「香りを楽しむ本質とは何なのか?」 についての気づき

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昨年の春から夏にかけて、ちょうどコロナにより完全な在宅勤務に突入していた時期でもあったので、部屋の中で気持ちをリフレッシュ/リラックスしたり、仕事のパフォーマンスを上げる為のアロマを紹介する記事を多めに取り上げていました。

【参考記事:AEAJ(日本アロマ環境協会)が公開している「在宅勤務でのアロマ活用法」について】(2020年5月15日)

在宅勤務でアロマを楽しみ始めた頃は、非常に刺激があり、仕事中に高い頻度で香りを楽しんでいました。しかしながら、ほぼ完全在宅勤務が1年以上続いてくると、部屋の中でアロマを楽しむという行為の刺激が少しずつ薄くなってきていることに気付きました。

過去1年以上の在宅勤務における精油の香りに対する感覚の変遷を俯瞰してみているときに、以下の記事を読みました。

この内容を見たときに、「香りを楽しむ本質」が自分の中で少し見えたように思いましたので取り上げたいと思います。

麦とジャスミンが奏でる意外なハーモニー、炭酸割り専用焼酎「香る大隅〈麦とジャスミン〉」新発売

飲食店限定で提供されていたサントリーの焼酎「大隅 OSUMI〈麦〉」(1320円/税込)が、今春より一般発売を開始。さらに新たなフレーバーとして「香る大隅〈麦とジャスミン〉」(1320円/税込)が登場しました。最大の特徴は、炭酸割り専用であるということです。

↑4月6日に発売となった「香る大隅〈麦とジャスミン〉」。720mlで1320円(税込)、アルコール度数は25%で、炭酸で割る飲み方が推奨されています

そこで筆者が参加した、オンライン説明会で聞いた商品特徴や開発の狙いを紹介するとともに、実際に飲んだ味わいのレポートをしていきます。

家飲みでは瓶酒を飲む人が増えている

「大隅 OSUMI」は鹿児島・大隅半島で2004年に設立され、2014年にサントリーの子会社となった「大隅酒造」が仕込みや蒸溜を担当。飲食店において焼酎はビールの次に飲まれているカテゴリーであるという市場データを背景に、2019年に誕生しました。

↑最初にデビューしたのは、芋焼酎の「大隅 OSUMI〈芋〉」。その後「大隅 OSUMI〈麦〉」が仲間入り

焼酎は製法などによって甲類と乙類(本格焼酎)のほか、双方をブレンドした混和焼酎の3カテゴリーがあり、「大隅 OSUMI」は乙類にあたります。ブランドに共通する味の特徴は、洋酒のリーディングカンパニーであるサントリーとのシナジーから生み出された「香り厳選蒸溜」という独自の製法による、甘くフルーティなアロマ。新作にもしっかりと受け継がれています。(「香り厳選蒸溜」について詳しくはこちら)

↑説明会の資料より、「香り厳選蒸溜」の特徴

 

新作の発売背景には、家飲みシーンの増加に伴う瓶酒のニーズ拡大と、炭酸割りの需要増があるとか。家で飲む機会が増えたため、より贅沢感のあるものを飲みたい気持ちから瓶酒を手に取る機会も増加。また、コロナ禍によるストレスをリフレッシュさせたいマインドから、炭酸割りのニーズが拡大したという調査結果により、「香る大隅〈麦とジャスミン〉」を開発するに至ったそうです。

↑家飲みにおける無糖炭酸水の使用頻度は近年で右肩上がり。焼酎ユーザーの炭酸割りも、まだまだ拡大する可能性があるとのこと

なお、「香る大隅〈麦とジャスミン〉」の一般販売に伴い、飲食店限定だった麦焼酎の「大隅 OSUMI〈麦〉」を、720ml瓶の新容量パッケージで家庭向けに発売。飲食店では900ml瓶仕様だったものを、家庭用として手に取りやすいサイズになっています。

↑720mlで一般発売となる「大隅 OSUMI〈麦〉」。「香る大隅〈麦とジャスミン〉」と同じ1320円(税込)で、アルコール度数は25%です

ということで、「香る大隅〈麦とジャスミン〉」と「大隅 OSUMI〈麦〉」を、それぞれを飲んでいきましょう。

麦×ジャスミンがここまで合うとは驚きだ!

↑まずは「香る大隅〈麦とジャスミン〉」から。あえてストレートで

そのままグラスに注いで味わってみると、繊細で清らかなテイスト。香りがじんわりと広がりますが、これを炭酸で割ることによって、よりいっそう香りを感じることができるのでしょう。

↑それぞれの裏ラベル。「香る大隅〈麦とジャスミン〉」は焼酎1に対して炭酸水3がオススメとのことで、割って飲むことに

炭酸で割ると、上品で爽やかなフレーバーが鼻孔をくすぐります。香りは最初に麦が来て、その後ジャスミンが広がり両者が調和していくニュアンス。麦にジャスミン茶葉という組み合わせは想像できませんでしたが、ここまで合うとは驚きです。

↑麦の穀物感とジャスミン茶葉のふくよかさが好バランス。炭酸の爽やかな刺激も心地よく、スイスイいける飲みやすさです

説明会では、なぜいくつもの素材があるなかでジャスミンを選んだのかを聞きました。すると、レモン、梅、緑茶など様々な食材を試した中で一番麦焼酎にマッチしたのがジャスミンだったから。販売前の消費者テストでも、ジャスミンが最も好評だったそうです。

次は「大隅 OSUMI〈麦〉」を、まずはひと口。こちらは、バナナを思わせるフルーティな香りとキレのある後口の両立が特徴。ストレートでも、甘く華やかな風味が印象的でした。

↑麦らしさがありながらも、麦チョコのようなどっしり系の香ばしいタイプではなく、ライトで爽やかな方向性。新しさを感じます

飲み方のアレンジはロックで試してみました。バナナ香は小麦由来の白ビールでもよく語られるフレーバーですが、「大隅 OSUMI〈麦〉」の感じ方はやや違います。焼酎らしいキリッとしたタッチに麦の甘味が加わり、そのうえでバナナのブライトなフルーティさが寄り添うニュアンス。
↑加水が進むと香りがより広がり、りんごやサイダーのような爽快感あふれるフレーバーも。水割りや炭酸割りも合うでしょう

どちらも新時代の焼酎であることを感じさせる、香りが個性的ながらスイスイ飲みやすい味わいだと思いました。飲み方が多彩なうえ、和食を中心に料理とよく合い、常温保存もできる扱いやすさが焼酎の魅力でもあります。焼酎好きの人はもちろん、入門としてもオススメなのでぜひお試しを。

 

※GetNaviwebの2021年5月22日の記事(https://getnavi.jp/cuisine/603516/)より抜粋

この内容を見たときに、「”香り”というのは、体験の中の一つの構成要素」であることと、「”香り”は、他の要素とのセットで生きてくる」という気付きがありました。

料理でハーブを使うときも、ほのかにハーブの香りがするから、料理全体が生き、ハーブも生かされる、ということです。

冒頭で取り上げた、”毎日、同じ環境、同じ条件化で、精油の香りを嗅ぐ”という行為は、(精油の種類を変えたとしても)情報内容の変動範囲が狭いので、脳での刺激は薄くなり、リフレッシュ/リラックス効果も低下していくという仮説を自分の中で持つことにしました。

あと、在宅勤務がスタートしたての頃は、在宅勤務自体も刺激になっていた可能性も高いです。体験というのは常に相対性を持っているのでなかなか特定はしにくいですね。。。

上記の仮説を持ちながら、しばらくアロマ関連の情報に触れていきたいと思います。

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