今までの人生で、岐阜県を電車で通り過ぎることはあっても、その地に降り立った経験がないため、今最も行ってみたい県の一つです。
特に、岐阜県飛騨市は、薬草で町おこしをしている動きもあるのでゆっくりとハーブ巡りをしたいと思っています。
【過去の参考記事:薬草体験施設「ひだ森のめぐみ」が、岐阜県飛騨市にオープン。県ごとの取り組みが明確になってきたように感じます。】(2019年10月24日)
あとは、昨年立ち上がった「GIFU ROSE PROJECT」(岐阜バラプロジェクト)の動向も非常に気になります。
【過去の参考記事:岐阜のバラ文化を発信する「GIFU ROSE PROJECT(岐阜ローズプロジェクト)」とは】(2020年11月7日)
さらに、岐阜県可児市の花フェスタ公園内の「ターシャの庭」も行きたいと思っていたのですが、先程確認すると、2020年11月8日(日)に営業を終了していました。残念!
今日は、今年か来年にハーブ巡りをしようと思っている岐阜県飛騨市の旅行記を取り上げたいと思います。個人的にありがたい情報が満載でした。
薬草パワーでキレイになる!癒しと絶景のリフレッシュ飛騨女子旅
1日目【飛騨高山・飛騨古川エリア】
12:00
「高山の古い町並」で食べ歩き&レトロな町さんぽ
飛騨高山観光の定番・古い町並は、テイクアウトグルメや町家カフェが集まる人気のスポット。レトロで風情豊かな町並は、格子の連なる軒下に用水路が流れ、造り酒屋には杉の葉を玉にした「酒ばやし」が下がり情緒いっぱい。都会の喧騒から離れ癒されること間違いなしです!
JR高山駅から東へ5分ほど歩くと、宮川を超えたあたりに古い町並が残る3筋の通りがあり、通称「さんまち通り」と呼びます。まるで江戸時代にタイムスリップしたような雰囲気の町並を眺めたり、ショッピングやグルメを楽しんだり、思い思いの時間を過ごして。
こって牛(飛騨牛にぎり)
食べ歩きグルメのおすすめ飛騨牛にぎり。「飛騨牛3種盛り」(1000円)は、最高5等級の希少部位をミディアムレアステーキにした飛騨牛を握り、オリジナルの煮切り醤油やイタリア産の岩塩などで味わいます。シャリはもちもち感が絶品の飛騨産のひとめぼれを使用。皿の代わりには、あおさ入りの手焼きせんべいを使い、皿までおいしく味わえてエコ!
■飛騨こって牛
住所:岐阜県高山市上三之町34
TEL:0577-37-7733
営業時間:10~17時
定休日:無休13:30
古川の古民家を改装したモノづくりカフェ「FabCafe Hida」でランチタイム
「FabCafe Hida」は、かつて酒蔵や木工アトリエとして栄えた築100年の古民家を改装したカフェ。飛騨地方に自生する広葉樹や地元食材を使った、里山の恵みを感じるメニューが豊富なんです!
木工工房も併設していて、飛騨特産の広葉樹木材を3Dプリンターやレーザーカッターなどで加工できます。飛騨の木材を使って自分だけのオリジナルの箸やフォトブロックなどを作ることができるワークショップも人気です。「くろもじミルクティー」(560円)は、飛騨で自生する”くろもじ”を乾燥させたお茶をベースに、くろもじの葉と飛騨古川の牛乳屋さん「牧成舎」の濃厚なミルクを合わせたスペシャルドリンク。くろもじ茶には冷え性予防や便秘改善、香りにはリラックス効果があると言われています。
ミルクティーといただくのは、FabCafe Hidaの定番人気メニュー「ひだカヌレ」(310円)。「牧成舎」の牛乳をたっぷり使用した濃厚な味わいが楽しめます。くろもじの枝とコロンビアコーヒーを手回し焙煎で中煎りした「くろもじコーヒー」(550円)は、コロンビアコーヒーとくろもじが調和した深いコクと香りを楽しめます。
ハヤシライスやベーグルサンドなどの食事メニューもあるのでランチ利用にもぴったり!
