水戸黄門とハーブとの深い関係。江戸時代の『救民妙薬』のプロデューサーは水戸黄門だった。

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昔、ずーっとTBSで水戸黄門のドラマが流れていた時に、ストーリーの構成がワンパターン過ぎるのが個人的には飽きてしまい、1回の放映分(約50分くらい)を全てみた覚えというのがありません。

なので、水戸黄門の(テレビ上の)キャラクター的なことは認識出来ていても、どのようなことをした人のなのかについて関心を持って調べたことがありませんでした。

つい最近、武田鉄矢さんが水戸黄門に抜擢され、新バージョンのドラマが放映されるという広告を見て、ちょっと見てみようかな、、と思っていたくらいです。

まあ、水戸黄門に対する興味はそれほど低かったということです。

そんな中、先週末本屋さんで立ち読みしていたときに、以前記事で紹介した「水戸 養命酒薬用ハーブ園」の園長の西川綾子さんの対談が出ていて、水戸黄門(徳川光圀公)とハーブとのつながりを話しているのを見て、俄然黄門様に興味が沸きました。

以前、「水戸 養命酒薬用ハーブ園」のことを取り上げた記事は以下です。

家に帰ってきて調べてみると、薬用養命酒が発行している「元気通信(養命酒ライフスタイルマガジン)」という媒体があり、その中に水戸黄門(徳川光圀公)とハーブとのつながりについて説明がされていました。記事のパーツごとに見ていきたいとおもいます。

水戸黄門は「医食同源」を自ら実践!
「水戸黄門」の呼び名で知られる、水戸藩第二代藩主・徳川光圀(とくがわ みつくに:1628~1700年)は、医学への関心が非常に高く、水戸藩の医学の礎を築きました。彼は日々の食事が病気予防につながるという思想「医食同源」を奨励し、自らも和食の基本である「一汁三菜」を基本に、季節の野菜を積極的に摂り入れていたといわれています。そして人生50年といわれた江戸時代に73歳の長寿をまっとうしました。

水戸藩の医学の基礎を築いた人と言うのは全く知りませんでした。こういうバックグラウンドを知ると、水戸黄門のドラマも違った視点で見れるようになって面白くなってくるかもです。あと、江戸時代の人生50年の時代に73歳まで生きたということは、現代に換算すると120歳近くですね。。

黄門様は薬草マニアだった?!
民間医療の普及に努めた黄門様は、方々の名医を水戸藩に招いて治療院を設置したり、内外のさまざまな薬の処方を集めた『奇方西山集(きほうせいざんしゅう)』を発刊しました。また、薬草研究にも非常に熱心でした。彼の伝記のひとつ『桃源遺事(とうげんいじ)』には、インド・ヒマラヤ原産の柑橘類「ブッシュカン(仏手柑)」や、地中海沿岸地方原産のハーブ「ルー(ヘンルーダ)」など、当時は珍しかった外国の植物を取り寄せていたという記載もあり、黄門様のマニアックさがうかがえます。

なんでしょう、、。この感覚。全く親近感を感じたことの無かった黄門様に非常に興味が沸いてきました。現代版のハーブ王子じゃないですか!

日本最古の家庭療法本『救民妙薬』とは?
民衆思いだった黄門様は、貧しい民が病になっても医者にかかれず、薬も得られないのを気にかけていました。そこで彼は水戸藩の医師に命じて、身近で入手しやすい薬草の処方を紹介した家庭療法の本『救民妙薬(きゅうみんみょうやく)』を1693年に発刊しました。手に取りやすいコンパクトなサイズの本には、397もの薬草の処方をはじめ、旅に携帯すべき薬や、無病延命の方法なども紹介されていました。現代医学では効きそうにない処方も見受けられますが、江戸時代の知恵と、黄門様の民への思いやりがぎゅっと詰まったこの本は、当時の大ベストセラーになりました。

救民妙薬(元気通信より)

以下のサイトに、救民妙薬の目次が出ていますね。

救民妙薬の目次の一部。興味深い項目が多いです

処方の仕方の詳細については、国立図書館のデジタルコレクションで一部見られました。

黒ゴマ、甘草、山査子、南天、シイタケ、葛、枇杷等の名前が普通に出てますね~。面白いのが伝わるのですが、項目の漢字が難しく、漢字に強くない私にとってはほとんど解読ができません。

Amazonで、救民妙薬を訳した本が出ていないか確認しましたが、無いようですね。。面白そうな内容だけに残念です。

「水戸 養命酒薬用ハーブ園」に行ってみることで、「救民妙薬」についてもっといろいろなことがわかってきそうです。

来年「水戸 養命酒薬用ハーブ園」に行ってみたいと思います。

今回、日本の中でのハーブの歴史については盲点だったことに気づいたので、今後ハーブを勉強していく上で視野を広げていくためのいい材料となる情報だと思います。

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