16年には国際薬膳師の資格を取得。

※「人生のちょっと先のことがわかる!毎日が発見ネット」の2020年9月30日の記事(https://mainichigahakken.net/life/article/post-2346.php)より抜粋

レモンさえあれば、日本人にとってはレモン緑茶はすぐに作れますね。夏の暑い日にとても重宝しそうです。

以下のページに、医師によるレモンに関する興味深い記述があったので、一部抜粋します。

1990年代、私はがんの食事療法を模索していました。

そこで元気な長寿者の食生活も参考にしていたところ、何人かの長寿者にある共通点を見いだしたのです。それは「レモンの常食」です。

最初のきっかけは、九重織りの創始者で発明家の九重年支子さんが、レモンを常食されていると知ったことでした。

九重さんは、当時、私が勤めていた病院で腸の手術を受けられました。93歳というご高齢にも関わらず、術後は目をみはる回復ぶりで、わずか2週間で退院となりました。

その体力に驚嘆した私は、普段の食生活について尋ねてみました。すると、玄米、野菜、果物、海藻、発酵食品を摂取するほか、レモンをよくとっていると教えてくださいました。

レモンを搾って水で薄め、ハチミツを混ぜて飲んでいるとのこと。九重さんは98歳で亡くなる直前までお元気で、発明に力を注いでおられました。

100歳を超えてなお、現役で仕事をされていた料理研究家の飯田深雪さんも、レモンを常食されていました。

この内容を見て、今後のハーバルライフの中でレモン常食の習慣をつけていくことを決めました。

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