お店おすすめの「飛騨産トマトとしいたけをたっぷり使った特製林ライス」(950円)は、全国出荷量を誇る飛騨のトマトと、炒めることで甘みと旨みを出す飛騨玉ねぎ、肉厚でジューシーなしいたけを使い、極上の飛騨牛を入れてじっくり煮込んだ自慢の一品。お米も飛騨産にこだわっています。■FabCafe Hida
住所:岐阜県飛騨市古川町弐之町6-17
TEL:0577-57-7686
営業時間:10~17時
定休日:水曜14:30
「ひだ森のめぐみ」の薬草ワークショップで世界にひとつのお土産作り
薬草体験施設「ひだ森のめぐみ」。ここでは飛騨地方の薬草を中心に使ったさまざまなワークショップを常時実施しています。今回は、SNS映えすると話題の「薬草七味づくり」を体験してみました。
薬草七味づくりで使える薬草や乾燥食材などはなんと16種類!薬味の定番・山椒や唐辛子のほか、チンピ、トウキ、クロモジといった薬草や、ムラサキ芋やトマトなど野菜のパウダーも。それぞれの特徴を聞いてから、自分好みの薬草パウダーをチョイスし、瓶に好きなようにスプーンで流し込み配合していきます。色で楽しんでも、味に重きをおいても…。
カラフルな層がとってもかわいい「薬草七味」のマイボトルが完成です。味は帰宅してからのお楽しみ!使うときはよく振って混ぜ合わせて、鍋や麺類に入れたり、トーストやヨーグルトにかけたりしてもおいしく味わえます。
ストレス、肩こり、疲れ目、アレルギーなど、気になる症状を伝えると、それに合わせてお茶をブレンドして試飲できるサービスも。七味で使わなかった薬草についても、薬草に詳しいスタッフの方にどんどん質問してみて。
■ひだ森のめぐみ
住所:岐阜県飛騨市古川町弐之町6-7
TEL:0577₋73-3400
営業時間:10~16時
定休日:無休(年末年始を除く)16:00
「Slow Time」の薬草酵素温浴で体の芯からポッカポカ
薬草体験を楽しんだら、次は薬草の酵素温浴へ!
宿泊する宿「SATOYAMA STAY」には温泉がないので、薬草の酵素温浴で体をぽかぽかに。ヒノキのおかくずとクスノキと米ぬか、そして古川の里山で自生する「クロモジ」を乾燥させて砂のような粉末にした酵素温浴は、体の芯から温まります。香りもよくて森林浴のような効果が期待できるんです。米ぬかの酵素風呂とは違い、「Slow Time」の薬草酵素風呂はヒノキ・クスノキ・米ぬか・薬草を使用することによって、電気で温めるのではなく自然の力で熱を作り出します。薬草は飛騨のクロモジやシナモン、ショウブ根など10種類の植物をブレンドしたもの。30分横になるだけで、血流とリンパの流れを活性化させ、体内の老廃物や塩分を汗と一緒に追い出します。
じんわり体に優しい温度で、温浴後は冷めることなく温かさが持続します。うつぶせ、あおむけ、それぞれ15分ずつ。酵素風呂に入ると温度がさらに上がってきますが、人によって熱くなる部位が異なるよう。お尻や太もも、手と足の先が熱くなり、顔から噴き出る汗が止まりませんでした。なんとか最後まで入れたものの、5分でギブアップする人や、気持ちよくて時間を忘れて熟睡する人もいるとか。大量の汗をかいたことで、体内の老廃物がデトックスできすっきり!肌もツヤツヤに!
■Slow Time
住所:岐阜県飛騨市古川町幸栄町13-8
TEL:0120-78-2340
営業時間:10~16時(最終受付15時)、土曜 10時~18時30分(最終受付 17時30分)
定休日:日・月曜17:30
地元の郷土料理に舌鼓!夕食はお部屋派?地元のお店派?
