全国ハーブサミット in 中芸 JAMHAバスツアー【牧野植物園 ”標本室~薬用植物区” -編】

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2年前(2019年)に、兵庫県淡路島で、全国ハーブサミットが開催された際、私の所属している日本メディカルハーブ協会(JAMHA)が主催したバスツアーに参加しました。

【過去記事:はじめて『全国ハーブサミット』へ参加してみて感じたこと】(2019年6月8日)

その企画、及び、参加者との交流が楽しく、その翌年の2020年に高知県の中芸地区で開催される予定になっていたハーブサミットの参加を楽しみにしていました。

しかしながら、コロナによって「ハーブサミット in 中芸」が2021年へ延期に。

そして2021にようやく通常通りのハーブサミットが開催されると思っていたのですが、コロナの終息に予想以上の時間がかかってしまい、今年のハーブサミットは全てオンラインでの開催へ変更。

それでも、JAMHAの中では葛藤はあったようなのですが、今回中芸地区のバスツアーを開催することになり、参加させていただきましたのでこれから数日間にわたりレポートをしていきたいと思います。

(結果として、私自身の中では今までのJAMHAツアーの中で最も記憶に残るものになりました)

10月30日の早朝、羽田空港から高知空港へ。快晴で富士山が綺麗でした。

高知空港へ到着後、ツアーの最初の訪問先である、高知県立牧野植物園へ向かいました。

植物好きの人にとっては知らない人はいないであろう、日本の植物分類学の父「牧野富太郎」氏の業績を称えるため、逝去の翌年の1958年に高知市の五台山に開園した、牧野植物園へ到着しました。

園内のマップは以下のリンクから確認できますが、見どころ満載の魅力溢れる植物園です。

入園早々驚いたのは、園内に植えている植物のほぼ全てにこのように丁寧な説明書きが付いていることです。これは植物好きにとって充実した時間を過ごす上で重要な要素だと思いました。
まず最初に、牧野植物園のJAMHA会員への計らいで、普段は解放することのない標本室へ案内頂きました。年間でも外部の人が入れるのは20人程度だそうです。非常に貴重な時間。。。
こちらはアルコール標本。牧野植物園としてグローバルな活動をしていることがわかります。
今現在、32万点の標本サンプルがあるそうで、年間1万点づつ追加されるペースだそうです。ここで働いている職員の方は本当に真面目な方が多く、牧野富太郎氏の精神をしっかりと受け継いでいることが伝わってきました。

標本室内の温度、湿度は緻密に調整し、標本にダメージを与えない工夫も随所に施されてました。なので人間にとっても標本室内はとても快適で、このような環境でお仕事をしている職員の方を羨ましく思いました。

標本室を出た後、川原園長の講義を聞くため、全面木造の気持ちのいい牧野富太郎記念館本館内を歩き会場へ向かいました。
川原園長の講義が始まりました。この時はまだ気づいていなかったのですが、右端に座っている方は、日本のアロマセラピーの第一人者の佐々木薫さんです。
川原先生の話は面白く、終始惹きこまれ、且つ、ジョークをたくさん散りばめられるので笑いが絶えませんでした。

あと、スライドの写真はありませんが、焼き肉屋の「トラジ」という名前は、韓国語で「キキョウ」を意味しているという話がありました。

キキョウの根は、韓国では漬物として食べるそうで、個人的にこの情報は嬉しいネタでした。

講義が終わったあと、川原園長にガイドをしていただきながらの薬用植物区の観察です。今振り返ると贅沢な時間でした。
これは、なんの植物かおわかりでしょうか。正解は👇です。
正解はタバコです。タバコってナス科だったことも初めて知り感動! 学名(Nicotiana tabacum)にもニコチンの名称が入っていますね。
こちらは藍染に使われるアイ(藍)。徳島県で藍染が盛んだという園長のお話がありました。
太田胃散に含まれているニガキ。
柑橘唯一の日本固有種「タチバナ」

【関連記事:柑橘唯一の日本固有種「タチバナ」を使い、静岡県・沼津の調香師が地域おこし】(2021年6月25日)

 

西日本の柏餅に使われるサルトリイバラ。東日本と西日本で柏餅に使われる葉が異なっていたことに衝撃を受けました。
ヒキオコシ=延命草のことです。

以下のリンクの写真を見ると分かりやすいです。ヒキオコシの名前の由来の記載もあります。

こちらは生薬として有名なオウゴン(コガネバナ)です。

薬用植物区にある植物の数%しか取り上げていませんが、ここで薬用植物区について切り上げたいと思います。

薬用植物区の観察のあと、楽しみにしていたハーブランチタイムです。

明日へ続く。

高知県立牧野植物園の情報

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