ホテルに香りを提案する専門会社『ゴタス(Gotas)』とは

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ここ数年、精油を用いた『香り』のビジネスが徐々に大きくなり始めていることは過去の記事で何回か取り上げてきました。

トレンドを見極める上で、「香り」+「空間」という視点で見ていくと状況を整理しやすいため、そういう視点で見てきました。

<過去の参考記事>
車業界はじめ、「アロマ」+「(新たな)空間」の市場が大きく動き始めているようです

青山フラワーマーケットを運営するパーク・コーポレーションが展開する”香り”を用いた『働き方改革』

ラベンダー等の花のエネルギーを五感で感じることのできるホテルが名古屋に12月15日オープンするようです

過去記事の最後の「香り」+「ホテル」について、動きが活発化している印象があります。有名な外資系ホテルでも期間限定で、ハーブ・アロマを体感できる環境を提供するというニュースも高頻度で目にするようになってきました。

この動きをみている中で、どうやら、ホテルを対象に「香り」を提案する専門会社があることがわかってきました。

そこはゴタス【Gotas】という沖縄にある会社です。どんな会社なのかチェックしてみたいと思います。

代表は、富田 唯さんで、1982年生まれのまだ若い女性の方です。大学卒業後にバーテンダーとして働く傍ら、アロマセラピストとしても働いていたそうで、2009年に創業とあります。20代で起業し、堅実に会社を成長させているので、やり手の女性社長という印象を持ちました。

こちらのゴタスのブログで、富田さんの写真と、創業時のエピソード、ゴタスの由来(ポルトガル語で「しずく」)が確認できます。ゴタスのアットホームな感じが伝わってきます。

※こちらの「スタッフ」のページのほうが、大きな写真を確認できました。

ホームページのトップページに「沖縄県外の施設 106か所に採用頂きました」(2018年2月14日現在)とあるので、大き目のオフィスを構えている会社かなと思ったら、先程のスタッフのページで、富田さん&とのさきさんの2名しか出てこないので、社員は2名ということでしょうか。自社は大きくせずに、パートナーと一緒に活動しているスタイルなのかもしれません。

で、ゴタスは何をしてくれる会社なのでしょうか。「サービス」ページで見てみたいと思います。纏めると以下の5点です。

1.香りの空間づくり
空間の、最初の印象を決める大切なポイントに「香り」をご提供します。「この場所はこの香り」と、はっきりとした意思表示をすることが重要です。お客様の記憶に残り続ける「香りの戦略」をご提案します。

2.ギフト
目に見えない香りを形にした「香りのギフト」をご提供します。オリジナルの香りで作ったアロマグッズやアメニティなど、「ここでしか買えない」魅力的で特別なギフトをご提案します。

3.香りのおしぼり
いつもと違う特別な時間の始まりに、香りのおしぼりをご提供します。レストランやホテルのラウンジなど、食事の側で強すぎる香りはNG。誰もが親しんだことのあるさりげない香りで、品良く演出します。

4.販売促進
焼きたてのパンや淹れたてのコーヒーの「香り」を使って、集客を促します。ショーケースからは感じることのできない香りを、意図的に使うことで「ちょっと寄っていこう」の反応へお客様を導きます。

5.消臭
気になる臭気を取り除きます。香りを被せるのではなく「無臭」にすることで、利用者の方をはじめスタッフや家族など、そこに関わる全ての人々が前向きに日々を過ごせるようサポートします。

 

個人的には、「4.販売促進」に注目しました。ゴタスのホームページにある『香りについて』に、それに関連する非常に面白いことが書いてありますのでご紹介します。

人の感情に訴える最も有効なツールは「香り」だと言われています

「人の感情に訴える最も有効なツールは「香り」だと言われています」

ある香りを嗅いだとたんに忘れていた記憶がふとよみがえる。
そんな経験をしたことはありませんか?
それは嗅覚が、脳の記憶や感情を司る部分に直接繋がっているからだと言われています。

何気なく道を歩いていると、
ふと、昔の恋人が使っていた香水と同じ香りが漂ってきました。

その瞬間、これまで考えていたこととは全く別の
過去の様々な思い出や感情、心の痛みまでもが押し寄せるように溢れてきます。
昔の記憶がほとんど強制的に目の前に現れるのです。

さえぎることのできない香りの影響がどれほど大きなパワーを持つか、
誰しも経験したことがあることでしょう。

忘れた記憶をよみがえらせることは、 忘れられない記憶を作ること。
これは五感の中で唯一、香りにしかできないとても面白い可能性

コーヒーショップの前で100ドルを貸してと言われたら

あるテレビ番組で紹介されていた事例です。
コーヒーの香りを嗅ぐと慈悲深くなるというデータがあるそうです。

アメリカのショッピングセンターで、
見知らぬ人に「1ドル貸してください」と言う実験が行われました。
場所は、コーヒーの香りが漂うエリアと、そうではないエリア。

その結果、コーヒーの香りが無い場所でお金を貸してくれたのは
声をかけたうちの2割の人でしたが、
コーヒーの香りが漂う場所では、なんと5割もの人が貸してくれたそうです。

さらに路上でお金を落とすという実験も行ったところ、
一般の路上とカフェの前とでは、カフェの前でお金を落とした方が
はるかに届ける人が多いという事が分りました。

どうやら私たちは、知らず知らずのうちに、香りの影響を受けて行動している様です。

毎日立ち寄るコンビニでも。
レジ横でコーヒーを売り始めたら募金額がアップしたという事例があります。

マーケティングにおける香りの役割

近年、マーケティングの領域でも香りは注目され、活用されています。

イギリスのTシャツ専門店では、
コットンの香りを店内に漂わせることで、消費者の購買意欲を高めています。

シンガポール航空では、
機内の香りと客室乗務員が使用する香水を同じものにすることで、
ブランドの一体感を高めるという取り組みをしています。

また、ラスベガスでは、カジノ内で香りを使用した週末とそうでない週末の
利用額を比べるという面白い実験を行いました。
その結果、香りを使用した週末はそうでない週末に比べて、
約45%の利用額の増加がみられました。
土曜日に関してだけ言うと、なんと約53%も増加していたそうです。

こうした研究から、香りが消費者の購買行動に大きく影響していることは一目瞭然です。

そんなつもりじゃなかったのに、パン屋さんから流れてくる
焼きたてのパンの香りに誘われて、思わずパンを買ってしまった!
なんていうのも、身近な例えの一つですね。

こういうことをしっかりと勉強されているゴタスに、香りを用いた販売戦略を任せたくなりますね。

最後に、ゴタスの日々の努力の結果として、導入実績というものがあるのですが、ホームページの「導入事例」のページに、106か所の導入実績のうち、97カ所の導入事例が載っています。

しかも、その一つ一つにちゃんと説明が丁寧に書かれています。

ゴタスはホームページを見ているだけでも、すごく応援したくなる気分になります。

沖縄旅行の際は、ゴタスの富田さんに会いに行き、色々とお話を伺ってみたいです。

ゴタスの情報

株式会社 Gotas
代表取締役 富田 唯
〒903-0825 沖縄県那覇市首里山川町1-80-301
TEL 098-943-0120
営業時間:09:00~18:00(定休日:土日)
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