夕食候補その1_老舗お惣菜屋さんで郷土料理をテイクアウト!「おかずや山本」
お母さんと息子さん2人で営む老舗のお惣菜屋さんで夕食をテイクアウト!ころいも煮やねずし(鯖入り)、こも豆腐、大根なますなど飛騨の郷土料理から、毎日売り切れ必至のごぼうの天ぷら、から揚げ、肝煮など数えきれないくらいのお惣菜が並び、どれにしようか迷ってしまいそう。量り売りで購入できるのも魅力です。17時には店前の通りに「やまもと渋滞」ができるほど、地元でも人気の老舗惣菜店です。
今回、夕食用に購入したのは、こも豆腐、ひめたけ、ころいも煮、大根なます、ねずし(鯖入り)、から揚げ、ごぼうの天ぷら、かぼちゃ煮の8種類。こんなに買っても1200円ほど!せっかくなので飛騨の郷土料理を中心に選んでみました。
蒲酒造場と渡辺酒造店の、古川の2軒の造り酒屋さんの日本酒と一緒に、飛騨づくしのお惣菜パーティーを楽しみます。■おかずや山本
住所:岐阜県飛騨市古川町弐之町11-34
TEL:0577-73-3688
営業時間:9~19時
定休日:日曜夕食候補その2_地元民御用達のお店でワインとともに美食を堪能「Shinanoya」
古川滞在ではぜひローカル気分を味わって!夕食は地元民ご用達のお店に行くのがおすすめです。
創業約80年の「Shinanoya」は、ワインと欧風料理が楽しめるお店。現在は3代目シェフが作るスペイン、スイス、イタリアなどヨーロッパのおしゃれな郷土料理や、赤ちょうちんの和食店だった先代から受け継がれたメニューが味わえます。暖炉がある温かみのある店内は、カウンターをメインに座敷や2階もあるのでいろいろなシーンで使えます。
シェフが各地のワイナリーでテイスティングしてセレクトした国産ワインも充実。セラーに並ぶワインと料理のマリアージュを楽しんで!オーナー自慢の「イベリコ・セボ」の生ハムは、手切りスライスで提供してくれます。あっさりとした味わいながら、噛めば噛むほど甘みとコクが口の中で広がります。
寒冷地ならではの冬の甘い飛騨ネギを使った薄焼きの「ネギ味噌ピザ」。味噌が効いた和風の味わいなので古川の蔵酒と合わせるのもおすすめ!先代からの人気メニューのほか、飛騨牛やえごまなどを使った飛騨地方ならではの料理も味わうことができます。地元の人との会話を楽しみながら、この地域ならではのおいしさをぜひ堪能したいですね。
■Shinanoya
住所:岐阜県飛騨市古川町金森町11-24
TEL:0577-73-2447
営業時間:17時30分~23時
定休日:日曜19:00
古川の街に溶け込む古民家「SATOYAMA STAY」で宿泊
宿泊場所は、飛騨古川に誕生した宿「SATOYAMA STAY」。街並みに溶け込むように古民家風に建てた母屋と築120年の蔵を再利用した離れを備える「NINO-MACHI」と、和風スナックとして親しまれていた築80年の木造建物をリノベーションした「TONO-MACHI」の2つの宿があります。
今回は「NINO-MACHI」に宿泊!レトロで落ち着きのある古民家宿で、調度品はすべて自然素材。飛騨家具や山中和紙を使ったものなど地元にこだわったインテリアを楽しみながら、飛騨古川の町家暮らしを体験できます。
「NINO-MACHI」の1室。梁のデザインにこだわった天井を張らない設計で、低い家具がより部屋の広さを引き立てています。天気がいい日はテラスでゆったり過ごせます。
キッチンスペースから外へ出た場所にある部屋「離れ(蔵)」は築120年の蔵を再利用。2階建てで、1階は布団を敷いて寝ることもできる蔵座敷とバス、トイレ、2階は広いリビングにシングルベッドが2つのゆったりとしたお部屋です。
■SATOYAMA STAY NINO-MACHI
住所:岐阜県飛騨市古川町弐之町11-32
TEL:0577-73-5715
E-mail:reservation@satoyama-experience.com
チェックイン:15時~
チェックアウト:~11時
料金:#201 1万9000円、#202 1万8000円、#203 1万7000円、離れ(蔵)2万円 (2名1室利用時の1名あたりの料金)2日目【神岡・奥飛騨温泉エリア】
11:00
廃線レールを自転車で爽快に!「ガッタンゴー(渓谷コース)」
2日目は飛騨古川から車で40分の神岡エリアへ!
