兵庫県淡路市のカレンデュラ生産農家『廣田農園』について。カレンデュラが淡路市の特産だったことをはじめて知りました。

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約2ヵ月前に、エキナセア(Echinacea purpurea)を特産品として栽培を拡大している鳥取県大山(だいせん)町について紹介しました。

【過去の関連記事:エキナセアを特産化し、栽培を拡大している鳥取県大山(だいせん)町について

数十種類、数百種類のハーブが見られるハーブ園には、

「どんなハーブが見られるかな?今まで見たことのないハーブとの出会いはあるかな?」

という期待があると思います。

一方、栽培種を特化している農園(商用品を栽培するハーブ園)には、

「農園はどんな光景なのかな?どのくらい品質にこだわっているのかな?園主から深い情報が得られるかな?」

という期待を個人的には持っています。

今年の自分のテーマとして持っているのが、「商用にハーブを栽培している農家への訪問」です。

ハーブを切り口とした日本の中のマーケットがどのような形で動いているのかという情報が得られるのではないかと感じているからです。

そのように感じたのは、神奈川県横浜市にある「かながわハーブナーセリー」というハーブ農園のことが取り上げられた記事を読んだ時です。

【過去の関連記事:進化し続けるハーブ農園「かながわハーブナーセリー」@神奈川県横浜市

そんな商用のハーブを栽培しているハーブ農家の中で、昨日【カレンデュラ】に特化して生産をしている兵庫県淡路市にある『廣田農園』の存在を知りましたのでご紹介します。

カレンデュラ摘み取り体験人気 オイルや化粧水の原料に使用

教え子たちとカレンデュラを摘み取るフランス人講師の前原ドミニックさん(中央)=廣田農園

兵庫県淡路市特産の花カレンデュラ(キンセンカ)の花期がピークを迎え、生産農家の廣田農園(同市釜口)で摘み取り体験が人気となっている。エディブルフラワー(食用花)や皮膚用オイルに使用できる無農薬栽培が好評の理由。「ここにしかない貴重な花」と、アロマセラピーやハーブ業界の関係者が全国から足を運ぶ。(内田世紀)

日本では仏花の印象が強いカレンデュラだが、欧州ではハーブとして扱われ、皮膚のトラブルなどに効果があるとされる。同農園の廣田久美さんは2014年シーズン、カレンデュラを食用花として普及させようと無農薬栽培をスタート。現在、多くの飲食店で使用されるほか、オイルや化粧水、石けんなどの成分としても用いられている。

摘み取り体験は行っていなかったが、2年ほど前に収穫を手伝った住民グループが会員制交流サイト(SNS)で発信したのがきっかけで広まった。「新鮮で高品質な花が手に入る」と情報が拡散され、東北や中国地方からも問い合わせが入るように。今年も既に10団体以上が参加した。

8日には、フランス人の自然療法講師、前原ドミニックさん=大阪府高槻市=と教え子のグループが昨年に続き来園。「オイルやジャムの材料に」と多くの花を摘み取った。

ドミニックさんは「好天のせいか去年より花のできが良い。淡路島は自然と共存するのに最高の環境」と笑顔。「摘み取りの需要があるとは思わなかった」と驚く廣田さんは「花の価値を分かってくれる人たちがいてうれしい。今年は豊作なので、多くの人に楽しんでほしい」と話す。

体験は4月下旬まで。体験料は1人5千円。摘み取った花は持ち帰ることができる。廣田農園TEL090・3275・2896

神戸新聞NEXTの2019年4月11日の記事(https://www.kobe-np.co.jp/news/awaji/201904/0012229981.shtml)

私自身、カレンデュラをハーブティーへ取り入れたり、インフューズドオイル(浸出油剤:植物油を使ってハーブの脂溶成分を抽出し、外用で利用)として使ったりすることがあります。

市販の商品でも外用のものがよく売られているので、妻へ買ったりすることがあります。

このカレンデュラが、兵庫県淡路市の特産だったことをはじめて知りました。

上記の記事の内容を見ると、ここ数年で、カレンデュラの様々な利用用途が徐々に認識されてきているため、廣田農園へ訪れる人が増えてきており、それに伴い、摘み取り体験を開始したり、有名講師が訪れたり、農園の可能性に広がりが出てきていることを感じさせてくれます。

今年の6月1日に淡路市で開催されるハーブサミットに行く予定なのですが、カレンデュラのピークはすでに終わってしまっているので今年は見ることができないですが、この廣田農園には必ず行ってみたいです。

廣田農園の情報

※淡路市のカレンデュラ栽培の歴史等についての詳細な情報が記載されています。

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