旧神岡鉄道の廃線レールを自転車で駆け抜けるアクティビティ「ガッタンゴー」。2台の自転車をフレームに固定したレールバイクで、コースの絶景を楽しみながら心地よい汗をかけます。
「ガッタン」「ゴットン」。レールの継ぎ目の音と振動を感じながら、山や渓谷を颯爽と走り抜けます。途中にはトンネルや橋梁もありスリル満点!
漆山駅から二ツ屋トンネルまでの往復6.6kmの道のりで渓谷沿いを走り、絶叫ポイントも多い「渓谷コース」。小学生以上が対象です。全年齢向けの「まちなかコース」もあり、桜や新緑、紅葉など季節で移り替わる景色も楽しみのひとつです。絶景を満喫しながら、大自然の中で爽快なレールバイクを体験してみませんか?
■レールマウンテンバイク Gattan GO!! (渓谷コース)
住所:岐阜県飛騨市神岡町西漆山
TEL:090-7020-5852
営業時間:10時15分~14時30分の1日4便、土・日曜は9時~15時45分の1日6便(10・11月は~14時30分までの1日5便)
定休日:水曜、11月下旬~4月初旬は休業
料金:5200円/1車両14:00
「新穂高ロープウェイ」から眺める北アルプスの大パノラマに圧巻!
標高2156mの雲上へと運んでくれる「新穂高ロープウェイ」。笠ヶ岳、槍ヶ岳、西穂高岳、焼岳など北アルプスの山々の雄大な大パノラマを楽しめます。
そんな「新穂高ロープウェイ」が2020年7月にリニューアル!北アルプスの絶景が見渡せる、日本で唯一の2階建てゴンドラから四季それぞれの美しい景色を眺められます。乗り換え駅にはお土産やグルメも。なかでも、しらかば平駅の2階にあるベーカリーショップが人気で、焼き立てのクロワッサンや高原牛乳がおいしいと評判。飛騨牛コロッケや飛騨牛串などの軽食コーナーもあるので昼食は乗り換え駅で!
西穂高口駅の5階「カフェ・ピークス」に新登場した「頂限定もこもこソフトクリーム」(500円)も大人気!濃厚できめ細やかなもこもこソフトを目当てに訪れる人も続出です!16:00
「平湯温泉」の立ち寄り湯で旅の疲れを癒そう
奥飛騨温泉郷に来たら外せないのが温泉!交通の起点でもある平湯温泉エリアには、無料で立ち寄れる足湯や公共の湯も充実しています。アクティビティを思いっきり楽しんだ後は、温泉で疲れた体を癒しましょう♩
1万5000坪の広大な敷地の中に男女合わせて16カ所の露天風呂が点在する森林浴の宿「ひらゆの森」。毎分7500ℓ以上こんこんと湧く源泉かけ流しの湯は、湯船によって濁り方も異なります。豊かな自然の中で湯めぐりをしながら、好みの湯を見つけてゆったりリフレッシュして!平湯バスターミナルから歩いて3分のところには無料で利用できる足湯もあり、バス待ちの時間や散策途中にひと休みできます。平湯の温泉は、足を少しつかるだけでも体の芯からぽっかぽかに。
Text:鈴木亜里子
Photo :上野英和
●撮影時のみマスクを外しています。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。※るるぶ&MOREの2021年3月23日の記事(https://rurubu.jp/andmore/article/13395)より抜粋
飛騨の魅力が存分に伝わる記事です。
私にとっては1日目の、「FabCafe Hida」「ひだ森のめぐみ」「Slow Time」の3点セットは絶対に外せないと思いました。
引き続き、岐阜県の情報は収集していきたいと思います。